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急拡大期のアパレル企業で培った「期待して任せる」マネジメント。新天地リクロジでもメンバーの成長にコミット|伊藤秀哲さん

株式会社For A-career(以下、FAC)では、これまでさまざまな場所でキャリアを積んできたメンバーが多く活躍しています。

リクロジ事業部でコンサルチームのマネージャーを務める伊藤さんは、新卒でアパレル業界に飛び込んでから現在まで、常に異業界・異職種に挑戦しながらも、一貫して「人の成長」をテーマにキャリアを築いてきました。

特に20年間在籍した株式会社ファーストリテイリングでの経験が、ビジネスパーソンとしての自身のベースとなっているという伊藤さん。これまでのキャリアで培った強みや大切にしている価値観、新天地にFACを選んだ理由、そして今後実現したいことを聞きました。

伊藤秀哲 - リクロジ事業部 コンサルチーム マネージャー
UNIQLO/GUを展開する株式会社ファーストリテイリングに新卒で入社。UNIQLO事業では、店長・SVを経験。その後GU事業に出向し、教育専門部署に着任し新入社員教育を担当。その後、現場に戻りブロックリーダーまで役職を上げる。ファーストリテイリングに帰任し、約3年間、事業経営支援部:内部監査に配属。現場の課題解決から事業部の課題解決に貢献。
約20年間勤めた株式会社ファーストリテイリングを退職しミイダス株式会社に入社。カスタマーサクセスのマネージャーを経て、2024年7月にFACに入社。

キャリアの礎になっているのは、ファーストリテイリングでの20年間

ーー まずはこれまでのキャリアについて教えてください。

新卒でユニクロやGUを展開する株式会社ファーストリテイリングに入社し、ユニクロ事業部でキャリアをスタートしました。当時まだ新しかった完全実力主義の評価制度と、若いうちからキャリアを築ける環境に魅力を感じて入社しましたが、実際に多くの挑戦の機会を得ることができ、最初の10年間で店舗販売員から店長を経てエリアマネージャー(スーパーバイザー)に昇格、店舗運営と管理を経験しました。

その後GU事業部に出向し、新卒社員の教育担当として、教育プログラムの立案や運営を行いました。数年経ってエリアマネージャーとして現場に復帰し、ブロックリーダーまで役職が上がった後は、3年ほど内部監査役を務め、最終的に2023年5月に退職しました。

そしてミイダス株式会社でカスタマーサクセスのマネージャーを経て、2024年7月にFACに入社しました。

ーー 2回の転職を経験し、就職先は毎回全くの異業種。その中で、ご自身のキャリアの軸や強みはどのようにとらえていますか?

一貫しているのは「人の成長」に携わりたいという思いで、その原体験はユニクロ時代にあります。元々は服が好きで選んだ仕事でしたが、仕事を進めていく中で、部下の成長を感じる瞬間が何より嬉しく、自分のモチベーションの源であることに気付きました。

強みは、そう思いたいという希望も含みますが、自分の部下や関わったメンバーたちを、必ず成長させてきたことです。かつて部下に「上司が伊藤さんだったから成長できました」「伊藤さんに出会えてよかったです」と言ってもらえたことがあり、その言葉は今でも私の誇りです。

ーー 新天地にFACを選んだ理由と、現在のお仕事内容を教えてください。

当時「現場主義」「挑戦」「成長」を重視する職場で働きたいと考えており、業種を問わずそういった環境を探していました。その中で、人材紹介担当の方からFACをご紹介いただき、私の大切にしたい価値観と会社のミッションが合致していると感じたため、入社を決めました。

現在はリクロジ事業部コンサルチームのマネージャーとして、半期ごとの数字目標を設定し、それを達成するための施策の考案と進捗管理、メンバー育成全般を担っています。

コンサルチームのミッションは、新規営業チームが築いたお客様とのご縁をもとに採用支援を行い、ポジション充足後も新たな課題解決に向けた伴走支援を提案するなど、顧客との関係を0から1、さらに1から10へと発展させることです。現時点でリーダーポジションが空席のため、メンバーが立案したお客様への提案内容にフィードバックしたり、必要に応じて商談同席も行っています。

伊藤流・人材育成のコツは「期待して任せる」こと

ーー ユニクロ事業やGU事業で長くマネージャーをされていましたが、現場のマネジメントをするにあたってどのようなことを意識していましたか?

基本的には「任せて評価する」という軸でマネジメントを行っていました。敢えてその人の能力より少し上の要求をして、役割を与えて任せる。そしてその成果に対してフィードバックを行い、成長を促すというロジックです。またその前提として、「あなたならできると思っている」という信頼と期待を伝えることを大切にしています。

マネージャーである自分が仕事をすべて抱え込むと業務全体が停滞してしまいますし、メンバー一人ひとりが主体性を持ってイキイキ働いていれば、結果としてお客様の笑顔にも繋がり、事業も成長するというのが僕の考えです。

ユニクロ時代には、元々あった部門長ポジションの下にさらに細かく担当領域を分けた責任者のポジションを作り、メンバーをどんどん抜擢していました。人件費がかかるので初めは批判も受けましたが、2年目になると抜擢したメンバーたちがメキメキ成長し、かけたコストを上回る成果を出してくれました。みんな服が好きで、服を売りたくて入社してきているので、その希望にできる限り沿ったポジションを用意したことで、よりモチベーションが高まったんだと思います。

ーー「期待して任せる」という方針は、FACの「抜擢人事」の文化にも近いように感じますが、入社から半年ほど経った今、どのように感じていますか?

ファーストリテイリングでは、意思決定のスピード感と徹底力のある企業文化を肌で感じていました。あれほどの大企業にも関わらず現場のアルバイト社員から経営層まで発言や行動が一貫している点は、何よりの強みだと思います。

FACには、そのユニクロと似た部分を感じます。社長の浅尾やCOO 新原の決断のスピードや挑戦を推奨する姿勢には、ユニクロ創業者の柳井正氏に通じるところがありますし、組織の実態としても、抜擢人事の文化があって次々と新しいことに取り組むなど、理念を体現しています。優秀な若い力が多く集まり、イキイキと活躍している様子を見て、今後も成長を続ける会社だと確信しています。

新天地FACで、運送業界全体の課題解決ができるコンサルチームを作りたい

ーー リクロジ事業全体や、ご自身が率いるコンサルチームについて、伊藤さんから見た魅力や課題は何ですか?

リクロジ事業は、運送業界の人材不足という日本社会全体にのしかかる課題に対して、採用支援を通じてアプローチできる点が素晴らしいと思いますし、サービス自体には大きな可能性を感じています。

一方、現状では私たちの提供サービスは採用支援に限定していますが、運送業界全体の課題解決のためには、より包括的なコンサルティングを提供する必要があります。

一時的に従業員を採用できても定着しなければ意味がありません。時にはお客様の人事課題にまで深く入り込み、教育体制の構築など離職防止のためのより本質的な課題解決を提案するなど、個々のコンサルタントの提案の質もまだまだ向上できると考えています。

ーー最後に、伊藤さん自身がFACで叶えたいキャリアの目標や展望を教えてください。

転職を経て価値観や考え方が変化してきた部分もあり、具体的な目標については現在模索中ですが、一緒に働く仲間を幸せにしたいという思いは今後も変わりません。自分の役職が上がるほどより広い範囲のメンバーに影響を与えられるので、事業責任者には必ずなりたいと考えています。

特定の事業領域に強いこだわりがある訳ではありませんが、いつかは事業責任者として、FACらしく日々挑戦しながら仕事をしていきたいです。


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