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ベンチャーCTOを経て、freeeの金融サービス開発をリードしながら思うこと~ freee finance lab特集 vol.5~

今回はfreee finance labの開発をリードするエンジニアメンバー横田の紹介です。

横田はベンチャーでのCTOを経て、freeeに入社しました。

今までの経験も踏まえながら、なぜfreeeを選んだのか、そして現在のfreee finance labをどう捉えているのかを聞いてきました。

freeeを選んだ理由

ーいきなりですが、なぜベンチャーのCTOからfreeeに転身したのでしょうか?

一言で言うなら「今までと真逆の成長組織に入りたかった」というところです。今までは10名規模の企業や40名程度の制作会社など、小規模の会社ばかりで働いてきました。ここで、もっと急成長している組織に自分を置いてみたかった気持ちが強かったです。

とはいえ、完成している大企業は合わないと思ったので、ベンチャーの範疇で大きく拡大している組織としてfreeeに魅力を感じました。

他に内定を頂いたところの中で、ある意味、一番真逆の組織がfreeeでしたね。

ーその他に、freeeに決めた理由はありますか?

面接した人の印象ですね。5人以上と会ったんですが、みんな良い印象だったのは決定的な要因でした。

「freeeの2次面接は技術について突っ込んで聞かれるものだ」と後から聞いたのですが、僕にとってはむしろその会話が楽しかったんです。入社後、面接してくれた人と話をすると、「結局、そういう人が入社してくれるんだよね。」と言っていて、僕も非常に納得感がありました。

ー面接で印象深かった会話はありますか?

入社の決め手にもなったんですけど、freeeは to Bのサービスというイメージが強かったんです。僕はto C向けのプロダクトの経験しかないので、少し気になっていました。

そんなとき、最後の面接で「いや、よくto Bとはいわれるけど、to Cの感覚が大事なんだよ」と言われて。「近くのコンビニの店長とか、家族経営で仲良い飲み屋の大将とかもto Bだし、1人1人顔が見えてしまえばto Bもto Cも変わらない。一番大切なのは同じくユーザー理解だよ。」と。その言葉で「あぁ、そうか」と結構スッキリしたんです。

ーたしかに、結構カジュアルにユーザーさんともコミュニケーションしますよね。入社直後、どういうプロジェクトに関わったのですか?

入ってすぐは、会計データを横断で抽出・処理するプロジェクトに関わりました。技術というよりも、プロダクト自体の知識や会計の知識が無かったことに苦労しましたね。
ただ、そのあたりはドキュメントがしっかり残っていたり、周りに尋ねれば丁寧に答えてくれる環境があったので、問題なく乗り切れました。

finance labに入ってから

ーそのプロジェクトの後、金融チーム(freee finance labの前身)に入ったんですよね?

そうです。新規プロジェクトに責任持つ立場で携われたのはラッキーでしたね。今までビジネスサイドでのやり取りも当たり前でしたし折衝も得意分野なので、新規事業開発の分野に入れたのは良かったかなと。ただビジネス部分は、武地や花井、佐藤など開発への理解もある頼もしいビジネスメンバーが多いので、僕がそこまで出しゃばらなくても大丈夫だという安心感があります。

前職以前にビジネスを見ていたときは、得意ではない分野でも見ていなければいけない状況だったので仕方なく、という色合いが強かったのですが、今は自分が金融事業のドメイン知識をつけるために自分の意志でビジネスに関わっている感覚の方が強いです。

ー金融サービスの開発をやってみてどうですか?

新規プロダクトというのもあり、技術選定もかなり自由にできて、やりがいがあります。例えば、React, Reduxのセットで採用を決めたのは社内で初めてですし、TypeScriptやGoの選定も潮流に乗っていますね。新しい技術は、調べながら使うのが大変ですが、それを楽しめる人たちばかりが揃っています。

あとは、インフラや基盤はfreee全社のリソースを活用できるのも魅力です。SREや基盤の優秀なエンジニアから知識をキャッチアップしながら、ソフトウェアエンジニア中心のチームで開発を進められます。

ーその中で個人として心がけていることはありますか?

