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こんにちは、採用広報の西木です。
freeeではフレックス制を敷いているほか、リモート業務・時短業務制度など「働き方freee」制度を設けて、まだお子さんが小さいお母さんでも働きやすい環境づくりを心がけています。代表の佐々木を筆頭に男性も育休を積極的に取る社風をメディアに取り上げられることも多いです。
当たり前ではありますが、これまで女性が育児をしながら働く姿を取り上げたものがなかったので、採用広報ではfreeeで働くママ企画を立ち上げ、定期的に働くママのリアルをレポートしようと考えました。
今回はその第一弾として、広報チームのallyのインタビューを掲載します。
プロフィール
浅井有美(あさいありみ)
愛媛県松山市出身。
リクルートコミュニケーションズでブライダルメディアのディレクター、イベント企画運営会社でプロデューサーを経てfreeeにジョイン。ニックネームはally(アリー)、現在はブランドコミュニケーションチームで広報を担当している。
2人の男の子(3歳と0歳)の母で、趣味は子どもとお風呂に入ること。
好きな食べ物と飲み物は、唐揚げとアイスクリームと白ワインと蕎麦湯。
ー前職は何をしていましたか?
企業のPRイベントやビジネスイベント、官公庁のコンベンションなどの企画運営をしていました。プロデューサーだったので、営業・予算組み・制作運営の統括を請け負っていました。
ー妊娠・出産・育休などを経て、freeeに入る経緯を教えてください。
2015年、第1子が生まれたあと、前職に時短復帰したんです。国内外への出張も多かったのですが、子供一人だとどうにかやってやれないことはなく、2年ほど頑張りました。
リモートワークの制度がない職場で、部署ではワーキングマザー第1号だったので、「後続の母にも良い環境をパスせなあかん!!」と使命感にかられました(笑)そして部長と社長に、母の1日のタイムラインをプレゼンしてリモートワーク権を手に入れました。
さらに会社の仕事だけでは飽き足らず、個人事業で興味のある仕事を始めたり、子供がいることが頑張るパワーの源にもなっていましたね。
ーめちゃくちゃパワフルですね!!そこから、どのようにfreeeへ?
2人目を妊娠したとき、つわりがひどくて、子育てをしながら仕事をするのが本当に辛かったんです。何度もくじけそうになって初めて「両手ふさがってしまってるやん!」って気づきました。そこで、2人目ができて今までのような働き方で仕事をするのは無理かもしれないと感じましたね。
産休に入った時に「今しかない」と思い、転職を考えはじめました。条件は2人の子供と共生でき、かつ情熱を傾けられる仕事でした。そのタイミングでたまたまfreee採用チームの吉村さんからスカウトメールで声をかけてもらったんです。
ーで、面接を?
はい。面接というより「1回話を聞いてみよう」みたいなテンションでしたけど。
行ってみると、働く母を支援する取り組み(リモート作業やベビーシッター制度)があると知って惹かれましたね。「働く時間が限られていても、キャリアを諦めなくてええんや!」と思いました。また『スモールビジネスを、世界の主役に。』というfreeeのミッションも面白いと感じました。
あと面接では、自分の過去のキャリアや能力の話よりも世間話やディベートのようなことが多く、人を見てくれてるんだなと感じました。だから、freeeに入ろうと。
ーfreeeでの仕事内容や働き方はどんな感じですか?
私は広報チームで、メディアとのリレーション構築・企画提案・情報発信・メッセージの設計・イベント企画など、PR&コミュニケーション周り全般を担当しています。働き方では、フレックスタイム制(コアタイムは11時〜16時)が本当に助かりますね。それにリモートもありがたいです。web会議などもよく使わせてもらいます。
また、ペーパーレスでどこでも仕事ができるのは、freeeに入ってみてすごいなと思いました。「印刷しに会社行かな」「この申請は会社でやらな」「ハンコがないから進められへん」などの制約が一切ないので、子どもの送り迎えの合間とかで1つの仕事を終わらせたり、時間を効率的に使えています。
それにキッズフレンドリーな雰囲気なので、子供を連れてくるといろんな人が遊んでくれるのは嬉しいですね。子どもも喜んでます。
ー出産前後で仕事の仕方は変わりましたか?
仕事の仕方は変わった、というより、変わらざるを得ないですね。第1子の出産後は「これまでと変わらないアウトプットができる方法」を考えて、効率をいかにあげるかを考え実践していました。大変な部分も多かったけど、自分の中では合格点を出していました。
それが第2子出産後は、時間の使い方でどうにかなる話じゃなくなった(笑)。そもそも「これまでと変わらないように」という考えを捨てないと、生活の変化に対応できなくなりました。そして「やらないことを決める」という考え方にシフトしました。
ーその意識改革はうまく行きましたか?
