こんにちは!Wantedlyで技術カンファレンス企画などを担当している竹内瑞季( @amanda__mt )です。
この度、Wantedlyはtry! Swiftにゴールドスポンサー、スカラシップスポンサーとして参加しました。
try! Swiftとは?
公式ページでは下記のように記載されています。
try! SwiftはSwift言語での開発における最新の応用事例について集まる国際コミュニティです。このイベントは世界中から人々が集まり、Swiftのスキルを向上させるための、高度な知識やテクニックを共有し、協力しあうことを目的としています
私たちWantedlyもSwiftが大好きで、Swiftで毎日楽しくプロダクトコードを書いています。
そのため、ノベルティやブース作りも同様にSwiftを学び、楽しめるものにしたいと思いました。
今回はWantedlyがワクワクしながら作ったノベルティの裏話、そしてiOSエンジニアが聞いて面白かったセッションについて振り返ります。
Swiftを学び、楽しめるチラシ・ノベルティ
企業スポンサーは40社以上あり、その社数分のチラシが配布バッグの中に入ります。
単なるサービス紹介や採用情報では味気ないので、せっかくならその中から発見してもらい、
楽しくSwiftについて学べるものにしたいと思いました。
今回ノベルティバックに入っていたブルーのクロスワードパズルがそうです。解いていただいた方有難うございます!そして数量限定のTシャツをゲットした方おめでとうございます!
このクロスワードパズル作成で1番難しかった点は難易度調整でした。多くの方に楽しんでもらえるように難しすぎず簡単すぎない問題作成を目指しました。でも結構難しかったようです(特に一問目が…?)
そして、その景品であるTシャツも同じく楽しくSwiftについて学べるものにしたいと思い、よりギークで、みんなでSwiftを書いて楽しむという意味を込めようと色々な案を出し合いました。
最初はWantedlyのバリューの一つである Code wins argumentsを考えていましたが、最終的にはtry構文を使いたいとう結論となり、カッコいい限定Tシャツが生まれました。
macOSの小ネタで楽しむブース
もちろんノベルティグッズやチラシだけでなく、スポンサー企業ブースでも、何か面白い体験ができないかと考えていました。
ブースは参加者とコミュニケーションを取る大切な場です。せっかくなのでノベルティの配布やプロダクションコードの公開に加え、新しくデザインした敷布でも小ネタを取り入れてみました。
WantedlyもmacOSのダークモードに早くも対応したよ!ということをメッセージとして伝えようと思い、主催者のはちやさんに協力いただき敷布はランチタイムに参加者の前で切り替えを披露しました。はちやさんありがとうございます!
敷布の折り皺への配慮なども行い、シュッと洗練された空間になるようにしました。
Wantedlyメンバーが聞いて面白かったセッション
Wantedly 参加メンバーが聞いて面白かったセッションについても、メンバーの感想とともにまとめました。
Yusuke Hosonuma「SwiftCheckで始めるProperty-based Testing」
この発表では、既存のより静的な事例ベースのテストではなく、より普遍的な法則をランダム値を用いてテストする方法とそのライブラリ"SwiftCheck"を紹介していました。また、これはHaskellのライブラリからインスパイアされているのも非常に興味深かったです。つまり、関数型言語ではより普遍的な法則が約束され、それをテストした方が合理的だからです。しかし、これは部分的にはSwiftでも言えます。自分のテストコードでSwiftCheckを利用することを楽しみにしています。
Kento Nagata(@ngtknt )
Kishikawa Katsumi 「All about linking libraries」
普段iOS開発をしている中でFrameworksの利用は頻繁に行っていますがXcodeがどのようにlinkを解決しているのかなどは意外と無視しがちなテーマです。本セッションではlinkingの解決にmodulemapを使ってimportするmoduleを明示化する方法やFrameworksのコピーし忘れのときに起きる実行時のDyldエラーなど、よく遭遇するがその場その時に解決してしまって体系的に理解できていなかったところが網羅的に理解できるよう紹介されていました。iOSベテランもこれからiOS開発を始める方にもオススメできる良いセッションです。
Shota Kashihara
Nobuo Saito 「テストケースでMemory Leakを発見する」
普段メモリリークを強く意識して開発をしておらず、過去の経験やレビューで防ぐことが多いです。また、メモリリークに対しては検出しづらく、発生していることに気づいても修正しづらいという印象でした。しかし、テストとしてメモリリークがないことを確認できるのであれば、デバッグの手間を減らし、アプリの品質を向上することにつなげられるのではないかと思いました。
Masatoshi Kubode (@swiz_ard)
Wantedlyがtry! Swiftで伝えたかったもの
クロスワードやTシャツ・敷布など全力でSwiftやエコシステムを感じてもらえたでしょうか?
Wantedlyが今回のtry! Swiftのスポンサーを通じて伝えたかったことは、
Swiftを楽しみながら、みんなで学ぶということでした。
そして、今回のtry!Swiftで得た知見やセッションの振り返りなどを行い、改めてみんなで学ぶ場所として"iOS Night"という社内勉強会を毎週開催しています。
iOS Nightとは
毎週火曜日19時〜開催!iOS NightはiOS開発関連の話をする会です。
次のようなポリシーを掲げて開催しています。
- 資料の準備をがんばらない
- 参加・途中退席は自由
- スキップしない
GitHub Repository
https://github.com/wantedly/ios_night
直近での開催日は3月26日、4月2日です。興味がある方は話を聞きに行きたいボタンを押してください。
みんなでSwift tryしましょう!