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みなさん、こんにちは。
ENECHANGE株式会社の中村です。
今回は毎日の朝会で行っていて、チームのみんなにとても好評な「パターン・ランゲージ」を使った取り組みをご紹介します。
パターン・ランゲージとは?
パターン・ランゲージの情報サイト「Creative Shift」によると、下記のように説明されています。
パターン・ランゲージは、状況に応じた判断の成功の経験則を記述したもので、成功している事例の中で繰り返し見られる「パターン」が抽出され、抽象化を経て言語(ランゲージ)化されたものです。そういった成功の“秘訣“ともいうべきものは、「実践知」「暗黙知」「センス」「勘」「コツ」などといわれますが、なかなか他者には共有しにくいものです。パターン・ランゲージは、それを言葉として表現することによって、ノウハウを持つ個人がどのような視点で、どんなことを考えて、何をしているのかを、他の人と共有可能にします。
誰かに「パターン・ランゲージってなに?」と聞かれたときは、「ある状況において、なにかを上手にやるための「コツ」を言語化してくれた、ありがたいまとめだよー」と、説明しています。
(ちょっと雑すぎかな?ごめんなさい)
パターン・ランゲージとの出会い
初めて「パターン・ランゲージ」を知ったのは、2013年。
2013年の「World IA Day2013」で慶応大学の環境情報学部の井庭教授(当時は准教授)が話されていた「パターン・ランゲージによる自生的秩序の支援」を聞いたことがきっかけでした。それ以後、井庭先生がお話される場や発表を楽しみに待つ、ただのファンとなっていますw
2018年に行われた「プロジェクトデザインパターン」のワークショップにて井庭先生からサインをいただきました◎うれしい!
「パターン・ランゲージ」を取り入れた背景とは
ENECHANGEのサービスチームは、「エネチェンジ」のよりよいあり方を追求することをミッションに、日々取り組んでいます。
「パターン・ランゲージ」を取り入れた当時のチームは、開発担当6名(デザイナー、エンジニア、ディレクタ系業務担当)、メディア担当(エディター、ライター、コンテンツ運用)という構成でした。
大所帯!
かつ、職能が多岐にわたる面々のチーム!
職能が異なるため、みんなが日頃取り組んでいる業務を互いに理解することが少し難しく、同じチームであるものの、日常のコミュニケーションを取る人が偏りがち(たとえば開発担当は開発担当者同士、メディア担当はメディア担当者同士が必然的に多くなる)という悩みがありました。
なにか工夫できることはないかな……と考えていたとき、ちょうど「プロジェクトデザインパターン」のワークショップがあり、「パターン・ランゲージ」を使ってみてもよいかも!と思い、ためしてみることにしました。
取り組みにおいて意識したこと
この取り組みを通して、チームのみんなが自分の気持ち・意見・アイデアを、安心して伝えあえる関係になれたらいいなと思っていたので、まずは下記の3つを意識した取り組みにすることにしました。
- 継続的に行うこと
- みんなの負担にならないこと
- みんながリラックスして発話できること
「継続的に行う」ために毎日の朝会で実施、「みんなの負担にならない」よう、事前準備が不要な、ひとことふたことのフリートークとし、全体での所要時間は15分程度としました。「みんながリラックスして発話する」という点については、メンバーはもともとフレンドリーなのでほとんどなにもしなかったのですが、誰かが話終わったら拍手する、なにかコメントをするなど、発話後にポジティブな反応がある状態になるよう工夫をしました。
取り組み内容
わたしたちにぴったりな「コラボレーション・パターン」をテーマに取り組むことにしました。
◆「コラボレーション・パターンとは」
コラボレーション・パターンは、「創造的コラボレーション」の秘訣を言語化したものです。創造的コラボレーションでは、メンバーが高め合い成長しながら、個人には還元できないチームレベルの「創発的な勢い」に乗り、世界を変えるような成果を生み出します。そのようなコラボレーションのデザインにおける視点や方法をまとめたものが、コラボレーション・パターンなのです。
進行は下記のように行っています。
- テーマをひとつピックアップし、担当者が読み上げる
- まず担当者がそのパターンに対しての気づき(なんでもOK)を話す
- 担当者に続き、参加者全員がおのおのの気づきを話す
朝会の様子!
テーマが「共感のチーム作り」だった場合は、そのページをモニターに表示し、「パータン名」「状況」「問題」「解決」を読み上げます。
その後、それぞれが気づきを発表します。
最後に、当日の担当者が翌日のパターンと担当者を決めます。
担当者はランダムに選ばれるようにし、「昨日、ラーメンを食べたひとー!」「朝風呂なひとー!」という感じで決まっていきます。
「コラボレーション・パターン」が一巡し、「コラボレーション・パターン」をさらに深めるということも考えたのですが、現在は同じやり方で「ラーニング・パターン」をテーマにすすめています。
取り組み始めて4ヶ月、みんなどうだった?
