こんにちは。WantedlyのR&D佐々木とCustomer Success青柳です。
新型コロナウイルスの影響でWantedlyは基本的に在宅勤務、そんな最中、今回はセールスメンバーとオンラインツールを通してインタビューを行うことで、フィードを作成しました。ちなみにカバー写真は、まだ出社できていた頃のセールスチームの写真です。
Wantedlyは入社式もオンラインで行いましたが、意外とできるものですね。
▲2020年 オンライン入社式
さて、今回のインタビューでスポットライトを当てたのは、誰もが知る大企業から100名ほどのベンチャー企業であるWantedlyへ転職を決意したセールスの3名。その時何が彼らを突き動かしたのか。そして転職から1年程が経ったいま、彼らは何を思っているのか。高速で20代を駆け抜けようとしている3名の記録になっています。
本編は2部構成となっており、前編は各メンバーの原体験から入社してからの仕事について語っていただきました。
Wantedlyのセールスってどんな仕事をしているのだろう?どんな価値観を持っているのだろう?そんな興味をお持ちの方、最後までぜひ御覧ください。
ーー今日はオンラインで集まっていただきありがとうございます。皆さんに今日は色々聞いてみたいと思いますのでよろしくお願いします。
クルマの研究開発からHR領域へ ひとの働き方を変えたいと思った
■直井大志 1992年6月 愛知県出身(27歳)
名古屋大学大学院にて環境エネルギーを専攻しており、卒業後は株式会社デンソーに入社し、ディーゼルエンジンの研究開発を担当。 Wantedlyには2019年4月に入社。現在は新しくWantedlyを利用してくれる企業様を増やすためのチームでオンラインセールスを担当。
ーーではまず直井さんから自己紹介と転職までの経緯を教えてください。
直井:
僕は大学院で得た知識や経験が活かせて、安定して仕事ができるという理由から新卒で株式会社デンソーに入社しました。転職を考え始めたのは入社から2年目頃です。安定や条件面を元に入社しましたが、時間が経ち仕事を楽しめていないと感じました。同時に人生の大半を仕事に費やす中で、今のように条件や安定を軸に仕事を続けていていいのかと思い始めました。
そんなときに出会ったのがWantedlyです。「シゴトでココロオドルひとをふやす」というシンプルだけれど壮大なビジョンを知ったとき、自分の考えと重なったこともあり「直感的にこれだ!」と思い、入社を決めましたね。
ーー大手からベンチャーの転職ですが、不安はなかったですか?
直井:
もちろん不安はありました。ただ「自分が熱中できる仕事をする」ということが、転職軸であったこともあり、意思決定ができたと思います。大手からも内定はいただいていましたが、前職と同じことを繰り返しそうだな、と感じたため最終的にはベンチャーであるWantedlyに入社を決めました。
ーありがとうございます。横澤さんも直井さんと同じく大手メーカーからの転職ですが、どのように転職に至ったのですか?
「シゴトでココロオドルひとをふやす」 その使命に心惹かれた
■横澤拓海 1995年3月 京都府出身(25歳)
大学時代、バスケットボール部でキャプテンを務めていた経験から、仕事における良い組織づくりには良いオフィス空間が必要と考え、コクヨ株式会社に新卒で入社しルート営業を担当。 Wantedlyには2019年9月に入社。現在はWantedlyのサービスを有料でご利用頂いているクライアント担当として、日々の関係構築を通してのコンサルティング営業に従事。
横澤:
良い組織をつくるための空間づくりができる会社ということで新卒時にコクヨを選びました。入社してからは順調に仕事も進んでいましたが、組織づくりへの影響も間接的だと感じ始め、入社当時の想いとは少しズレが起きていました。
また、自分自身の営業力、市場価値の観点からもこのタイミングで少し転職を考え始め、そのときにWantedlyと出会いましたね。知った当時はいわゆる転職潜在層で、すぐに転職をしたい、とは考えていませんでした。ただその後、2019年の2月に参加したWantedlyの社内イベントで現パートナーセールスの松山さんのWantedlyに対するアツい想いを聞いて、意向度が上がりました。
ーーどのような点で意向度が上がったのですか?
