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元肉屋が40代でエンジニアにジョブチェンジ。「やりたいこと」に年齢は関係ない。

慣れ親しんだ環境を飛び出すことは、いつだって恐怖がつきまとうもの。でもそんな恐れを振り切ってでも、やりたいことを見つけることが出来た人はとても輝いて見えます。

今回インタビューした榎本誠治さんは、株式会社プロシードでこの4月からエンジニアとして働き始める前に、精肉店やバー経営、そして営業職といった幅広い経験を積まれてきました。そんな榎本さんが、どうしてエンジニアとしてのキャリアを選ばれたのか? この先の目標は? ご本人にお話を伺いました。

自分が欲しい物を作る会社で働きたい

−− 学生時代から株式会社プロシードに入社されるまでの経緯を教えて下さい。

元々勉強がそんなに好きなタイプではなかったので、学生時代は自分の好きな車やバイクで遊んでばかりいましたね。昔から機械いじりが好きな方だったので、エンジンを直したり改造したり。

子どもの頃から好奇心を止められない性格で、「なんで火がつくのかな?」と疑問に思ってライターを分解したりしていました。その辺の気質は今の仕事に繋がっている部分かもしれません。

高校卒業後は精肉の卸と小売をやっている会社に入りました。当初、自分は鳶職になりたいと思っていたんですが、両親からもう少し広く仕事を探してもいいんじゃないかとアドバイスされて合同企業説明会にも参加しまして、その中でかなりお給料が良かった精肉の仕事を選んだ形です。

−− 一番最初のキャリア選択で最も重視していたはお給料の部分だったんですね。

自分が車やバイクが好きだったので、そのローンがあったことが関係しているんですよね。後は、一人暮らしもしてみたいなと思っていたこともあって、まずはお金の部分を気にして仕事を選びました。

その精肉の会社では10年ほど働きました。専門職で肉を捌くことができる能力は実は希少で、かなり重宝されたんじゃないかと思います。仕事も徐々に楽しくなっていきましたね。

その後、独立してバーの経営を5年ほど行ったり。知人に誘われて2社で合計12年ほど働いたりと、お陰様でいろいろな経験をさせて頂きました。

−− そこからどういった経緯で今の企業で働かれ始めたんですか?

前職がITのサービスやアプリケーションに関わることが結構多い職場だったんです。その際に、こういう機能があると便利なのになあとか、こういうサービスが欲しいなあと思うことが頻繁にありました。で、自分が欲しい物を作る側にいきたいなと思い、会社を辞めてプログラミングスクールに通い出す決心をしたんですね。

社会人生活も長くなり、蓄えも多少あったのと結婚したのが早くて子どもたちが独立していくような年代になっていたこともあって、なんとかやっていけるだろうと。妻も納得して応援してくれて、とてもありがたかったです。

そこから3ヶ月ほどプログラミングスクールに通い、一定の技術を身に着けてから仕事を探し始めプロシードに出会いました。

自分がやりたいことを実現できる企業に、こんなに早く出会えるとは思っていなかった

プログラミングスクールを卒業後、Wantedly経由ですぐに8社の企業とカジュアル面談を実施し、自分の価値観とマッチングする現在の所属企業と出会うことが出来た榎本さん。どの様に仕事探しを始められたのでしょうか?

−− プログラミングスクール卒業後はどんな風に仕事を探し始めたんですか?

いきなり転職サービスに登録する前に、まずはTwitterやInstagramでアカウントを作って、そこで毎日勉強したことや、作ったものの手順だったり工程だったり、苦労したことをアウトプットすることから始めました。

Wantedlyは、SNSでのアウトプットと並行して使いはじめましたね。話を聞きに行きたいと思った企業さんの募集にエントリして、合計8社ほどカジュアル面談をさせて頂きました。

−− どういった企業に興味を持たれたんですか?