みんなどう思っているのか、チームメンバーにアンケートをとってみました。
1は「時間の無駄だった」、5は「とてもよかった」という評価にしています。
多くの人が取り組みをに思ってくれているようです。
Q. なぜその評価をつけましたか?
他人の意見を聞くことで、自分の視野が広がったから。また上長が何を考えているのかがわかったから。お互いの意見や考えを聞くことができるし、そこから自分の学びがある。
自分では考えつかなかった他の人のいろんな意見を聞ける。自分の考えをアウトプットできる機会ができる。
みんなで話し合うことで、各メンバーが仕事をするうえで気をつけていることや考え方、こだわりが垣間見えるので。
コミュニケーションの一環になった点がよかったかな、と思います。ハッピーフライデーなどもありますが、業務以外のことはなかなか話しづらいですが、この時間を設けることで、他の人がどんな考え方をしているのか、どんな心持ちで仕事に取り組んでいるのかがわかり、自分の勉強・改善にもつながったと思います。
チームメンバーの考え方や人柄がわかるようになった。
各テーマに関してメンバー全員が一人ずつ発言するのだけれど、良い仕事をしている人の仕事の考え方・姿勢が垣間見れるところが面白い。
他の人たちの意見・考えを知ることができた。
普段なんとなくしていた行動について、改めて考えなおすことができた。
Q. 良かったところは?
モヤっとしていたことが言語化されていてよかった。
チームのコミュニケーションが円滑になった!
アウトプットの重要性を理解できた。また、丁寧に作り込むよりも早く作ってリリースした方が良い、という話はこれまでも聞くことがあったが、自分の中ではいまいち腑に落ちていなかったが、コラボレーションパターンで村井さんが社長の話をしてくれて腑に落ちたこと。
普段から気をつけている項目もあれば、苦手な項目もあるので、仕事をしたり学んだりするうえでの要所をあらためて自覚できる。
コラボレーションパターンそのものにしても、自分が満たしているもの、不足しているもの、意識していなかったことなど、色々分別することができたので面白かったし、自分自身の今後にも生かせそうかなあと思ってました。
会話が増えて、チームの雰囲気がよくなった。みんなの仕事の考え方がわかって面白い。そういう考え方もあるのかという。
元気がない人がわかる(みんな発言するので、調子がわかる)。
チームワークがうまくいっているか、いっていないかに関して意識するようになった。
みんなの考え方や意見を聞くことができて、メンバー同士の理解が深まった。
Q. 改善点は?
なし。
いま自由に発言できる雰囲気ができているので、良いのではないでしょうか。
これは自分の改善点ですが、あまり関係ない話をしてしまう時があるので、本題からあまりそれずに話をしたい。
似たテーマが多くなりがちなのでまとめてやるとか?
もう少し考える時間が欲しかったかな、と思います……これも慣れとかトレーニングのひとつなんですかね……。
手間がかかってしまうけど、話したことを何か手軽に記録しておけるといいかなと思った。
現在のままでも上手く行っている取り組みだと思う。朝会という限られた時間でできるのはあのくらいだと思う。
最高ですっ!
みんなの意見が回ったあと、発表者が最終まとめるというのがあるとより理解が深まり、よいかなと思う。
みんながとても好意的に思ってくれていてただただうれしく、この取り組みが「チームのみんなが安心して自分の気持ち・意見・アイデアを伝えられる関係」の一助になっているようで、とても安心しました◎よかった!うれしい!
どれくらい安心な関係になれているかというと……
「話している写真を撮りたいからちょっと雑談してー」というと、こんな感じで話してくれます。
急に話を振ったとは思えない感じの場になります。
「笑顔でこっちをむいてー」というと、こんな笑顔をむけてくれます。
たまたま通りがかった代表の有田は、「魂が取られるー」と言いながら写真に写ってくれました。
みんなよい笑顔!
2019年は組織変更で、チーム構成が変わるのですが、今朝は同じ事業部のメンバーも参加してくれました。
みんな笑顔◎
穏やかでハッピーに1日が始まる
「パターン・ランゲージ」はみんなことをよく知ることでチームビルディングの一助になっただけでなく、朝からみんなの笑い声を聞けたり、笑顔をみることができるようになり、穏やかでハッピーな気持ちで1日を始められるようになりました◎うれしい!
今後もみんなが穏やかでハッピーに過ごせるような工夫をたくさんしたいなと思っています。