横澤:
やはり「シゴトでココロオドルひとをふやす」というビジョンへの共感という点ですね。自分自身の価値観や組織づくりに携わりたい、という想いにこの言葉が腹落ちしたんです。そのためにやっていることも一貫性があり、一気に選考に進む決意が固まりましたね。もちろん松山さんの人柄にも惹かれましたよ。ベンチャーへの転職なので不安はありましたが、その納得感を信じて早いスピードでWantedlyに入社しました。
▲現パートナーセールス 松山のフィード
ーー松山さんとの出会いが非常に大きかったのですね。早川さんも同様に人に触発されて入社した、と伺っておりますが、経緯を教えていただけますか?
誰一人欠かせない大事な戦力、そんな環境での挑戦を志した
■早川俊吾 1993年10月 神奈川県出身(26歳)
法政大学キャリアデザイン学部にてビジネスキャリアを学ぶ。卒業後は人材業界大手の株式会社パソナに入社し、キャリアアドバイザー/リクルーティングアドバイザーとしてキャリアを開始。Wantedlyには2019年4月に入社。インサイドセールスを5ヶ月経験した後は、セールスチームのユニットリーダーを務める。
早川:
新卒で入社した株式会社パソナでの仕事は非常にやりがいがありました。一方で転職希望者の中には「名前を知っている企業しか受けたくない」などのフィルターを持たれている方もおり、大きな機会損失を生んでいる日本の転職/採用活動に対して、疑念を持ち始めたのが転職のきっかけです。
もともとWantedlyのことは知っており、先のような疑念を解消できるのではないか、と思い話を聞きに行ったのが最初の接点でそこから選考に進みました。
ーー入社した決め手はなんだったのですか?
決め手となったのは川口さん(ビジネスサイドの責任者/執行役員)の言葉です。「あなたが今いる環境と違って、ウチは1人がコケると会社がコケる」という言葉で、ベンチャーという組織風土に強く惹かれました。またWantedlyが掲げるビジョンへ近づけば、自分の抱える日本の採用への疑念も解消できると考え転職を決意しました。
▲執行役員 川口のフィード
描いた夢は、追うべき目標に変わった
ーーみなさんビジョンへの共感が転職理由では共通していますが、この会社を通して成し遂げたい夢や目標のようなものはありますか?
横澤:
僕は元々働く人が没頭する環境を創りたい、と夢見ていました。Wantedlyに入ったのは、まさしくそのビジョンを示した「シゴトでココロオドルひと」を増やすという点に、共感したためです。
従ってシンプルにその実現を目標として掲げています。そのためにやることが、目の前のお客様の課題を解決することだと思っています。
早川:
Wantedlyを通じて、どんな企業も平等に、そして飾らない本質的な魅力で勝負していくような採用活動が出来る社会を作っていきたいを思っています。原体験はやはり人材紹介をしていた時の経験で、自分が理想と思う社会に一歩ずつでもいいから近づけていきたい。その中で、自分の成長がWantedlyの成長につながっているという実感を感じられるように仕事をしていきたいですね。
直井:
僕ももちろんビジョンの実現は大前提です。追加で「自分が熱中できる仕事をすること」と「満足する給与をもらうこと」を両立していくことを目指していきたい。
自分のバイアスがかかっているかもしれないが、ものづくりの盛んな地元愛知は、特に前者の考えはまだ希薄な気がしている。だからこそ地元のロールモデルになり、仕事に対する考え方を変えていくことが今の目標ですね。
▲オンラインインタビュー時の様子
左上:早川 左下:直井 右下:横澤 右上:佐々木(インタビュアー)
(背景画像を設定すると、オフィスにいるような雰囲気になりました。)
ーーありがとうございます。ただ一般的には転職した後にギャップを感じ、モチベーションは下がると言われています。みなさん、入社後にそのようなギャップを感じたことはありましたか?
