WantedlyのMobile Chapterは「いつでもどこでもシゴトでココロオドル」未来を目指します
WantedlyのMobile Tech Lead兼Mobile Chapter Leadの久保出です。
この度、Mobile Chapterとしてのビジョン・ミッション・バリューを決めて、チームとして目指す方向性を定義しました。なぜどういう思いでやったかという話を伝えたいのと、決意表明も兼ねてブログにすることにしました。
Mobile Chapterとは
Wantedlyの開発チームは、マトリクス型の構成になっています。プロダクト開発はSquadと呼ばれる様々な職能が集う最小のチームに別れています。またSquadを横断して専門領域をまとめ専門領域の課題を解決するChapterというチームもあります。一人のエンジニアは基本的にはSquadとChapter両方に所属しています。
詳しくはこちらのHandbookを見てください。
Mobile Chapterは、モバイルアプリを専門領域とするChapterで、iOS/Androidエンジニアが所属しています。
なぜ決めたか
私がなぜ、どういう思いでビジョン・ミッション・バリューを決めたのか伝えます。
Wantedlyのミッションは、「シゴトでココロオドル人をふやす」です。
これは、日々のシゴトに没頭して成果を出し、成長を実感することでココロオドル。そんな人をふやしたいという思いです。
モバイルアプリは、Wantedlyのミッションを実現する上で重要な存在です。モバイルアプリを作るMobile Chapterとして、モバイルに特化した具体的なビジョンを作ることで、Wantedlyのミッションとの中間点を作り、目指す道筋をより具体的にしました。
ビジョン「いつでもどこでもシゴトでココロオドル」
モバイルデバイスは、家の中だろうと外だろうと肌身離さず使われている最も身近なデバイスで、それが常識となっています。モバイルアプリの体験を高めることで、モバイルのユーザーに多くの価値を届け、いつでもどこでもシゴトでココロオドル人をふやしたいです。
ミッション「モバイルアプリにしかできない体験を提供する」
Wantedlyは、Webアプリもモバイルアプリも提供しています。しかし、モバイルがメインのユーザーや、モバイルしか持っていないユーザーも居るため、コアな価値をすべてのプラットフォームへ提供することは必須です。
ユーザーは、通知やウィジェット、入力のしやすさ、サクサク動くような体験を求め、モバイルアプリを使います。そういった、モバイルアプリにしかできない体験を提供することで、ユーザーにWantedlyの価値をより多く届けます。
このミッションには、過去のプロダクト改善の経験をもとにしています。アプリのストーリー画面は、以前はWebViewを表示していてレンダリングが非常に遅かったのですが、ネイティブに置き換えたことで、PVが1.4倍になったことがあります。他にも、募集画面のパフォーマンス改善により、リテンションが1.5%改善したこともあります。
バリュー
ビジョンやミッションを達成するために、バリューという行動指針があります。
Wantedlyの「シゴトでココロオドル人をふやす」ためのバリューは、User Obsession、Code Wins Arguments、Less is More、Move Fast、Get Things Done、One Teamの6つです。(これはMobile Chapterも同様です。)
そのうえで、Mobile Chapterの「いつでもどこでもシゴトでココロオドル」ためのバリューは、以下の3つに決めました。
熟達
専門分野を持ちそのエキスパートとなるように行動します。深い知識により課題を早く解決します。
モバイルOSの進化は枯れつつありますが、技術的にはまだまだ進化が早いです。新しいものは失敗を恐れず試し、追随していくことで課題解決の手段を増やしていきます。
モバイルユーザーのことを一番理解していて、モバイルにとって一番良い体験はなにか考えて実現できます。
近接領域の理解
デザイナーやバックエンドなど、近接した領域にいる人達を理解し、一緒にユーザーのための改善をしていきます。批判的にならず敬意を持ってコミュニケーションを取ります。
理解することで視野を広げ、問題解決の幅を広げていきましょう。
コミュニティ貢献
プロダクト開発で得た知見は、積極的に発信します。知見が共有されることで、コミュニティの助けになりコミュニティ自体の成長へ繋がります。
個人としてはキャリアにつながり、会社としては採用にもつながります。
コミュニティで開発しているOSSに対しては、使いづらいといった文句をいうよりは、自分から貢献し改善していきましょう。
共感できる仲間を募集しています!
改めて言語化すると、当たり前のことを書いていますが、それでも言語化されていることが重要だと考えています。
このビジョンとミッションをこれから目指したいですが、メンバーがまだまだ足りません!
このストーリーに共感できるような人と一緒に働きたいので、共感した人は是非話を聞きに来てください!