Perk(パーク)- 一人ひとりに挑むチカラを
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https://perk.wantedly.com/
ウォンテッドリーはこれまで、できるだけストレスなく仕事に没頭できる環境を作るため、オフィス設備への投資を惜しまず続けてきました。
働き方の多様化にあわせWeb系企業を中心にリモートワークを推奨する企業が増える中、私たちがあえてオフィス空間での対面コミュニケーションを重視してきたのには理由があります。それは、現場メンバーが各々の裁量に基づきリーンに開発を進めていくためには、チームの顔が見えていることの安心感、そしてアドホックなコミュニケーションにかかるコストの低減が欠かせないと考えているからです。
快適なオフィス作りへのこだわりはBusiness Insider Japanにも紹介されました(記事リンク)
しかし、COVID-19の感染拡大に伴い、社員とその家族の健康を守るとともに、市中の感染拡大抑制に貢献することが最優先になったため、3月27日から原則リモートワークに移行することを決めました。私たちとしては前例のない取り組みですが、有事の際には環境変化への柔軟な対応力が求められます。
しかし、在宅勤務になったとしても、メンバーの生産性を守るために環境面への投資を怠らないという私たちの方針は変わりません。そこで、リモートワークへの切り替えと同時に全社員に一律3万円を備品購入費として支給することにしました。
一律支給という形をとったのは、状況の深刻化により購買したいものが売切れになるなどの影響が出ないよう各自の判断で速やかに購入を進めてもらうため。3万円の用途については不問とし、必要なものを各々が戸惑いなく購入できるようにすることを優先しました。
今回、メンバーのお買い物事情を事後調査するにあたって、在宅勤務を始めるにあたって感じていた一番の不安材料についてアンケートをとったところ、特に回答が多く集まったのが「デスク/椅子」「精神面(オンオフの切り替え、潤いが欲しいetc.)」「配偶者/子ども」にまつわる不安。
▼在宅勤務の不安材料(n=29)
それでは実際に、環境改善のためにどんなアイテムを購入したのでしょうか。課題別に購入品を紹介していくことにしましょう。
写真左:セイルチェア/分割キーボード+分割パームレスト/MAMO(クッション)
写真右:ゲーミングチェア/モニターアーム/大判マウスパッド
オフィスでは全社員にバロンチェアを支給していますが、「自宅にローデスクしかない」というメンバーも多く、長時間の作業で腰が痛くなってしまうことに対する不安の声が多く聞かれました。
とりわけ椅子やデスクへの投資に積極的なのが、平時から自宅の開発環境に対するこだわりの強いエンジニアたち。高級な椅子だけでなく、打鍵音を反響させないためのマウスパッドや、PCモニターの高さを調整し猫背を防ぐためのモニターアーム、姿勢改善のための分割キーボードなど、周辺器具へのこだわりがうかがえます。
▼ 皆の憧れ、昇降デスク
flexispot (120*60)
写真左から順に:Beats Studio3 Wireless/スピーカーフォン/メッシュWiFi
快適な在宅勤務のためには、PCの動作やネット環境に対して感じるストレスを極力ゼロに抑えることが必要です。中でも、オンライン会議が増えたことで音声の切り替えや通信の安定性にまつわる課題が新たに浮上したメンバーが多かった様子。
▼ ワイヤレスヘッドホン購入者の声
オフィスではヘッドホンをスマホだけにつないでいれば音楽が聞けて満足だったが、オンライン会議のために頻繁に Mac につなぎ替えなくてはならず手動操作が面倒......。h1チップの入ったワイアレスヘッドホンを買ったことでミーティングのためにペアリングし直したり音楽を手動で止めたりする必要がなくなった。
▼ メッシュWiFi購入者の声
仕事部屋でなぜネットワークが不安定であるかの原因調査したところ、鉄筋コンクリートの梁などの障害物で WiFi やテザリングがそもそも届きにくいことがわかった。メッシュWiFiで中継点を作ることで、すべての部屋でネットワーク通信が安定し、円滑にミーティングを進めることができた。
写真左:ダンベル(30kg×2)
写真右:apple watch
在宅勤務の見えない敵といえば運動不足。ジム通いができない今、肉体派のメンバーのあいだでは自宅用トレーニンググッズの需要が高まったようです。また、スマートウォッチを購入したメンバーからは「適度な運動やメンタルケアの必要を時計が投げかけてくれるのでありがたい」との声もあがりました。
写真:WASAI 懸垂マシーン、METOLIUS(メトリウス) Wood Rock Ring(ウッドロックリングス)
CTOを中心に社内で高い人気を誇るボルダリング。ジムに通えない日々にも鍛錬を続けるべく3名が同じアイテムを揃って購入し、業務のスキマ時間に指懸垂に励んでいるといいます。指の鍛錬がコードの品質にもプラスに影響するといいですね。
写真左から順に:ALINCOの エクササイズクッション、ツインバード製全自動コーヒーマシン、Sharkのハンディクリーナー
自宅から出られない環境下においては、生活空間自体の過ごしやすさやQOL(quality of life)が作業効率にも直結します。とりわけ同居人や配偶者と一緒に在宅ワークをする上では、ちょっとしたコミュニケーションのお供や、部屋の汚れをすぐに掃除できるようにするための道具が大いに役立つ局面も。
普段オフィスでもコーヒーをたくさん飲んでいるメンバーいわく、コーヒーマシンを購入したことでコンビニまでコーヒーを買いに行く必要がなくなったとのこと。他にも小さな改善ポイントがたくさん隠れていそうです。
さて、在宅勤務開始から2週間が経ち、メリットと課題の双方が見えてきました。
アンケートの結果からは、通勤時間が発生しないこと、家族とたっぷりコミュニケーションがとれること、自炊が捗ることなどにメリットを感じているメンバーが散見される一方で、コミュニケーション量の低下を心配する声、孤独な環境下でのメンタル面での心配する声などもあがっています。
特に、「オンラインのコミュニケーションが対面と同じようにいかない」ことに対して困難を感じているメンバーが多数。その一部を下記に紹介します。
ふらふら雑談して決まったり進んだことが、Slackやテレビ会議などを設定しないと進まないのが面倒。(MTGでホワイトボード使えないのが面倒だったが、Docsやmiroを使うことで改善された。イラストが必要なものに関しては、コミュニケーションコスト上がりそう)
人とすれ違うときに何気なく起こるコミュニケーションがない。チャットで聞くまでもない、ふらっと聞きたいことが聞きにくい。
決定が目的のミッションベースのMTGは行えるが、情報共有・発散目的のクリエイティブなMTGは困難が多い。発言が直列に順序付けされる事によって、また、「伝わっているか」の不安から、相手に対しての信用が下がることで、すべてのコミュニケーションががアジェンダと決定事項ベースに近づく。それがさらに心の距離を生む悪循環が生まれる。
私たちウォンテッドリーにとっては前例のないフルリモート勤務。これからも環境改善のためのアクションを重ねながら、オフィスで培ったコミュニケーション文化をオンラインでも実現すべく、在宅勤務環境におけるベストプラクティスを模索していきたいと思います。
2020年3月からβ版の提供を開始したWantedly Perkでは、オンライン英会話から高機能ワークチェアの月額レンタルまで、各種サービスをお値打ち価格で掲載しています(Wantedlyご契約企業の従業員様とその家族が対象、LGBTや事実婚などのパートナーも含みます)。在宅勤務環境の改善や生産性向上にお役立ていただければ幸いです!