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飲食サブスクを通じて最高の顧客体験価値を提供したい。食のサブスク隊長として活躍する久野慶太の想いとは

こんにちは、広報の倉田です。

「好きを仕事に」するfavyメンバーにインタビューする「メンバー紹介」

今回は、全国の飲食店にサブスクを広める『食のサブスク隊長』久野慶太さんにお話を伺いました。

久野 慶太(Kuno Keita)

上智大学在学中よりfavyにインターンとして入社。マーケティング部で経験を積んだ後、現在は飲食店が使うサブスクプラットフォーム「favyサブスク」の事業部長を務める。

―現在の主なお仕事内容を教えてください。

favyのサービスの一つである「favyサブスク」に関わること全般を担当しています。

2018年の10月頃からサブスク関連のお仕事に関わるようになりました。主に、飲食店様のサブスク企画設計から提案、そしてプロダクトの機能設計など幅広く担当しています。

―favyが提供するサブスクリプションとはどういうものなのでしょうか。また、導入するメリットを教えてください。

「favyサブスク」は、飲食業界に特化したサブスクプラットフォームです。例えば「月額3,000円で来店時に毎回コーヒー1杯無料でもらえるサブスク」といったようなエンドユーザー向けにサブスクサービスを飲食店様が展開できる仕組みや、それに応じた顧客管理機能や分析ツールを一気通貫して提供しており、飲食店様に対してもサブスクリプションモデルでシステム提供しています。飲食店様にとって、一番簡単に導入できるツールです。

飲食店様が、サブスクを導入するメリットは3つあると思っています。

1つ目は、継続課金による会員売上を作れるということです。

通常、飲食店でのキャッシュポイントはご来店いただいたお客様からお食事代として金額をいただくという一箇所ですよね。

サブスクを導入することで継続的に副収入でお金が入ってくる仕組みが作れます。テイクアウトやデリバリーのモデルは増えていると思うんですが、都度お金をいただくモデルよりも、飲食店様にも継続的にお金が入ってくる仕組みを作ったほうがより安心できると思います。

2つ目は、リピートするお客様が自然とついてくることです。

月額、年額として会員費をお支払いいただくことで、顧客心理として「よりお得に利用したい」という気持ちが生まれ、何度も利用したいという気持ちになります。サブスクを導入した飲食店ほぼすべての店舗さんで、利用回数は増えることがわかっています。

3つ目は、個人に紐づくデジタルのデータを取得できることです。

通常の飲食店では個人情報の入力を求められることがないので、飲食店さんが個人に紐づくデジタルのデータを取ろうと思ってお客様に「個人情報を入力してください!」と言ってしまうと、多くの人は嫌がると思います。でも、サブスクであれば自然とユーザー登録する文脈ができるので、個人に紐づくデジタルのデータを取得し、サービスの改善やリマーケティングに活かすことができるようになります。

―飲食店を経営されている方がにとってデジタルを取り入れるのは少しハードルが高いかと思うのですが、なぜデータ化することが重要なのでしょうか。

デジタルのデータを活用することで、飲食店様が本当にやりたい接客や料理だけに集中できるようになるからです。

例えば、あるお店に来店した時に「前回〇〇のワイン飲まれてましたよね。今日は同じ銘柄の限定ワインを仕入れておいたので、ぜひ飲んでみませんか?」というように言われると嬉しいじゃないですか。あっ覚えてくれていたんだ!って。ただこういった体験の提供って結構属人的で、同じ人がシフトに入っていてお客様のことを覚えているときはできるんですが、シフトに入ってなかったり、そもそも忘れてしまっていると、当たり前ですが提供できないんです。

しかし、デジタルのデータがあればこういった体験の提供をあたかも偶然のように提供できるようになったりする。飲食店として一番重要なことは、お客様に向けて、どうやってより良い飲食体験を生み出すかだと思います。デジタルのデータがあればそういった飲食体験の提供も、もっとたくさんできるようになると考えているんですよね。

―そのデジタルのデータは、実際にどのようなことへ活かせるのですか?

1つ目は、お客様のLTV(その人が生涯お店に払ってくれる金額)を可視化できることです。サブスクをやっているとお客様の継続率や月の平均利用回数といった定量的なデータが得られるようになります。それらの数値の組み合わせでお客様ごとのLTVがわかるようになり、ECサイトと同じような水準のマーケティングを飲食店でも行えるようになります。

2つ目は、個人に紐づくデータが取れることによって、お客様ごとに最適な提案やコミュニケーションを取れるようになることです。例えば、いつもランチタイムにサブスクを利用している人には、ランチの新メニュー情報を配信したり、最近3ヶ月以内に来店いただけていないお客様にはスペシャルクーポンを配信したり、顧客一人ひとりに合わせたコミュニケーションやアクションが可能になります。

これまでのデジタルのデータは、年齢や性別など属性に関するデータが主流だったと思うのですが、これからは、属性データも見つつ顧客の行動ログなどの顧客個人に紐づくデータにより顧客中心のマーケティングを行うことができるんです。

導入事例はちらへ

今後favyのサブスクリプションサービスをどのようなものにしていきたいですか?

最高の顧客体験を提供するためのツールとして磨き続けていきたいと思っています。

入社してから6年ほど経ちますが、日々トライアンドエラーの積み重ねです。理系出身ということもあり、研究は得意な方かと思うので、毎日研究を積み重ねて、もっとよりよいプロダクトにできるようにしていきたいですね。

また、ゆくゆくは飲食店様以外にもサブスクを使っていただけるよう機能拡張しつつ、リアルとデジタルを融合し、DX時代におけるリアル店舗の価値を最大化できるようにしていきたいです。

―ありがとうございました!

今回は、「favyサブスク」の責任者である久野さんにお話を伺いました。もしfavyのサブスクサービスに興味を持ってくださった方は、こちらよりお気軽にお問い合わせください。

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