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感覚経験のみに基づく支援ではなく「根拠のある支援」をしたかった

歌藤健太(かとうけんた)です。キズキに2023年に入社し、現在キズキビジネスカレッジ大阪梅田校で働いています。

もともと、保育士として働く中で、障がいのある子供を受け持ったことをきっかけに、障がい者支援に興味を持ち、福祉業界へ転身しました。その後キズキに入社し、この度、2024年8月から新事業所キズキビジネスカレッジ大阪梅田校アシスタントマネージャーとして、新事業所立ち上げから携わっています。


|支援には“根拠のない支援”と“根拠のある支援”がある

私は、元々「なんで?」と物事の根拠に興味を持つタイプでした。

保育士としてキャリアをスタートしたのですが、そこで障がいを抱える子供を受け持つ機会がありました。他の子どもと同じようなカリキュラムを組んでも成長しない部分があるのを見たときに「なんでだろう。どうやったらできるのだろう。」と考える機会が多くなりました。

そして、自分なりに勉強をして、それを支援として実践することで子供たちが成長していくという過程を経験し、障がい者支援の奥深さに面白みを感じ福祉業界に入りました。


しかし、実際働いてみると、福祉業界は経験や感覚に基づく支援になりがちな側面があり、携わる中で違和感をもつことも多くありました。

例えば、以前こんなことがありました。

利用者の方で、音楽をかけると笑ってくれる方がいました。「音楽をかけて笑っているから音楽が好きなんだね」と捉えていたのですが、「それって本当?なぜそう思ったの?」と思い、様々なシチュエーションで検証をしていくと、「あ、この方はただ音楽が好きなのではなく、音楽をきっかけに人と一緒にいる時間が楽しいんだ。そしたら、音楽だけではなく、他の方法でも楽しんでもらえるかもしれない。」という気づきが生まれたときがありました。

これは一例ですが、似たようなことがよく起きる中で、支援には“根拠のない支援”と“根拠のある支援”があるのではと考えるようになりました。

“根拠のある支援”とは、何をもってそうなっているのか(成長したのか)ということがきちんと言語化できていたり、これらを用いて建設的に会話ができたり・・・・ということを意味すると考えています。

私は、感覚経験のみに頼る“根拠のない支援”ではなく、きちんと考えられた“根拠のある支援”をしていきたいと思うようになったんです。

その後、転職を決意した時に、次の会社に求めることは「根拠のある支援ができること」を優先軸とし、そんな中、キズキに出会いました。


|キズキはファクトとロジックに基づく支援を行う

転職活動中にキズキを知り、面接を受けていく中で、キズキは、自分の求めている「根拠のある支援ができるところ」なのではないかと感じました。

例えば、面接中の質問に対して的確で根拠のある答えが必ず返ってきたこと、また、代表の安田と話しをした時に、自分が考える福祉業界についての課題観が一致していたことが印象に残っています。特に経験則からくる支援ではなく、ファクトとロジックに基づく支援についての話をされていたことに強く共感し、ここでなら安心して同じ想いをもって働けると思いました。

そして、入社後から今に至るまで、当時感じたことにブレはなく、利用者のためになる根拠のある支援ができている実感を持つことができています。


|難しいことを乗り越えた先に仕事の楽しさがある

現在、日々働く中で、自分にとって重要だと考える仕事の一つとして、新しくキズキに問い合わせをくださった方との面談という業務があります。

何かしらの悩みを抱えてキズキに来た方に対して、その悩みをしっかりと聞いて、キズキに来ればそれが解決できると思っていただくことが目標です。

やはりいろんな悩みを抱えている方がいらっしゃいますので、それらすべてにその場で回答するのは難しいと感じる時もあります。

けど、どんな悩みに対しても、前提として「大丈夫だよ」というポジティブな言葉をかけることはかなり意識しています。

こちらが「どうしたらできるだろう・・・」と悩んでいると、相手を不安にさせてしまいますよね。だから「大丈夫、絶対できるよ。一緒に見つけていこう!」と自信持って声をかけています。それは、私が答えを出せないものは、チームみんなで検討し、必ず答えを出すことができると信じているから、自信をもって皆様に「大丈夫」と伝えられるのだと思います。


そして、今は、大阪にできた新しい事業所の立ち上げに携わっています。

ここのマネージャーの話をいただいた時、「ついに来てしまったかー(笑)」と思いました。

これは、決してネガティブな意味ではないですよ。

これまでの働きを評価してくれたことはもちろん嬉しいのですが、過去に管理職の経験があるだけに、マネージャーとしての責任の大きさがイメージできてしまい、身が引き締まる思いというのが正直なところです。


こんなチャレンジングな仕事に関わっていますが、私は仕事をする上で一番大事にしているのが“楽しさ”なんです。

私が言う“楽しさ”とは、その時が楽しければそれでいいというものではなく、ちゃんとキズキにきたら就職できるんだと安心して通ってもらえるように、事業所を良い環境にしていくこと、それを働くスタッフと共に創っていくこと、さらに働いている人にとって働きやすい環境になっていくこと。これらを通じて事業所全体が明るく笑いが絶えない場所にできたらと思っています。

難しいことでもありますが、そこに取り組んで達成した先に楽しさがあります。

何より、周りから「歌藤さん、仕事めっちゃ楽しんでるな~」と思ってもらえるようになりたいです。

そして自分の家族にも、しっかり人の役に立っていて社会貢献しているよ!と自信をもって言えるような誇れる仕事をしていきたいですね。


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