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学びを通じて、自身の可能性に気づけるスイッチを入れる

こんにちは!人事の武井です。

先日Wantedlyで「Schooで2つの事業を成長させたいマーケターWANTED!」というタイトルでマーケティングのポジションの募集を出しましたが、今回タイトルを変更しました。

Schooでマーケティングをやることについて、管掌役員の古瀬と話しをしていくうちに 「今Schooでマーケティングをやることは、オペレーションではなくクリエーションに近く、 “グロース”という言葉に付帯するイメージとは少し違うかもしれない」というのが理由です。

■募集:施策運用だけでは足りない。事業の未来を創りたいマーケター募集!

今回はなぜ「Schooでマーケティングをやることがクリエーションなのか」という話しに至った古瀬のインタビューをお届けします。

セールス、編集、事業開発、マーケティングetc.

企画職からキャリアをスタート

2000年に大学院を卒業して、新卒でNECに入社しました。

キャリアのスタートは企画職でした。
自動車業界や通信業界を主に担当し、インターネットを活用した新しい協業企画のプランニングから営業、携帯コンテンツサービスの運営などを行ってました。
その後、事業開発の役割で携帯のポータルサイトや検索エンジンの開発、モバイルECや学生限定SNSなどの立ち上げと運営を経験し、2007年にリクルートに中途入社しました。

リクルートではフリーマガジン「R25」のweb・モバイル事業を担当し、大量のニュース記事のタイトル付けをする業務から、広告商品企画やサービス企画、事業戦略やアライアンスなど、サービス全般に携わっていました。

その後、不動産ポータルサイト「SUUMO」を事業運営している部門へ移り、WEB集客、スマホWEB・アプリの開発、TVCMやソーシャルを使ったブランディング、商品企画、サービス企画、事業開発などを担当し、最後はSUUMOのネット全体のプロダクトマネジメントの統括業務に従事してました。

こうして振り返ると、サービス企画、事業開発、コンテンツの編集や企画、セールス、そしてマーケティングなど手広く経験をしてきました。

そして、2018年4月にSchooにジョインして現在は、経営推進ユニットとマーケティングユニットを主に管掌しています。

「世の中から卒業をなくす」革命と言葉について スクー 新役員トーク〜入社理由編〜

マーケティングでミッションを実現する

実現したい未来

Schooでのマーケティングの仕事は、一言でいえば
「実現したい未来に向けて、マーケティング手法を駆使し顧客の”創造”と”定着”を図る仕事」です。
Schooが実現したい未来とは、会社のミッションにも掲げている「世の中から卒業をなくす」ということです。
世の中の社会人の方々が、自分が持っている可能性を信じることができ、これからの自分の未来に向けて自分らしくチャレンジし続けることができるような世界を実現していきたいと思っています。

ただ、この世界を実現していく上では、乗り越えるべき壁があります。



Schooの3つの特徴

このことを説明する上で、まずSchooの3つの特徴を説明させてください。

1つ目が、毎日実施している生放送とその授業のジャンルの広さです。
生放送の授業を毎日提供していて、ジャンルも働き方・お金・健康に関することをはじめ、すぐに使えるビジネススキル・ITスキル・経済・ニュース・思考法・文章術など幅広く提供しています。
4,700本以上の録画授業見放題に加えて会員限定の生放送も提供しています。

2つ目が、社会人の未来に向けた授業内容への注力です
現在、Schooでは「これから社会人が未来に向けて学んでおくべきこと」をコンセプトにして、提供する授業の内容を選定しています。
特に、「会社に勤め続けるだけではない新しい“働き方”について」、「教育機関で充分に学ぶことが難しい“お金”について」、「長い人生を楽しく生きるための“健康”維持について」の3つのテーマについては、この日本が向かい合う必要性があると考え、注力テーマに設定しています。

3つ目が、ファンに支えられた「学べる生放送コミュニケーションサービス」です。
Schooは「オンライン動画サービス」と言われることも多いのですが、実は動画を通じた「コミュケーションサービス」の色合いの方が近いのです。
生放送で多くのユーザに参加していただくことで、番組もユーザのリアルタイムの声を通じてより学べる内容に仕上がっていっています。

したがって、事業運営する上では、たくさんの録画の授業を作って見てもらうという視点でなく、価値の源泉である「生放送」にいかに多くのユーザに参加していただくか、という視点を強く持ちながら事業運営をしています。

潜在ニーズの壁・価値伝達効率の壁・学び意欲の非連続の壁

マーケティング実行の上で乗り越えるべき3つの壁

そして、マーケティングを実施して行く上では先ほど説明したSchooの特徴と学びという領域の特性から、乗り越えるべき壁が大きく3つあります。

それはー
1.潜在ニーズの壁
2.価値伝達効率の壁
3.学び意欲の非連続の壁
の3つです。

潜在ニーズの壁

1つ目の「潜在ニーズの壁」は、Schooの特徴で挙げた「未来に向けて社会人が学んでおくべきこと」を注力して提供しているところに起因します。
「未来に向けて社会人が学んでおくべきこと」として、人生100年時代を見据え、働き方・お金・健康の3領域を注力しているのですが、それぞれのテーマにおいてはユーザのニーズがまだ潜在化しているケースが多く、ユーザへの届け方や参加してもらうきっかけづくりの工夫が必要となります。

