Green Code: ENECHANGE(エネチェンジ) エンジニア採用サイト
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ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、エネルギーの4D革命を推進するエネルギーテック企業です。弊社のエネチェンジ事業部は電力・ガス切り替えプラットフォームとして、家庭向けサービス「エネチェンジ」や法人向けサービス「エネチェンジBiz」を提供しています。
今でこそ多種多様な事業を展開するENECHANGEですが、私たちは2014年4月に「エネチェンジ」を提供することから日本国内の事業をスタートしました。そのため「エネチェンジ」の開発には「運営が長く続くサービスを改善する楽しさ」や「多くのユーザーを対象としてサービスを提供するやりがい」が詰まっています。
今回はエネチェンジ事業部に所属するVPoE 兼 副事業部長 開発責任者の亀田 大輔とフロントエンドエンジニアの小野 優人、サーバーサイドエンジニアの三浦 美咲樹、同じくサーバーサイドエンジニアの西岡 英明に話を聞きました。
――インタビューに参加されている方々の簡単な自己紹介や転職の経緯をお話しください。
亀田:エネチェンジ事業部で開発責任者を務めている亀田です。VPoEも兼任しています。エネチェンジ事業部での役割は、事業のロードマップ・四半期計画の策定やプロジェクトのタスク管理・担当者管理、エンジニアのサポート、各チームとの調整などです。開発を円滑に進めるために必要な、コードを書く以外の業務をなんでもやっている感じですね。前職でも開発責任者を担っていたのですが、転職の際にその経験を活かせて社会的意義があり、事業の将来性もある会社を探した結果、ENECHANGEが最も条件にマッチしていました。
▲VPoE 兼 エネチェンジ事業部 副事業部長 開発責任者 亀田 大輔
小野:小野と申します。フロントエンドエンジニアとして働いており、主にTypeScriptやReact、Next.jsでの開発をしつつ、サーバーサイドのRuby on Railsのコードにも少し触れています。また、業務委託で働いているフロントエンドエンジニアの方々のマネジメントも担当しています。
前職ではスタートアップ企業のCTOをしていましたが、思うようにはサービスが伸びず転職することに決めました。そこで自分の経験を活かせて、社会にとってプラスになる会社を探して転職活動をしたんです。以前から電気工学に興味があったことや、環境問題への関心が高かったこともあり、ENECHANGEに入社しました。
三浦:三浦です。私はサーバーサイドエンジニアとして、Ruby on Railsを用いて開発をしています。もともとENECHANGEのことは、知人が転職したり技術カンファレンスで見かけたりして知っていました。その後、ENECHANGEの社員から「働きませんか」と声をかけてもらったんです。事業として成長しており、Rubyのスキルを活かせることもあって転職しました。
西岡:三浦さんと同じく、私もサーバーサイドエンジニアとして「エネチェンジ」の機能追加や保守運用を担当しています。ENECHANGEに入った経緯は、自社サービスを開発する会社で働きたかったのと、珍しい分野を扱っていて興味があったためです。それから私は回路設計を学んだ経験があり、それもあって電気関係のサービスに面白さを感じました。私のケースでは、内定が決まるまでのスパンが短いのも良かったです。
――エネチェンジ事業部が開発・提供するサービスの概要について教えてください。
亀田:電力・ガス切り替えプラットフォームの、家庭向けサービス「エネチェンジ」と法人向けサービス「エネチェンジBiz」を提供しています。日本国内で電力・ガスの自由化が始まったことをきっかけにサービスを開始しました。ユーザーはこれらのプラットフォームを通じて、世の中にどのような電力・ガス小売事業者があるのか、どのようなプランがあるのかを比較できます。
エネチェンジ事業部ではこのオンラインのプラットフォーム以外に、オフラインの事業展開もしています。不動産会社などにENECHANGEのパートナーとして登録していただくことで、その会社の営業担当者などが電力・ガス切り替えのサービスをエンドユーザーに提供します。オフライン側の事業も、その裏側では代理申し込みのためのシステムがあります。
電力・ガスのエンドユーザーには「自分ですべて調べて決めたい」という人もいれば「自分で調べるのが面倒だから、誰かに決めてもらいたい」という人もいます。だからこそ、オンライン・オフライン両方でサービスを展開することで、幅広い方々に事業を提供できます。
▲エネチェンジ事業部 フロントエンドエンジニア 小野 優人
――エネチェンジ事業部で扱っている技術スタックもお聞きします。
小野:サーバーサイドはRuby on Railsで、フロントエンドはもともとjQueryとVue 2を使っていました。インタビュー後半で詳しくお話ししますが、現在React + Next.js + TypeScriptへの移行プロジェクトを進めています。
亀田:インフラはWebサーバーにAWS Elastic Beanstalkを使っており、今後は運用の容易さやスケーラビリティなどの観点から段階的にAmazon ECSに移行を進めています。データベースはAmazon RDS(PostgreSQL)で、ストレージはAmazon S3です。決して現状の技術スタックのみにこだわるつもりはなくて、たとえば独立した新しい機能を立ち上げる場合に、Goを使うといった構想も出ています。
――エネチェンジ事業部では、どのような流れでプロダクト開発が進められていますか?
