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お客さまの思いを、そのままの鮮度で。海外での動画作成ストーリーに密着!

数々の大企業に対して「コンサルティングxクリエイティブ」で領域不問の課題解決を行うJBA。でも「JBAって何屋さん?」と聞かれると、一言では答えにくいんです。そこで、実際のお客さまとの具体的なプロジェクトを通して、担当した社員は、何を考え、どんなことをしたのか。やりがいや苦悩や仕事観に至るまでをリアルにお伝えする「事例紹介」シリーズです。

今回お話を伺うのは、2015年入社の立尾彰子さんです。福岡県出身で、熊本大学工学部を卒業後新卒でJBAに入社された立尾さんは、一年目から大手企業の動画案件に携わってこられました。得意領域は映像とインタビューで、セミナーなども開催されています。趣味は映像鑑賞と旅行、食べログ高得点店舗めぐりという立尾さんに、ミャンマーでのある動画案件について聞かせていただきます。

ー「動画」に秘められた可能性

平山:ミャンマー出張お疲れさまでした!

立尾:ありがとうございます。人生で初のミャンマーでしたが、すべての体験が驚きと新鮮さに溢れていました。思ったより停電も起こらず、通信にも困ることはありませんでした。ITサービスも盛んで、今はすっかり有名になった「Grab」というUberのような配車サービスは、安いのに信用できる移動手段が手配できて、ミャンマーのIT受容性に感動しました。

平山:ミャンマーへは、何の取材のために訪問なさったのですか?

立尾:お客さまが、ミャンマーの学校で営業販売をしており、それについて取材しに行きました。世界の国々を複数を選定し、特に教育の観点から重点的にサポートする活動を行なっているお客さまは、ミャンマーの2020年の教育改革に向けたカリキュラムの見直しをチャンスと捉え、自社の高機能電卓を教育に取り入れてもらおうと学校へ営業をなさっているんです。自社のプロダクトが一国の教育を支える。そんな取り組みを動画に収めることが我々の仕事でした。

平山:その動画はテレビに放映したりするドキュメンタリーのようなものでしょうか?

立尾:イメージは近いです。今回は「他部署の理解」と「事業部間を越えた交流」を目的として制作する、イントラ の、つまり社内ページ用 の動画です。お客さまの依頼は、気軽に見ることのできる動画を通して、社内の様々な”ひと”にフォーカスし会社の取り組みを伝えたいというものでした。そして、大企業ならではの「こんな事業部あったんだ!」、「こんな面白い取り組みをしてたんだ!」という発見してもらい、従業員に会社をもっと知ってもらいたい、とお考えだったのです。近年、「セクショナリズム」と呼ばれる、部署の”鎖国”が引き起こす社内での目線・視座のズレが問題視されていますが、まさにこのお客さまの取り組みは、その打開策であるわけですね。

写真:カメラマンさんもロンジー(ミャンマーの民族衣装)を着用して現地に溶け込み撮影

ー「ここまでやるか」の制作活動

平山: JBAの動画づくりはどのように進むのですか?

立尾:まず、日本でお客さまと入念な打ち合わせをし、どう取材を進めるか決めます。普段は、取材前に簡単なヒアリングで深掘りする部分を決めて質問リストを用意したり、構成やロケーションの洗い出しなどをしますが、今回の案件は特殊でした。

平山:特殊?

立尾:はい。お客さまのミャンマー現地法人の担当者さまが突然辞めてしまって、渡航2週間前までこの取材が決行されるかわからなかったんです。なので、大雑把なスケジュール感しか決まっておらず、本当にギリギリで間に合わせる、超イレギュラー案件でしたね。

平山: 渡航2週間前となると、十分な共有は難しいですよね。

立尾:バンコクを経由してミャンマーまで行ったのですが、移動中の時間も担当者さまとのミーティングに費やし、なんとか滞在中の取材スケジュールを組んで。ギリギリのスケジュールでなんとか現地着時には取材を開始させられる状態を作りました。

平山:想像しただけで緊張感が走ります…。

立尾:JBAは、お客さまのために可能な限りのことをするというスタンスですので、普段からこういった緊急時の対応は身についています。本気でお客さまに感動を与えるクリエイティブを制作しよう思うと、苦ではありませんでした。

平山: JBAの合言葉、「ここまでやるか」ですね!具体的な一日の流れはどんな感じでしたか?