現在はソーシャルを活用して授業に出ていただく先生方から発信をしていただいたり、他の授業を見た人にサイト内回遊やメルマガやアプリPushなどのPush系のしかけを駆使しながら、「点」ではなく「線」や「面」でユーザ参加を促す施策の検討と実行を日々行い続けています。

価値伝達効率の壁

2つ目の「価値伝達効率の壁」は、Schooの3番目の特徴にあげた「学べる生放送コミュニケーションサービス」の特徴に起因するものですが、このコミュニケーションサービスという価値はなかなか参加してもらわないと良さが伝わりづらいというところがあります。
テキストや画像でいくら伝えようとしてもなかなか伝わりづらいのです。

そこで、今取り組んでいることとしては、利用の前の「疑似体験」を多く生み出すために、twitterやfacebookでサイマル放送(同時放送)を行ったり、トップページで生放送のコメントの一部を出す取り組みなどをしています。
ただ、これらの施策ではまだ足りず、もっともっとコミュニティの価値をより良くより多く伝えるための手段の開発をしていく必要があります。

学び意欲の非連続の壁

最後に、ユーザーの「学び意欲の非連続の壁」です。
誰にでも学ぶ意欲の波というものがあります。
何かを「学びたい」という意欲を継続し続けることはなかなか難しいものです。
どうしても仕事やプライベートで忙しくなってくると、つい学びは後回しにしてしまったり、やめてしまったりします。
また、何かを学びたいと思うタイミングは人それぞれで、学びたい内容や度合いも1人の人であっても時と場合によって変わり続けます。

つまり、我々は利用していただける人を増やしていくためには、この「断続的」で、かつ「個別性」「変動性」が高い学びの特性を理解しながら、適切にコミュニケーションの設計をする必要があるのです。
そこで、我々はユーザの皆様と「始まりはライトに、その後は長く」の関係を作れるように設計をしています。
まず利用してもらいやすくなるように、生放送は無料、アーカイブもお試し受講や登録後1時間は無料にするなどのしかけを用意しています。

Webマーケティングでも、意欲の「個別性」と「変動性」の特性を意識し、多様な授業や先生の切り口での訴求や、ロングテールでの検索からの流入、ソーシャルなどでの持続的な訴求などを行っています。
また利用後は、メルマガやブラウザ・アプリPush、「KARTE」というツールを使った細かいサイト上でのコミュニケーション施策の検討と実行しています。

最終的には、ユーザ1人1人にあったコミュニケーション設計をしていく必要があり、まだまだ手法の開発や改善の白地があると感じています。

「オペレーション」ではなく「クリエーション」

学ぶことを通じて自身の可能性に気づけるスイッチを入れる仕事

Schooのマーケティングの仕事は「実現したい未来に向けて、マーケティング手法を駆使し顧客の”創造”と”定着”を図る仕事」とお話させていただきましたが、これまで説明してきた特徴から、この「顧客の創造」は決して簡単ではありません。

しかし、その達成したときの社会的意義は大きいし、その実現が自分たちのアイデアや実行次第とも思えるため、とても挑戦しがいがあります。
Schooでのマーケターの仕事は「人が持つ潜在的な学び欲求をも刺激し、学ぶことを通じて自身の可能性に気づけるスイッチを入れる仕事」だとも思っています。

そう捉えた時に、マーケティングとして行うことは「オペレーション」ではなく「クリエーション」だと思うのです。
顧客の今と未来を想像し「未来にある今」を創造していくことがミッション。
単なるWEBマーケティング施策の運用ではなく、ビジョン・ミッション実現に向けて必要な施策を生み出し続け、磨き続ける。

そのために、視点の「広さ」「深さ」「長さ」を常に追求し続け、プロとして各部門と連携しながら施策実行をやり切る、それがSchooのマーケティングの仕事だと思っています。

未来にむけて、社会人が今学んでおくべきこと

われわれが「世の中から卒業をなくす」というミッションを主導するために、「現在」のニーズを満たすだけでなく「未来の現在」を想像した上で、これから必要となってくる学びを確信を持って提供し続けます。

人生100年時代に突入し、「学びは学生の時だけ」という時代は終わり、誰もが学び続けること、学び直しをすることが欠かせなくなってきました。

学び直しをすることができないと、早い時代の変化についていくことができず、社会において自身の存在意義が薄くなっていく可能性があります。

あるスキルや知識は他の人やAIなどで代替可能ですが、その人固有の「自分らしさ」は代替できません。

Schooはそうした時代において、時代や周囲に翻弄されず、いつまでも活き活きと自分らしく生きられる世の中を実現したいと思っています。

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