数字のイメージを持つようにしていますね。全然根拠がなくても、○ヶ月で○人のユーザ獲得できるはずだとか、○円の売上が最初の四半期で上がるだろうとか。

実際はリリースしてみないと分からないですが、自分の創ったものがどのぐらいのインパクトを生むだろうと予想して、実際どうだったかというのを常に振り返れるようにしています。

あとは、いくつも新規プロダクトに取り組んでいますが、サービスをバラバラに作るのではなく、「ちゃんと後から有機的につながって価値を出し合えるように」という意識を今から持つようにしています。

ーfinance labとベンチャーのCTOでは、境遇は似ているような気もしますが、違いはどういうところにあるのでしょうか?

先にも話したように、横断で潤沢なアセットを利用できるのは大きなメリットです。

また、自分でジャッジをして進めようという姿勢の人が多いので、自分だけが意思決定せざるをえなかったときよりも、開発の進みは早いかなと。

あとは、ある意味、資本力のある会社のスタートアップなので、短期的な心配をしなくてよいのは大きいです(笑)。「来月は資金が足りるかどうか」「受託が必要か?」などの心配をせずに、ちゃんと投資分野と決めて皆で走って行けるのは大きな違いですね。

freee finance labの人の特徴は?

ー横田さんから見て、チームメンバーの特徴はありますか?

経歴としては色々ですよね。ゲームの開発や、スタートアップのゼロイチ経験者とか、ビジネスサイドも含めると本当に多彩なメンバーが集っています。共通点を上げるなら、自分の領域にとらわれずにカバーし合うような人ばかりですね。何かあれば”プラス・ワン”の価値を乗せて提案してくるような人が多いです。

僕自身は、カバーできる範囲は広いので手広くフォローしますし、メンバーや他の部署の方のほうが得意な部分は教えてもらっています。

ー逆に、金融チームにに合わない人の特徴とかありますか?

言われたことしかやらない人は辛いかもしれません。新規プロダクトの開発は正解が見えないので、色々な情報を自分で取ってきて、自分でジャッジしつつ、その上での失敗も乗り越えられる気持ちが無いと楽しめないかなと。

といいつつ、僕も「損切り」が苦手なので、これから予想外のことが起こったときには、強い覚悟でジャッジして、方向修正を繰り返さないといけません。個人的にも辛くなるとは思いますが、新しいチャレンジを楽しむのとセットになる不可欠なマインドだと割り切っています。

ーエンジニアだけでなく、ビジネスメンバーとの関係は?

先月に、ビジネスメンバーも一緒に将来のあるべきサービスの姿を議論できたのは新鮮でしたね。能力的にも信頼できるし、気持ちよく話ができる人ばかりですよ。飲み会も楽しいです。

今後一緒に働く人へのメッセージ

ー今後はどういう人と一緒に働きたいですか?

すでに多彩なメンバーばかりですが、もっと多様な経歴の人が増えれば面白いですよね。フィンテックと言っても様々な分野がありますし、数学に強い保険や決済の経験のあるエンジニアや、弊社のCIO/CISOのような銀行出身のセキュリティに強いエンジニアもいます。

今のfreeeにはない強みを生かし、ちゃんと役立つサービスを一緒に生み出していきたい人と働いてみたいですね。freeeのサービスは、まだまだ色んな方向に伸びる可能性があるので、その可能性をもっと一緒に開拓していきたいと思います。

ーありがとうございます。最後に、将来一緒に働く人へのメッセージをどうぞ。

freeeの持つ豊富なアセットを活用しながら、世に無いものをリリースするというのは、なかなか出来ない経験だと思います。

業務委託座談会でも話してくれたとおり、freee finance labに入れば、最前線に立てることは保証します

新しい価値あるサービスを、一緒に作っていきましょう。

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