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楽天からfreeeへ。1万4000人中1位の凄腕コンサルタントがfreeeを選んだ理由

プロフィール

藤井浩平:

freee 個人モバイル事業本部 にてモバイル事業戦略を担当。

広告運用やアプリストア改善などの新規顧客獲得示施策から、プロダクト内のユーザー行動分析までモバイル事業全体を担当。

新卒で楽天株式会社に入社し、ECコンサルタントとして、上場企業の新規通販部門の立ち上げなど300店舗以上の販売戦略の立案・提案に関わり、2016年6月全社最優秀賞にあたる楽天賞MVPを受賞。16年夏にfreee株式会社に転職、個人事業主の会計を、スマホでラクにするべく日々奮闘中。

新卒で楽天に入社。3年目で全社最優秀賞を獲得

前職では楽天でECコンサルタントとして働いてました。楽天市場出店者への広告提案がメインの仕事なのですが、ただ提案するだけだけでは物は売れないので、日中は電話や訪問を行い、商品の特徴や在庫、利益率などお店の状況を細かくヒアリングしてました。

夜は競合や市場分析、サイトデザインやコーディング、SEOのコツなど販売に関わる全体の業務を勉強していました。3年目には有名な上場企業の楽天出店を担当することができ、立ち上げから半年で年商3億円まで拡大することができました。やったことは2つ、お店の人と信頼関係を築くこと、ECで売るための要素を極限まで最適化することです。

いきなり3億円を目指す提案をするのではなく、まずは広告以外のページデザイン、SEO、日別の市場動向、価格設定、お客さんへのレビュー対応など販売戦略に必要な要素を少しずつ準備していきます。売上が1%伸びる提案を100個実施する、という感じでしょうか。面倒なこともありますが、とにかく根気良く続けていき、3ヶ月目で一定の実績をつくり、店長さんとの信頼を築いていきます。そうしてお互いにちゃんと話ができる土台ができてはじめて、勝負をしましょうと提案を持ちかけ、4ヶ月目から一気に販促を増やし、売上を拡大することができました。

またこうした提案をする一方で、楽天市場のスマホサイトが見づらいことに課題を感じ、夜中にこっそりスマホのデザインを良くできないか実際のページをいじって研究をしてました。毎晩メモ帳にHTMLを書き並べ、先輩が担当する大手のお店にデザインを試してもらい、またコードを調整する。半年くらいかけてようやく簡易なデザインが完成し、普及活動を始めました。通販の勉強会や飲みの場、社内メールで全国の支社の同期に勧めるなどして、2年目の冬には全国のお店でスマホのデザインが変わっていくようになりました。

3年目の夏には、そうした多方面での活動と実績が評価され全社員1万4000人中1位である楽天賞 最優秀賞を受賞することができました。これは本当に嬉しかったです。当時、協力して頂いた店舗さん、上司、チームのメンバーには感謝してもしきれません。

転職のきっかけ。大企業での葛藤とfreeeを知るまで。

スマホのデザインは普及させた後も、もっと抜本的に楽天の仕組みを変えて価値を作りたい、エンドユーザーである購入者向けに企画を考えたい、という思いが日に日に強くなっていきました。

ただ、楽天はある種完成されたビジネスモデルだったので、大きな変革を行う立場になるにはそれなりに時間がかかります。それならば別の企業に行って、「いますぐ本当に価値のあるサービス・場を作り出す事業に関わろう」と思い立ち、転職活動を始めました。

もともと「広告収益のモデル」と「最低限の英語」を学びたくて楽天に入社していたので、力がついたら転職しようとは思っていました。職場の人も店長さんも非常に力強く優秀な人が多かったですが、決意してからの行動は早かったです。

freeeについては、新卒の頃から大型資金調達を行っているベンチャーとしてニュースで何度か見たことはありました。その後、職場の友人がfreeeに転職していたので、その時に「freeeという会社に転職するんだ」と聞いて名前をはっきり覚えた気がします。

なぜfreeeを選んだのか?

エージェントを通じて色々な会社をみましたが、freeeを選ぶ決め手となったのは「理念」「事業インパクト」でした。ユーザーに価値のあるサービスを作る!と掲げている企業はたくさんありますが、本当に体現できている企業はごく僅かだと思います。また体現できていたとしても、その価値を享受するユーザー数、その影響度が小さければ社会全体としてはあまり価値がないですよね。

一方でfreeeのユーザーは全国の中小企業や個人事業主と非常に幅広い、しかも会計だけではなく今後は人事労務や融資の即時化(横浜銀行との提携)など、応用すれば凄まじい価値が届けられるのでは、と思いました。

理念については、ネットの記事や経営メンバーの過去の経歴を1つずつ調べていきました。ユーザーを重視するGoogle出身者が初期に集まって作られたことを知り、価値を作るために型破りな手法で次々とサービスを形にしてるなと思い、会社の門を叩きました。見ていた企業は他にもありましたが、結局freee以外は1社も受けませんでした。

その後、運良く面接を通過し、freeeで働けることが決まりました。

そして転職後。戦略は自分で決めて、自分で実行する

事業戦略という職種は想像していた以上に裁量権(と責任)を任せられる環境だったので、入社当初は非常に焦りました。目標としての数字は決まっているものの、日々のルーチン業務やこれをやればだいたい達成できるといったセオリーは存在しません。

今日・今月何をするべきかは自分で考えて提案し、行動してく必要があります。広告の出稿先を探したり、ユーザーの行動を知るために自身でSQLを書いてアプリ内のデータを調べたり、時には自ら本を出版する、というように主体的な行動を求められます。一方で、その行動が結果としてリアルに跳ね返ってくるので、上手くいったときには非常にやりがいを感じられますね。

最後に一言お願いします

自分が転職する時は、本当に今・この会社へ転職がいいのか相当悩みました。夜中に家の周りをぐるぐる散歩してみたり、ベンチャー社長のインタビュー記事を読み漁って考えてみたり、先が見えないことへの不安はとても大きかったです。

ただ、人生は一度しかありません。やり直しも待ったもなく、時間は流れていきます。せっかくの人生、「自分がやりたいことはなにか?」「そのためには何をするべきか?」を考えて行動を積み重ねることが大事だと思います。


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