直井:
良い意味でも悪い意味でも、やはりギャップはあります。特に影響力の大きさは想像以上でした。先ほどの川口さんの言葉ではないですが、本当に1人1人が大事な戦力で、会社に与える影響の大きさを日々実感しています。それは前職ではなかなか経験できなかったので、非常にやりがいでもありますが、逆にいうとプレッシャーでもあります。
早川:
僕はいい意味でのギャップの側面が強いです。ビジョナリーな社風だけど、同時に数字へコミットする意識もみんなすごく高い。ただ、「自分たちが追っている目標はビジョンの達成のため」というように落とし込む機会も多いので見失わずに走っていける、このバランスは本当にすごいと思う。
あと、これはもしかしたらずれるかもしれないけれど、若い組織だから成果を出せばどんどんチャンスももらえそうだな、とも思ったかな。
▲早川、直井が所属するSalesチームのUnit2(2020年1月当時)
横澤:
僕は良し悪しのギャップは両方ともですね。Wantedlyでは本当に自分の実力が試されているので、その点では想像以上に成長を日々実感できています。ベンチャーなのでPDCAを回す速度も想像以上に早く、その点は前職と比較して良い意味でギャップでした。
一方で最初はインサイドセールス、要は社内で電話を使って行うセールスに配属されたため、前職フィールドセールスをやっていた自分としては少し適応までが大変だった。あと1日中電話をする日々だからビジョンを実現する、という入社理由が見えにくくなることがあったことは事実ですね。
営業は科学できる、だから面白い
ー確かにみなさんは最初インサイドセールス、俗に言う電話でアポイントをとって、顧客の意向度を高めるチームでした。横澤さんはそのギャップはどう乗り越えたのですか?
横澤:
架電業務のみを点で捉えると、辛いこともありますし、心が折れそうになることもありました。
ただこの会社は本当に自分の思ったこと、課題になんでもチャレンジできるんですよね。僕はそれに気付いたから架電+別の動きをして、そこから仕事を楽しめるようになりました。
具体的には、日々テレアポをすることへのモチベーションを維持するたの施策を回していました。施策を行う内に、できることが増えたり、変化が起きたりして、自然と日々の仕事が楽しくなっていったんです。それが自分の自信にもなり、そこから成果にも繋がっていって、と好循環が回りました。それが乗り越えた方法ですかね。
▲日々充実したときを過ごしていると話す横澤
ーなるほど。直井さん、早川さん2人も同じチームからスタートしていますが、このようなギャップはありましたか?
直井:
僕は前職セールスでもないので、そもそもセールスへの考えはフラットでした。だからギャップではないけれど、やはり仕事は単調になってしまっていたことはありましたね。
ただやはりビジョンへの共感は自分の中で大きかった。それこそインサイドセールスはお客様と最初に接触するチームなんですよね。だから自分たちが動かないとこの壮大なビジョンは達成できない、そういうマインドで仕事に当たっていると、自然と自分の仕事に意義を感じるようになりました。
▲セールスチームがクライアントに集中できるように商談用の1人部屋が用意されています。
早川:
僕もインサイドセールス≒「テレアポ」っていうイメージが最初はありました。僕は前職が人材業界で、それなりに営業もやってきたつもりだったので、テレアポか、と最初はちょっと残念な気持ちもありました(笑)が、本質を捉えてからは「テレアポ」ではなく、やはりインサイド「セールス」というイメージにがらっと変わりました。
インサイドセールスの役割は、受注につなげやすい商談(=提案機会)の獲得で、「テレアポ」っていうスタンスだと絶対に高い成果は残せない。インサイド「セールス」として、顧客の採用課題を引き出し、Wantedlyでの解決策を提案することで、担当者の気持ちを「ウチの採用課題、Wantedlyで解決出来るかも」っていう気持ちにさせられるかが重要です。インサイドセールスでは、営業場面が一日に何十回もあって且つ、非対面ゆえに難易度が高い。セールスとして成長する上で、これほど適した環境は無いと思っています。
ーーだからこそセールスとして大きく成長できる、ということですね。
早川:
そうですね。営業ってよく、「営業力」っていう曖昧な言葉に集約されることがあると思うんですけど、ちゃんと購買に至るまでの営業プロセスがあって、各プロセスを一つひとつ突破していくことで購買にたどりつくから、営業は科学できるものなんですよね。僕はインサイドセールスとして場数を踏む中でそれを実感するようになってから、営業そのものを面白いって感じるようになりました。「営業は科学できる、だから面白い」この考えはいまインサイドセールスのリーダーのような立ち位置にいるけど変わらないしメンバーにも共有しています。
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