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挫折しても、遠回りでも、大丈夫。人事を志していた私が、Wantedlyで企業さまの成功に伴走している理由

Wantedlyで働く人を紹介する「Wantedlyの中の人」。

今回紹介するのは、Wantedlyを使っていただいているクライアント様がWantedlyを通じていい人に出会える体験を伴走しサポートするCX(カスタマーサクセス)チームの吉種さんです。

証券会社を3年、Fintechスタートアップを2年と、金融畑をずっと歩んできた吉種さん。

Wantedlyに入社しようと思った理由は、ある1つの記事がきっかけでした。


Re Yo Profile - Wantedly
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https://www.wantedly.com/users/17997837?aql=gaFxpuWQieeorg


自分の居場所を自分で決めてきた学生時代

吉種家の待望の一人っ子として生まれ、大人に囲まれて育ってきました。一人遊びが上手で、雲を眺めたり、時計の秒針を見てるだけで時間が潰せる手のかからない子。でもすごい人見知りで、引っ込み思案で、ちょっとどんくさくてよく怪我をしていました。ただ、そんな人見知りな自分が嫌で、小学校中学年くらいの頃から自己主張をするように意識するようになりました。まぁ、今でも少し苦手なんですけどね。

中学は大奥みたいな女子校で、中高一貫だったんですけど、環境が合わなくて、辞めて高校はインターナショナルスクールに。そのまま留学するのもアリだなとか思ってたんですけど、一足先に留学に出ていた友達に「日本人としてのアイデンティティを語れないと、向こうにいっても何にもならない」と言われてしまい、結局1年で辞めました。

高2の時期に大検を取って、高3は塾に通う、みたいな生活を送っていました。現役では受からなくて、浪人を経験しているんですけど、小学校も実はお受験で入っているので、学校が変わるたびに受験してるんですよね。母親からは「合わないならやめたら」って言われてたので、自分の居場所は自分の意志で変えられる環境でした。好奇心旺盛なままなのも、母親に割と自由にさせてもらえてたからもしれないです。


(髪型が決まってる大学時代)

大学では今しかできないことをしよう!と思って、ダンスサークルや複数のバイトに取り組んでいました。面白そうなことしたくて、巫女さん、歯科助手、学生インタビュアーなどなど、色々手を出しました。同じビジネスチームの橋本さんも、学生時代20個くらいバイトしたって言っていたので、もしかしたらWantedlyには興味があることになんでも手を出しちゃう人が多いのかもしれないです。

遠回りをした就活時代

一方で就活の時期は震災の後ということもあり、かなり大変でした。ミーハーだったんで、とりあえず知ってる大手は全部エントリーしたり、医療社会学を学んでいたので、それを活かせる会社としてMRや商社も見ていたり。ただ、自分の軸が決まってないから最終までたどり着けず全落ち。

こっからさあどうしようと周りの友達を見渡すと、みんな金融から内定をもらっていたことに気づきました。食わず嫌いして受けてこなかったんですけど、もしかしたら私にも適正あるかも、と思い、金融領域の面接も受けるようになりました。これまで面接を受けすぎて疲れたのもあり、背伸びしないで素のままで話そうと思っていたので、面接官の人をヒヤヒヤさせたかもしれないです。普通に、第一志望は他の会社です、とか言ってました。取り繕うよりは良いかなって。

いくつか会社を受ける中で、最終面接で「君、人生遠回りしてるね〜。でも、こういう遠回りはすごい大事だよ。営業って基本遠回りだから、遠回りの先にあるものを知っている人は強いんだよ。だから、うちに出会えたでしょ?」って言われたときに、直感的に野村證券にしようと決めました。自分の人生をちゃんと肯定してもらえたなって思えた、この言葉は大きかったです。

ビリからの躍進を果たした野村證券時代

野村での仕事も最初はなかなか成果が出ずに、また我慢の日々が続きました。

入社して5ヶ月目ぐらいのこと。全国で個人向け国債のキャンペーンをやることになって、その成績が毎日ランキング形式で更新されるんですね。野村は超競争社会でランキング出すの大好きだから(笑)

だけど、私はどんなに電話をかけても最初の二週間全く売れなかった。同じ職種・やり方で営業する同期が他にも2人いたんだけど、同じ日に2人とも契約を取ってきて、私だけが売れてないメンバーになってしまったんです。

でも、泣いててもどうしようもないから、インストラクターと「売れなかったとしても自分が頑張れば達成できる行動目標、行動KPIを立てましょう」って話して1日100件電話をするところから再スタートを切りました。売れている同期にどうやって売っているのか恥もプライドも捨てて聞きまくりましたね。

そしたら、後半二週間、毎日500万とか1,000万といった単位で契約ができるようになったんですね。蒔いた種がちゃんと芽吹いた感じ。最終的には全国の同期500人ぐらいいた中で19位まで行きました。1位とかじゃないけど、すごく自信になったし、お客さんの立場で物事を考える、当たり前に立ち返るきっかけにもなりました。

野村の後は、FintechスタートアップのZUUという会社で2年働きました。あ、ZUUへの転職はWantedly経由でした。ZUUでは自社メディア「ZUU online」の編集、クライアント案件のディレクションから人事まで、色々やりましたね。流石スタートアップという感じで、毎日濃厚でした。

