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こんにちは、採用広報の西木です。
freeeでは任意参加の勉強会が、多く開催されています。
今回は採用広報として知識を広げてみようと、 freee finance lab 代表の武地 が主催した「Fintech ビジネスの勉強会」に参加してみました。
社内のことや会社が行なっているビジネスに詳しくなると、新しいアイデアが湧いたり、書く記事にも深みが出るかもしれないと思ったからです。
会議室に行くと、集まったのは finance lab のメンバー以外にも、APIチーム・エンジニア・ビジネスサイドのメンバーなど様々。
終業後だったので、お酒(希望者)・ケンタッキー・ポップコーンなどを食べながら気軽に参加できるのもfreeeらしさかもしれません。
ここで、武地のプロフィールを紹介します。
武地健太(Kenta Takechi)
古都長岡京の出身。両親ともに税理士の会計一家に育つ。
京都大学卒業後、あずさ監査法人大阪事務所で会計監査や上場支援に携わる。
27歳で東京進出し、ボストン・コンサルティング・グループ入社。マネージャーとして、製造業・IT業を中心に、新規事業開発・中期経営計画策定・M&A支援等のコンサルティングに従事する傍ら、新人育成に情熱を傾ける。2016年にfreeeに参画。
ちなみに過去にもOKRの記事でWantedlyに登場してくれました。
今回のスライドの内容は、先日、武地が一橋大学で講演したときのもの。
テーマは「Fintechのビジネスモデル考察」。
社内で面白いと議題に上がったビジネスモデルを中心にまとめたそうです。
それを社内でも共有してくれました。
freeeの価値基準の一つである「あえて共有する」が、ここにも垣間見えますね。
スライドはこのように始まり、金融ビジネスやFintechの説明が始まりました。
武地
『金融の基本的なビジネスモデルは、調達・決済・運用などのサービスを提供し、その対価を金利や手数料として受け取ることです。Fintechはこうした金融ビジネスの延長であり、3つの類型で成長してきました。ざっくりいうと調達・運用のオンライン化、より利便性の高い「決済」サービス、そしてその両方です』
具体例として、オンライン証券・オンライン融資、オンライン保険・決済サービスのビジネスモデルも紹介してくれました。
日本だけではなく海外の事例もあったので、馴染みのない僕にとっては新鮮でした。
さらに話は、Fintech企業の分析にうつります。
(出典:KPMG「2018 fintech 100」)
Fintechの中でも、今いちばん勢いがあるのが決済サービスだと、武地は言います。
さらには既存金融機関とtechカンパニー、それぞれの強みを分析していきます。
★ techカンパニーが強いもの
・UX構築力
・継続的に顧客接点を持てるソフトウェアサービスの構築
★ 既存金融機関が強いもの
・資金調達力
・信用力
★ 相互補完関係になっているもの(techカンパニー - 既存金融機関)
・顧客獲得(オンライン - オフライン)
・スコアリング力(データポイント - ヒストリカルデータ )
・オペレーション力(自動化 - 人海戦術)
その分析を元に、techカンパニーが抑えるべき要素を説明してくれました。
分析では、色の濃い順に大事なものとなっています。
武地『中でも、継続的な顧客接点が最も大切だと僕は思います。そのためにはUX構築力が高い、つまりお客さんにとって使いやすいサービスが必要ですね。
また継続的な顧客接点は、それ自体が差別化要素であるとともに、収益性を担保し、グロース投資を生み出します。またデータの蓄積スピードが早く、事業開発の余地も広がります』
そこまで聞くと、以前Wantedlyに登場してくれたCFO・sumitoのSaaSビジネスの話と繋がりました。
そして最後の「事業開発の余地」というのが、freeeカードのリリースや、これからの finance lab でのサービス開発に繋がっていくのだなと思いました。
最後に、金融分野の変革ポテンシャルとしてモバイル決済サービス(〇〇payなど)・ファクタリングサービス・デジタル通帳などを紹介してくれ、スライドは終わりました。
正直、金融リテラシーの低い僕にとっては、知らないことだらけでした。
本来だと本やネットのニュースを自分で取捨選択して勉強しなければいけないところを、社内でこのような勉強会があることで、知識のベースラインが上がるのでありがたいなと思いました。
今日知ったことを生かして、採用広報として記事を書きたいと思います。
また再び勉強会に出席した時には、頭の中をまとめるためにも書いてみようと思います。
以上、「Fintech ビジネスの勉強会」のレポートでした。
会場で用意されていた素敵なポップコーンを添えて。