いや、考え方を変えようと思っても、行動に移すには時間がかかりました。新しい環境・初めての広報・日々のインプット、あれもこれも少しでもと、欲張って頑張ってしまっていました。「全部経験や〜」と思って飛びついていたら、本格的に体調を崩してしまい、1週間ほど休んでしまったんです。
休みを経て、ジャーマネの沢村さん・採用の吉村さんと面談した時に、どうしたら次こうならないか、どういう働き方をしたいかということを相談しました。
そこで改めて「やらないことは決めよう」ってなりました。23時とかになってパソコン開くのは不健全だし、違うって言われましたね。でもクリエイティブなことや企画を考えるには、まとまった時間が必要じゃないですか? そこで「腰を据えて考える時間も含めて、会社で完結できるようにしよう」と言われました。
ー今は、実現できてます?
freeeにはファミレス席・個室・クッション席など席が色々あるので、場所によって気分を変えることで集中して考えてます。考える時に篭るためのスペースも見つけました(笑)
ー自分の中での仕事に対する価値観(考え)の変化は?
仕事のやり方は変わったけれど、仕事に対する気持ちは変わってないんです。
「仕事が好き・人に出会う・社会に貢献する・繋がる・自分が成長する」というのが私の人生においてすごく大事な要素でした。それは中々変えられないから、葛藤している部分がありますね。
「好きな仕事をして生き生き働くことが、子供にもいい刺激になるんや」って思い込んでやってますが、「今日は仕事に行かないで」って子供が甘える日とか、保育園で子供が怪我をして迎えに行ったら唇を噛んで泣くのを我慢している顔を見たりとか、登園したあとに振り返ると何だか背中が小さく見えたりした時とか、「本当にこれでええんかな?」って思うことは何回もあります。
私の母は専業主婦でずっと家にいたので、どこかで比べてしまって余計にそう思うのかもしれません。これに関しては正解はないので、多分ずっと葛藤し続けるんでしょうね。
ー家庭との両立は、できてますか?
「両立」が、一般的にいうような「仕事も家事もこなしている状態」とだとすると、全く両立はできてないですね。仕事はメンバーの協力がないとできていないと思うし、家事に至っては、掃除は平日はルンバ一択、食器洗いは食洗機、洗濯は洗って干すのは夫、たたむのは私って感じですね。ご飯は笑って楽しく食べれれば何でもよいので、作るのがめんどくさい日は外食ですし。
唯一、気をつけて実践していることは、「余裕がなくて子供と遊べない」とか、「余裕がなくて子供に優しくなれない」ということがないように、ということですね。それ以外に特にこだわりはないです。
ただ、私は仕事と家庭って「共生」するのが正しいと思うんですよね。一日をここから仕事、ここから家庭、とはあまり考えないようにしているんです。具体的にいうと、私が起きたとき、まだ子供が寝てたら、仕事のメール返して資料作って、子供が起きたらご飯出して、保育園の登園がちょっと遅くなったら、フレックスの時間で調整して、みたいな。そういう働き方がfreeeでは出来ていますね。
freeeでは全力で走ることもできるし、今の時期は少しゆっくり歩こう、っていうことも選ばせてくれます。目標設定をどこに置くかも含め主体的であることが求められているので、子どもがいても働きやすいですと思いますね。そのうえ1on1*があり、子どもの状態と自分の成長を相談しながら目標を微調整したりできるのがありがたいです。
(*週に1回30分、マネージャー等との面談の時間。働き方やアサインメントをいっしょに考えていきます)
(過去記事にもあるスナック燕企画で、マスターとなったCEO・佐々木を手伝うally)
ーfreeeのことでも関係なくても、今後についての自分のビジョンを聞かせてください。
このままfreeeで広報の仕事を続けていきたいです。前職では「子供がいる働き方を想像できない」という不安があったので、若い世代が多いfreeeでは、「子供がいても楽しく働けそうやな」って思ってもらえるような社内アウトプットをしたいですね。
子どもが産まれる前に好きに仕事をしていた人は、母親になると制約も多いんで「なんで母親になるだけでこんなに大変な思いをしないとあかんのやろう」って感じると思うんです。例えば、子供が熱出して会社から帰るとき、会社に謝って、保育園行ったら子どもに謝って、「どこ行っても謝ってるやん、私!」って思ったんですよ。本来、子どもがいながら仕事することって、楽しいはずだし、いいことだと思うので、そこで悩む人が減るといいなって思います。
親としては、子供を健やかに育てることが目標です。そして上の子が小学校にあがる(3年後)くらいまでには、自分でちゃんと仕事をコントロールできるようになりたいです。保育園とは違って、小学校は早く帰ってくることもあるので、そのとき家にいられるようにしたいですね。