小野:ENECHANGEは四半期ごとにキックオフがあり、その期で大まかにどのような開発をするのかが決まります。それとは別に、私たちはスクラム開発の体制をとっているのですが、各スプリント単位でさまざまな要望が出てくるため、優先度や担当者を決めたうえでタスクを進めています。スクラムの各種のミーティングはエンジニアだけではなく現場のオペレーション担当者や営業、マーケターなどが参加することも多く、そうしたメンバーとコミュニケーションをとりつつ方針を決めていきます。
――エンジニアの裁量が大きい環境だと聞いていますが、これまでどのようなプロジェクトの事例があったでしょうか?
三浦:電力の料金計算に影響する要素のひとつとして、燃料費調整制度が挙げられます。最近、電気料金の値上がりへの対策として激変緩和措置による燃料費調整額の補助が開始されたのですが、その影響で「エネチェンジ」の料金計算の仕組みを変える必要がありました。
▲エネチェンジ事業部 サーバーサイドエンジニア 三浦 美咲樹
西岡:基本的に「エネチェンジ」では、ユーザーの過去における電気使用量の実績をもとに、シミュレーターで年間の電気使用量を予測します。しかし、激変緩和措置の影響によってその方法では金額計算がうまくいかなくなるため、システム内で特別な対応を入れる必要がありました。この際には、日本政府が方針を発表してから実際に適用されるまでのスパンが短かったため、スピーディーに開発しなければならないという事情がありました。
三浦:開発プロジェクトでは、亀田さんや西岡さんたちに設計・実装方針を相談したり、ビジネスサイドのメンバーと連携をとって運用方法を伝えたりして進めました。そして、細かい単位でPull Requestを発行する、段階的なリリースプランを採用するなど実装の進め方も工夫しました。このように、他のメンバーとの相談がしやすく、エンジニア自身が方針を決めることができるといった裁量の大きさがエネチェンジ事業部にはあります。
小野:他の事例として、社内でReact化と呼んでいるプロジェクトがあります。もともと「エネチェンジ」ではフロントエンドの一部をjQueryで、一部をVueで描画しているというカオスな状態だったのですが、それをReact + Next.js + TypeScriptへと段階的に移行しています。
これまでは主に静的なページをReact化していましたが、今回の四半期からは動的なページもReact化しようと構想しており、方針について相談しているところです。こういった自分からアイデアを提案できる環境はすごく良くて、働きがいを感じています。
――エネチェンジ事業部の、今後のロードマップを教えてください。
亀田:今後、最もサービスに影響する社会的な変化としてスマートメーター(通信機能付き電力量計)の電力使用状況を第三者機関に提供して活用する制度(通称:Cルート開放)が始まります。この電力使用状況のデータを活用することで、新しいサービスや機能を実現できるようになります。
――たとえば、どのようなサービスを提供できるでしょうか?
亀田:現状の「エネチェンジ」には課題があり、プラットフォームを利用していたエンドユーザーが「エネチェンジ」を経由せずに他の電力・ガス小売事業者に移ってしまうと、その後はそのユーザーとのタッチポイントがなくなってしまうんです。ですがスマートメーターの電力使用状況を把握できれば、そうしたユーザーに対してプラン切り替えの提案や利用状況に応じたアラート発令などの機能を提供できます。これ以外にも、さまざまな方法でサービス改善ができると思います。
▲エネチェンジ事業部 サーバーサイドエンジニア 西岡 英明
――今のフェーズのエネチェンジ事業部で働くことで、エンジニアはどのような経験ができるでしょうか?
小野:弊社のフロントエンドエンジニアはフルスタックな開発をすることが多いです。そのため、フロントエンド領域だけではなく、幅広いスキルを身に付けることができます。それに、今回のインタビューでお話ししたようにちょうどReact化を進めている最中のため、より良いアーキテクチャへと改善するという貴重な経験を積むことができます。
西岡:サーバーサイドとしては、先ほどスマートメーターの話にもあったように社会の動きに合わせて新規プロダクトの立ち上げや機能改善に取り組んでいます。だからこそ新しい技術を取り入れたり、プロダクトの技術的負債を解消したりといったさまざまなことに挑戦できます。
三浦:「エネチェンジ」は歴史の長いプロダクトですが、システムや運用を改善できる余地は数多く残っています。システムのリファクタリングやアーキテクチャ変更などを経験したい方にとっては、学びの多い環境です。それから、電力などのエネルギーに関する知識がかなり身に付きます。
亀田:今のフェーズの「エネチェンジ」は、単に機能開発を進めるだけではなく世の中の制度改正に合わせてプラットフォームとしてのあり方を決めたり、新技術の導入や技術的負債の解消を進めたりと、さまざまなプロジェクトの方針を大上段から考えられるタイミングです。エンジニア自身が各種の議論に参加して、事業やシステムのあり方について検討しつつ開発を進められるのが、本当に面白いと思います。
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