比重として大きかったのは地元の企業であること。私は神奈川県の南の方に住んでいるんですが、キャリアアドバイザーの方が紹介してくれる企業は都心の企業が多かったんですよね。それに比べてWantedlyは、地元に近い企業が割とあってとても良かったです。

あとは携わっている仕事が世の中の分かりやすいところに出ているかどうかも重視していました。先程お話したように、自分が便利だと思うことができるサービスやアプリケーションを開発したいと思っていたので、それが少しでも多くの人の役に立っていると実感できるような仕事だと、よりベストだなと。

−− その中でカジュアル面談をされたプロシードさんには、どんな印象を持たれましたか?

実はプロシードとは一回だけカジュアル面談をしてすぐに働くことが決まったんですよ。その最初のカジュアル面談で、会長や営業本部長の方と話をすることが出来て。実際、この年齢でのジョブチェンジをかなり不安に思っていたんですが、「年齢は関係ない。若くてもやらない人はやらないので、一番大事なのは本人のやる気だよ」という言葉をかけて頂き、この会社で頑張らせてもらいたいなと思いました。

また現場の社員の方の話を聞かせてもらい、誰もが知っているような有名企業のサービス開発を担当していると教えてもらったことも大きかったですね。自分がやってみたいと思っていたことが、この会社でなら実現できると強く思いました。

あとはWantedlyって募集のページに写真を多く使っているじゃないですか。そこで会社の雰囲気を事前に知ることが出来たのも自分にとっては良かったポイントですね。他のサービスだと、どんな雰囲気なのか中々掴めないんですが、Wantedlyならカジュアルな会社か固い会社かがすぐに把握できたのも、一回のカジュアル面談でマッチングできた要因として大きいかなと思います。

ジョブチェンジをして今後の大きな目標を見つけることが出来た

エンジニアとして充実した毎日を過ごすことが出来ているだけではなく、将来の大きな目標まで持つことが出来た現状を、生き生きと語ってくださいました。

−− ちなみに一番最初の就職活動ではお給料を一番大事にされていたというお話でしたが、今回はなにを基準にお仕事を探していましたか?

今回の転職活動では給与面は全く考慮しなかったですね。ジョブチェンジをする際にそこを気にしていたら成功するはずがないと思っていたので。もちろんずっと続けていた仕事をした方が給料は良いんですけど、それよりも自分がやりたい仕事を、地元で、いい人間関係でやることができるか。これを一番大切にしていました。

ただ給与を二の次にしていたとはいえ、中々簡単には新しい職場は見つからないだろうなと思っていたんですよ。キャリアアドバイザーにも8月頃まではかかることを覚悟して欲しい。なんて言われていました。

それが3月の中頃にWantedlyに登録して、10日ほどで8社ほどカジュアル面談をさせて頂き、内定まで頂くことが出来た。本当にWantedlyだからこそ出来たことだと思います。キャリアアドバイザーも本当に驚いていましたよ。なにせ、一番時間がかかるだろうと思っていた私が、一番早く仕事を見つけてきたんですから。

−− 現職は働き始めたばかりだとは思うんですが、どんな感想ですか?

まだ仕事を覚え始めたばかりという感じです。やはり任せてもらえることが増えるととても嬉しいし、頑張りたいと思いますね。

将来的には大きな企業のサービス開発に携わるのはもちろんなんですが、自分でも知育系のアプリの開発なんかをやってみたいと思ってるんですよね。すごく難しいような勉強のアプリケーションではなくて、小さい子供や、高齢の方でも直感的に操作できて一緒に遊ぶことができるようなものを作りたいです。自分には娘がいるんですが、孫を連れて来て誕生日に、「おじいちゃんが作ったやつがあるんだよ」っていう風に自分がつくったものをプレゼントできたら最高だなと思います。

この年齢になっても、ジョブチェンジして就職ができて、目標まで持つことができるなんて本当に幸せなことだなと思っています。

榎本誠治さんプロフィール
トータルで20年以上肉屋のプロフェッショナルとして勤める。牛一頭が捌けるだけでなく、生きている牛を見て、脂の乗り方、美味しさまでわかる程のスキルを習得する。自身でバーを経営経験もあり。肉屋の仕事をしている時に発注システムが導入されたことをきっかけに、自らシステムを作れる人間になり色々な人の仕事を効率化出来るようになりたいと転職を決意。短期集中プログラミングスクールに通ったのち2020年4月株式会社プロシードへ入社。
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