- PdM
- ロイヤルカスタマーサクセス
- Rubyエンジニアリーダー
- 他30件の職種
- 開発
- ビジネス
- その他
大学時代にワークショップの運営を通して子どもの無限の可能性と世界観に触れて以来、「子どもの教育に携わりたい」と考えていたという三浦さん。保育士資格への挑戦を経て、大人の学びを支援するSchooに入社を決めた背景には、どんな心境の変化があったのか聞きました。
*プロフィール*
三浦 友理 - カスタマーサクセス第2ユニット ユニットマネージャー
2014年に大手電気通信会社に新卒入社。システムエンジニアとして、複数省庁のITシステム構築に従事。その後、同職種で某コンサルティング会社へ転職。仕事に充実感を得ていた傍ら、以前から興味のあった子どもの教育を学ぶため、プライベートで保育士資格取得。大人でも楽しんで学び続ける自分の行動に面白みを感じ、「大人が学び続ける文化」を追求しているSchooに2020年2月入社。現在は、カスタマーサクセスのマネージャーとして従事。
子どもたちの瞳の輝きに魅せられ、教育業界を志望するも…
大学3年の時、所属していたゼミが主宰する子ども向けのプログラミングワークショップで、私が運営を担当することになりました。内容は、子どもの好奇心を活かしたゲームを作って、それを親子で楽しんでもらうためのサポートをするというものです。
ワークに取り組む子どもたちの様子を間近で見ていて、子どもの柔軟性や発想の自由さ、視野の広さを感じ、その無限の可能性に強く惹かれました。その一方で、義務教育という枠組みをどこか窮屈に感じることもあり、子どもたちの視野を狭めることがないように支援したいという思いから教育業界を志望するようになりました。
大学ではプログラミングも学んでいましたし、当時は教育とITを掛け合わせた事業がそこまで浸透していなかったからこそ、その領域の仕事につきたいと考えて、新卒では某電気通信会社にエンジニアとして入社しました。教育とITの力を掛け合わせて時間や場所の制限なく学べる環境を作りたくて、履歴書に絵まで描いて面接官に力説したのを覚えています。思えば当時から、「インターネット学習で人類を変革する」ことへの期待感を感じていたのかもしれません。
しかし入社してみると、待っていたのは希望とは全く違う官公庁の仕事でした。しばらくして転職を決意するものの、高校へのICT導入コンサル職のつもりで入社した2社目でも、結局全く違う仕事に割り振られてしまったんです。「どうして希望の仕事をさせてくれないんだろう?私の人生なのに、どうして会社の都合でこんなに左右されてしまうんだろう?」と、人生の意味を見失うまでに落ち込みました。
その一方で、自分自身に対しても内心で思うところがありました。それまで口では子どもの教育に関わりたいと言っていましたが、それを行動で周囲に示したことがなかったんです。環境に対して愚痴や文句を言うだけの「他責」の自分に気づいて、自分自身の夢に対する本気度合いを試す「試金石」のつもりで、保育士資格への挑戦を決意しました。
保育士資格取得をきっかけに、「学び」にワクワクする自分を発見
保育士資格を取得するには仕事をしながら多くの科目を履修する必要があり、決して簡単な挑戦ではありませんでした。それでもこの資格に挑んだことは、私の人生の大きなターニングポイントになりました。
今になって振り返ると、昔の私は勉強が嫌いだったこともあり、大学入試や就職といった局面をそれほど苦労せずに済ませてきたように思います。自分の力が全く及ばないところに手を伸ばして、それを掴むために必死で学ぶという経験をしてきませんでした。
そんな私が、資格への挑戦の中で日々新しいことを知っていく喜びやワクワク感を感じて、学ぶことが自分の生きがいになったんです。同時に、今まで学びの楽しさや重要性を知らないまま生きてきたことへの恐怖も感じました。
また、当時TwitterやYouTubeなどで保育士資格の取得に必要な知識を教えてくれる人がいて、その人を中心にSNS上で同じ志の仲間がたくさんいました。実際には会ったことのない人たちですが、一生懸命にいきいきと学ぶ姿に刺激を受けましたし、私自身も誰かの支えになれていたと思います。
誰かの自発的に学ぶ姿勢は、その周りにも良い影響を与えるのだということを知りました。
「大人が学ぶ背中を見せたいよね」という一言が、新たな目標に
Schooからのスカウトを受け取ったのは、ちょうどこうして学びに前向きになり始めた頃でした。とはいえ、相変わらず私の関心は子どもの教育に向いていました。
当時法人事業の責任者だった野島さんとの面談でも、自分の関心は大人の学びには向いていないことを正直に伝えたのですが、野島さんは「子どもにいきいきと学んで欲しかったら、教える大人が楽しんで学ぶ姿を見せないといけないよね。」とおっしゃったんです。この一言で、私の中の色々なピースが1つに繋がりました。
「自発的に学ばない大人が、子どもたちの学びに良い影響を与えられるはずがない!私はもっと、子どもたちのお手本になるような大人になりたい!」そう思うと同時に、子どもたちの未来のために、私だけでなくたくさんの大人たちが前向きに学び続けられるようにお手伝いをしたいと強く思いました。Schooへの入社を決意した瞬間でした。
今、私はカスタマーサクセスユニットのマネージャーとして、社員育成を目的にSchooを導入された法人のお客様の運用サポートを行っています。人事の方からは日々、「社員が全然学ばなくて…」というお悩みをうかがいます。
個人的には、学びに消極的な人たちにも共感できるんですよね。私自身、昔は学ぶことが嫌いでしたから。だからこそ過去の経験を活かして、1人でも多くの人が会社貢献のためだけでなく自身の未来のために自発的に楽んで学び続けられるよう、お客様の「学び続ける文化づくり」をお手伝いしていきたいです。