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Wantedly10周年企画——巨大フォトアルバム『あの頃、私は』クリエイティブ解説。

サービスリリース10周年にあたる2022年、Wantedlyではさまざまな記念企画を実施しました。本記事では、その中から、8/22-8/28の1週間にわたって渋谷道玄坂ハッピーボードに掲示した巨大フォトアルバム『あの頃、私は』について、企画制作の背景や意図を解説します。

デジタル企画と連動したリアル空間の企画としてスタート

『あの頃、私は』は、『シゴトの#転機文庫』の連動企画として始まりました。
『シゴトの#転機文庫』は、実際にWantedlyを使って転職活動を行ったユーザーの体験談を、より多くの人に知ってもらいたいという想いから始まった企画です。約2700名のユーザーから寄せられたエピソードのうち10篇を選出、エッセイストの方にエッセイ作品に仕上げていただき、noteとTwitter上で公開しました。

これらインターネット上の企画に加えて、リアルな空間でも10周年にまつわる企画をやろうということになり、今回の巨大ポスターの企画が決まりました。

あなたの「あの頃」に問いかける仕掛け

巨大フォトアルバム『あの頃、私は』は、「あのことやりたかったことはなんですか?」という問いかけから始まり、職種も年齢もバラバラながら、“いまの時代を夢中で生きる人たち”の子ども時代のポートレートが並びます。さまざまな時代の空気を感じさせる写真は、見た人に「これは何の広告だろう?」という疑問を与え、興味を惹きます。

それぞれの写真には、彼らの「あの頃やりたかったこと」と「これからやってみたいこと」が、対比的に綴られています。

写真の6名はいずれも、さまざまな業界でご活躍されている一般の方。『シゴトの#転機文庫』にエピソードを採用された方を含む約30名の方に、実際の自身の幼少期の写真と「あの頃」と「これから」に関するエピソードをご提出いただき、内容や全体のバランスを考慮した上で選定しました。

選定と最終的な表現の調整にあたっては、「何をやりたい/やりたかったか」という職業名ではなく、Wantedlyがサービス(プロダクト)の思想として大切にしている「なぜやりたい/やりたかったか」という背景や想いの部分を重視し、丁寧に伝えることを心がけました。

巨大フォトアルバム『あの頃、私は』制作風景

子供の頃の夢と今やっていることが必ずしも一致していなくても夢中になれるシゴトがあることを6名のエピソードによって示唆し、「あの頃やりたかったことはなんですか?」と問いかけることで、見た人に自身の過去を思い返し、今のシゴトや「これから」について考えるきっかけとしてもらうことを目指しました。

また、デザイン面においては、写真と短いテキストの繰り返しによってシンプルながら大胆な印象を与えることを目指しつつ、Wantedlyとしては珍しい手書き風のフォントや、掲示期間に合わせた夏らしさのある、6名の実際の子ども時代の写真を使用することで、見た人の共感を呼び起こすリアルな表現にこだわりました。

「これから」も変わらない、Wantedlyの目指す価値

今回の企画には、見た人に自身の「これから」を考えてもらうと同時に、Wantedly自身がこれまでの10年間を振り返り、「これから」を考えるという意味も込められています。

企画が立ち上がった当初はさまざまな方向性のアイデアがありましたが、「シゴトでココロオドル人をふやす」という創業以来一貫したコンセプトがあったからこそ、企画の詳細とメッセージングをスピーディーに固めることができました。


こちらが10周年記念企画の締めくくりとなりましたが、Wantedlyのデザインチームではこれからも、「シゴトでココロオドル人をふやす」べく、さまざまな企画に取り組んでまいります。

ぜひ、今後の企画にもご期待ください。

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