ウォンテッドリーのデータサイエンティスト、世界最大のデータサイエンスコミュニティ「Kaggle」主催コンペティションにてソロで4位に入賞し、金メダルを獲得

ウォンテッドリーは、世界最大のデータサイエンスコミュニティ「Kaggle（カグル）」主催コンペティション「Feedback Prize - English Language Learning」にて、データサイエンティスト合田周平が全2,654チームの中からソロで4位に入賞し、金メダルを獲得しました。

今回の金メダル獲得について

「Feedback Prize - English Language Learning」は、英語学習者の言語能力に対するフィードバックをテーマにしたコンペティションです。2022年8月31日〜2022年11月30日にかけて行われ、個人、複数人からなる2,654のチームがモデルの精度の高さを競いました。ウォンテッドリーのデータサイエンスチームにてテックリードとして活躍する合田周平は、ソロで参加し全体の4位に入賞し、全参加者の上位15名のみに与えられる金メダルを獲得しました。（通称『ソロ金』）

合田周平　コメント

「今回参加したFeedback Prizeというコンペティションは、学習に利用できるデータ量が少ないことが特徴的でした。そのため、適切なCV（ローカルでの精度評価）の構築と学習時のLeakageに気をつけて汎化性能の高いモデルを作り上げたことが最終4位という結果に繋がりました。また多様な言語モデルやSVRの利用、Pseudo Labelingを繰り返し適用するなど、過去に開催された類似のコンペティションで有効だったアプローチを積み重ねて少量データから得られる情報を有効的に活用できたことも大きなポイントでした。今回のコンペティションでソロ金メダルを取得したことによってKaggle Grandmaster昇格の条件の1つが達成され、残りは金メダル1枚の取得だけとなりました。今回で得られた自然言語処理やモデル学習における知見・経験をプロダクト開発に活かしつつ、引き続きKaggleにも注力していきたいです。」

Kaggle について

「Kaggle」はGoogleが運営している世界最大の機械学習コンペティションプラットフォームです。コンペティションには世界中の企業や研究機関からデータ・課題が集まり、世界中のデータサイエンティストがモデリング技術を競い合う場となっています。

コンペティションへの参加実績者は全世界に約20万人存在※し、実績に応じて称号を与えられています。今回参加した合田は全体の上位1%であるKaggle Masterであり、今回の金メダル獲得によって、全世界に200人ほどしか存在しないKaggle Grandmasterに昇格する要件をあと一つという段階まで満たすことができました。

※ 世界のKaggle主催コンペティション参加者：https://www.kaggle.com/rankings

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今後も機械学習コンペティションへの参加を始めとする社内外の活動を通じて研究と改善を行うことで、『シゴトでココロオドルひとをふやす』というミッション実現を加速してまいります。