立尾:だいたい、朝は7:30にはロケハン (撮影場所探し) に入りました。JBAは社外に露出しないものでも絶対に手を抜かず、徹底的に理想に近づけるため環境構築します。ロケハンで撮影場所をきめてからは、担当者さまの業務前の朝8:30から30分という貴重な時間をいただいてインタビューシーンを撮影しました。その後、日中の担当者さまに密着取材。夕飯時もミーティングに付き合っていただき、その日のフィードバックや議論、そして次の日の動きを確認し、一日が終わりましたね。

平山:ハードスケジュールですね。観光する暇はなかったんですか?

立尾:もちろん、観光も仕事のうちです!(笑) 動画内には活躍する人や取り組みを写すだけでなく、必ず現地の”匂い”がわかるシーンを入れるのですが、そんな映像も観光中に撮影します。JBA考える動画の強みは、「ライブ感」です。視聴者を没頭させ、映像の中の体験を自分ごと化させることができるんですよね。あとは単純に、自分たちが現地の文化にどっぷりと浸かりこむことで、取材の質を上げるためでもあります。ミャンマーの現地の人の気持ちになろうと思っても立っているだけでは分かりません。ロンジーという民族衣装を着ての取材も行なっていました。こうすると、現地の人も心を開いてくださり、情報が集めやすくなるメリットもあるんですよ。


写真:ミャンマーらしい風景を撮影するために訪れた「シェンダゴン・パゴダ」(ミャンマーの寺院)

ー「本気」を伝える、船に乗ろう

平山: 今回の出張の中で、印象的だったエピソードを教えてください。

立尾:日中の密着取材で、学販担当者さまの「本気度」をゼロ距離で感じたことが一番印象に残っています。担当者さまが、ミャンマーの教育を変えようという思いで現地の権威ある先生と直接対談するシーンがありました。

対談の途中で、担当者さまから「話に集中するため取材を一旦やめてほしい」と言われた時、その本気を垣間見ました。インタビューが終わったあと、「すいません、いっぱいいっぱいで。」と涙されるのを見たとき、彼女の貴重なお時間をいただいて取材をさせていただいたことはもちろん、涙するほどのプレッシャーのもと、ミャンマーという異国の地で「一国の教育を自社製品で変える」という強い使命感を持たれているのを感じました。そこを曲げずに伝えなければならないと、案件への思いが一層強くなった瞬間でした。

平山:素晴らしい企画に携わっていらっしゃったんですね。

立尾:ありがとうございます。ただ、撮影だけでは決して満足しません。現地のリアルを伝えられる動画を制作して、その動画によってお客さまの組織をよりよくし、喜んでいただくことが我々の目的です。その過程で、撮影した映像と現地で感じた・聞いた1次情報のすべてを、そのままの鮮度で編集工程に乗せ、自社内で制作を完遂できるところが、JBAの良さだと思います。この映像の編集を外部の編集会社に委託してしまうと、関わった人すべての「本気」は少なからず薄れてしまうでしょう。けれど、JBAは社内で動画の撮影からディレクション、編集までを行うので、想いを途切れさせることなくアウトプットに落とし込めるんです。動画撮影の中でその想いが動画だけで伝わらないと思ったら、お客さまに別な方法を提案して、実行することもできる。

私たちはお客さまと同じ船に乗って、目的地まで船の到着を必ず見届けます。これはJBAでしかできないことだと、自信を持って言えます。

平山:【グローバル×映像制作】というテーマに加え、立尾さんの仕事への姿勢までお伺いすることができました。ありがとうございました。


写真:撮影場所や立ち位置を決めている様子

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