U Women’s Network x Wantedly Networking Event

こんにちは！インターンのAnnです。

今日は、先週ウォンテッドリーのシンガポールメンバーが行ったイベントについてご紹介します。

2017年6月7日に、シンガポール全国労働組合女性ネットワーク (NTUC U Women’s Network) が行っている職場復帰プログラムと共同で、企業と職場復帰を望む女性達に集まってもらい、ネットワーキングイベントを開催しました。

イベントは、出産を経て職場復帰を考えている女性を積極的に採用する意向のある企業向けに開催され、企業8社と女性36名が参加しました。

シンガポール全国労働組合女性ネットワークが行っている職場復帰プログラムでは、仕事のオファーをもらった志願者は3ヶ月から6ヶ月の間、有給でトライアルとして働くことができます。トライアル期間中は、研修の受講と専属メンターが付き、入社が決まった際には年収やフレキシブルな勤務時間を相談の上、正社員として働くことが可能です。

ウォンテッドリーはソーシャルサークルを活用した採用ツールとして、こういった職場復帰を望んでいる女性と企業のマッチングにも貢献していきたいと考え、シンガポール全国労働組合女性ネットワークと共に今回のイベントを開催しました。

初めの２時間は、ワーキングマザーの懸念、要望、期待などを理解するためのディスカッションを行いました。来ていただいた方に「Wantedly」のプロフィールを作成していただき、セッションの後半では会場に来ていた「Wantedly」登録企業と参加者全員でのネットワーキングを実施しました。

セッションでは、出産を経て職場復帰している、Hegen（ハーゲン; 授乳用品ブランド）の代表取締役社長Yvon Bock氏とTradeGecko（在庫管理システムプロバイダー）のCOOであるNatalie Nenzing氏を招き、仕事と家庭の両立やワークライフバランスについて、お2人の経験を語っていただきました。

Hegen、TradeGeckoで共通していたのは、フレキシブルな勤務時間など、ワーキングマザーが働きやすい環境づくりを重視した職場づくりを行っていることでした。

Natalie Nenzing氏は「自分がどのような価値を会社に与えられるかを明確にし、自分を過少評価してはなりません。企業は、その人が会社に与えられる価値やパッションが、会社の考え方や方向性にマッチするかを見ています。面接の際は、自分の価値とその企業の考え方をどう擦り合わせるかが重要になります。」と発言し、Yvon Bock氏も「誰もが平等にチャンスを持っている」とNatalie Nenzing氏の意見に賛成していました。

セッション後、参加者とCedele（ベーカリーカフェ）、Dishdash（ケータリングサービス）、Dataspring（研究者用リサーチツールプロバイダー）などの参加企業との交流会を行いました。

イベント後、参加者と参加企業の両方から「役に立った」「有意義な時間を過ごせた」との意見をたくさんいただくことができました。

Dishdashのオペレーション代表であるSpencer Ong氏は、「企業で働く上でだけではなく、業界として必要なスキルセットや経験についてとても勉強になった。職場復帰を考えているモチベーションの高い女性達の、やる気と活気を感じることで新たな視点をを得られた。」とコメントしています。

参加者の1人で2つの学士を持つElin Chuaさんは、「イベント自体がとても落ち着いて話せる雰囲気だったので、職場復帰を考えている女性が自分は1人ではないと感じながら安心して話せる場だったと思う。」と話していました。

また、シンガポール全国労働組合女性・家族ネットワーク代理取締役のKoh Yan Ping氏は、「私たち、シンガポール全国労働組合女性ネットワーク (NTUC U Women’s Network) は、ウォンテッドリーと職場復帰ネットワークイベントを共同企画し、才能のある女性たちの職場復帰を応援するイベントを開催できたことを大変嬉しく思っています。企業側が、女性たちにとって一度中断してからのキャリアの復帰がどれだけ大変かに気付き、その方達のポテンシャルを引き出そうとしている私たちのイニシアチブをサポートしてくれていることは何よりも励みになりました。今回のセッションで紹介した、有給トライアルとフレキシブルな勤務体制のオファーは企業側、そして復帰を考えている女性たち、どちらにとってもきっと有意義な経験になると信じています。」とコメントしました。

イベントの最中は、参加者の話し声や笑い声が絶えることはなく、大変に盛り上がりました。

フレキシブルな仕事環境を取り入れる企業が増えている中で、私たちは仕事に復帰したいと思う女性に自信を持って最初の一歩を踏み出して欲しいと考えています。

企業にとっても、働く人がポジティブな考えで新たな知識やスキルを身につけられることはとても大切なことです。ワーキングマザーが誇りを持ってキャリアを築いて行けるよう、ウォンテッドリーとしてもサポートしていきます！

以上、シンガポールで開催したイベントの報告でした。

今後も、日本の活動だけではなく、海外での活動についても定期的に発信していくので、楽しみにしていてください(^^)