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こんにちは、freeeの原です。
今回も、前回の記事に引き続き、freeeオフィスで行われたベンチャー新卒女子座談会の様子をお届けします。
RettyやSansan、Wantedlyやfreeeなどベンチャー企業で働く4名の女性社員たちが、それぞれのキャリアについて語る記事の第2弾です。
写真左より:freee佐藤、Retty外村さん、Sansan溝野さん、Wantedly武藤さん
ーー今の会社に入社する前後でギャップってありましたか?
Wantedly武藤:ギャップは全くなかったですね。インターンから入社して、内定式も入社式もなく今に至るので、もう何にも変わらないです。
freee佐藤:内定式がないのってベンチャーあるあるですよね。
Retty外村:Rettyは内定式はなかったのですが、入社式はありました。あと「去年の入社式は全員で写真を撮っただけ」と聞いて、新卒みんなで会社を巻き込んだ持ち込み企画「裏入社式」もやりました。「一生に一度の入社式を、こんな形で終わらせたらいけない!」と思ったんです(笑)。実際の入社式は、去年と違っていて、朝から桜の木の下に集まって社員全員でお酒で乾杯するというお花見形式でした。それもすごく楽しかったのですが、入社式翌日の土曜日に「裏入社式をしたいので!」と代表 武田のスケジュールを朝6時から夜12時まで抑え、「一日で19軒食べ歩きをしたい」とお願いしました。
freee佐藤:19軒!いいなぁ。
Wantedly武藤:それはいわゆる大きい企業では出来ないことですよね。社長の方も連れて行って、食べ歩きお願いしますって。というよりきっとRettyさんだからこそ実現できたんでしょうね(笑)。にしても楽しそうな企画ですね!
Retty外村:はい、めちゃめちゃ楽しかったですね。社員のみんなも飛び入り参加してくれて、新卒4名+代表での食べ歩きだったはずの「裏入社式」が、最後は30名も集まっていました(笑)。
ーーRettyさんみたいに、新卒って「文化を作っていく」みたいなところがありますよね。社長とかマネージャーから「なんで新卒を採るのか」みたいなことを言われたことはあります?
Wantedly武藤:そうですね。代表の仲はCultureBookという本を作って社員に配布するほど文化を大切にしていまして。文化を作って次の代に伝えていくのが新卒の役目ということで、うちでは「新卒カルチャーランチ」という、仲と新卒メンバー全員でランチを食べながら会社のビジョンなどについて話す会を定期的にやっています。
freee佐藤:毎年新卒が入ってくるのが当たり前の会社だと、埋もれてしまって分からない、新卒が組織にいる意味みたいなことが、ベンチャーの場合だと浮き彫りになるのかもしれないですね。
Sansan溝野:新卒が会社の文化を作り、基盤になるメンバーであるという考えはSansanにもあると思います。新卒採用にはかなりこだわってますね。私自身、役員や中途で入って来たメンバーから、「新卒は会社を作って行くメンバーの中心だから、しっかりやれよ」みたいなことは、普通の会話の中で言われますね。
freee佐藤:うちも社長からは同じように「基盤を作っていこう」という話はされますね。今、会社が大きくなってきて、部署を超えた交流がもっと必要だよね、という話をよくするんです。今年の新卒13人は、いろんな部署に配属されていて、毎週金曜とかに飲み会で集まったりするなかで、各部署の話もたくさん聞けて。そういうのはすごく良いよね、って社長からは言われたりしてます。
ーーちなみに新卒でベンチャーに入ることについて、親御さんから反対されたりはしませんでしたか?
Wantedly武藤:そうですね、少し説得が必要でした。そもそもベンチャー企業に就職しようとしている時点で反対されていたのですが、Wantedlyについて理解してもらえれば「いける」と思い、代表 仲が執筆した本を読んでもらったり、仲が出演していたテレビ番組を観てもらったりしました。結果として、逆に応援してくれるようになりましたね。
freee佐藤:私の場合は、反対というよりも「大丈夫なの?」とすごい心配されました。わりと保守的な家なので、ベンチャーというのが何なのか、よくわからなかったみたいでした。事業内容や福利厚生がどうなのかというのも聞かれましたね。その辺は、大きな企業と同じようにきちんと福利厚生はあるよ、と。むしろ、freeeは夕飯無料だったり一般的な企業よりも良い環境だと思うから、想像しているような会社じゃ全然ないよ、ということを説明して、納得してもらいました。私自身決めたことはあまり変えないタイプなので、「頑張ります」とも伝えて。
Wantedly武藤:たしかに私もスタートアップやベンチャーは大手と違っていつ潰れるかも分からないし長期的に見ると心配だと言われましたね。もちろん大手も絶対に潰れないわけではないと思うんですけど(笑)。
ーー説得してまで、ベンチャーに行こうと思わせたものは何だったんでしょう?
Retty外村:これしかない、と思ったからじゃないですかね。
Sansan溝野:不安は、別になかったですね。自分に合っている自信があったので。何か言われたところで、誰かが責任取ってくれるわけでもないですし。私、大学時代から親の反対を押し切って休学してアフリカに行ったりしていたので、「ベンチャーに行く」と報告した時も、両親も「はいはい、頑張ってね」という感じでした。同期を見ても、自分で意思決定をして、自分でやりたいことをやってきている、というような人が多いかもしれないですね。
(第3弾へ続きます)