例えば、サッカーの長友選手が会社を設立するときに、GINZA SIXに取材に行ったり、編集部時代は編集長から「毎日企画5本」出してねって言われて、出すたびに「何が面白いかわかりません」って返されてどうしようってなったり。みんなが納会をしているときに、他のメンバーのミスのリカバリーのため残業してたら、私がいないところでその月のMVPとして表彰されたりもしました。野村にいた頃とは全然違ってジェットコースターみたいな日々でした。

一目惚れで決めた転職

ZUUの仕事も面白かったんですが、社内体制の変更でやりたいことができなくなってしまったんですね。体制変更は私一人の力で変えれるものでもないので、転職を考え始めたときに、Wantedlyの採用担当の小池くんに会ったんです。

私が転職考えてるっていうことを人づてに聞いたらしく、「是非一度話したいです」と向こうから連絡が来ました。最初はキャリア相談のつもりで色々話していたんです。でも気づいたら「Wantedly入りませんか!?」と、口説かれてました。あれ、この言い方だとあんまりよくないですかね(笑)。小池さんのトークスキルが絶妙だったということで。結局20時から話し始めて、てっぺん超えて1時まで語り合ってしまいました。

その日の帰り道に小池くんから「この文章読んで、ピンときたら連絡ください!」というメッセージとともにセールスチームマネージャーの川口さんの入社ストーリーが送られてきたのが私の転機でした。私それ読んで思わず泣いちゃって。こんなスタンスで仕事に向き合っている人の下で働きたいなって心がぐっと動いたのを感じました。読んで直ぐに「この人に会いたいです!!!」と連絡してから、3週間後には最終選考を受けていました。

実は、人事部長の大谷さんとの面談のときは「あぁ、落ちたなぁ」って思ったんですけど、無事内定が決まり、次の日に大谷さんが渋谷に来てくれて、入社後のフローなどを説明してくれました。

本当はその場で承諾をしたかったのですが、その時に選考が進んでいて面接が確定している企業が複数ある状態でした。自分の仁義として、面接が決まっている企業さんに(ウォンテッドリーの)内定を承諾した上で、消化試合のように受けたくないという思いから、承諾期限を伸ばしてくれないかというお願いをして、期限をその日の夜にしてもらったんですね。

ただ、面接を受けた企業にどこにもピンとこず、大谷さんに御社ほどワクワクするところがありませんでしたと伝えて、ウォンテッドリーへ入社が決まりました。

プロセスのセールス、CXチーム

今は、CX(カスタマーサクセス)チームでWantedlyを有料で使ってくださっている企業さまのオンボーディングっていう、始まってすぐの運用を軌道に乗せていくお手伝いをしています。ただ使い方を教えるのではなく、採用計画に基づいたアプローチの提案や、複数の企業さんを集めてセミナーをやったり、コミュニティ作りもしています。



CXチームって、辛抱のセールスであり、プロセスのセールスなんですよね。この視点は野村證券のときと同じだと思っています。私が野村の時に大事にしていたのは、買ってもらってからお客様がどう資産を運用するか。Wantedlyも申し込みをしてもらってから、いかに企業さんに運用してもらえるかが大事。

だから、単月で目標を追っているセールスチームよりも成果を実感するのに時間はかかります。その分、「採用ができました」、「応募がきました」みたいに企業さまが連絡してくれたときの嬉しさはひとしおです。

今チームとして目指しているのは、Wantedlyの継続率を上げることと、企業さまにWantedlyを使いこなしていただき、成功体験を積んでもらうこと。その暁には、短期的な採用目標を充足させる媒体ではなく、企業のブランディングをする媒体としてWantedlyを使ってくださるお客さまを増やしていきたいです。

ただ、チーム自体まだ立ち上げて半年も経っていないので、私達が成し遂げたい目標にたどり着くためにはやることが沢山。ある意味社内スタートアップという雰囲気なので、自分からガシガシ仕組みづくり・企画づくりをしてみたい人がいたら、ぜひ一緒に働きたいです。

遠回りをしてきたからこそ、誰の人生も肯定できる人になりたい

私は、野村證券で面接してくださった人事の方の影響でずっと人事への憧れがあって、いつかは私が人事として自社を成長させていく側に着きたいと思っています。

当時、私が就活中は野村がインサイダーで揺れていた時で、内定辞退が相次いでいたんですね。一応その事件のことも面接の時に訪ねたら、その面接官が、個人としてと会社としての二つの視点からきちんと説明をしてくれたんです。その人事の方のおかげで、野村の「上からトップダウン」っていう企業風土のイメージがガラッと変わって、しっかりと自分の意見を発信できる場がある会社と捉えられるようになりました。

聞いたことに誠実に答えてくれたり、1メンバーにもしっかりと会社として変えていこうというものが浸透しているんだなと。実際に内定をもらってからもサポートをしていただいて、入社後も研修で大事に育ててもらったりという経験を経て、人事は会社に出会ってから、その人が羽ばたいて行けるようになるまで関わる素敵な仕事だと、いつかやってみたいと思うようになりました。



私の人生って、結構遠回りが多いなって、いま振り返ると思っています。でも、遠回りをしてきたからこそ、あとでそれぞれの点が結びついて、自分だけの価値が発揮できるようになるのかなと。卒業してきた野村證券も、ZUUも私は大好きで、これからもそれぞれの会社には元気でパワフルに居てほしいと思っていますし、そこで得た経験が今生きている。だから、もし今後人事になったとしたら、候補者一人ひとりがちゃんと自分の人生と向き合って、いい会社に出会えるようにしたいし、旅立つときも笑顔で旅立ってほしい、そう思っています。

そのためにもまずはCXチームとして、目の前の企業さま1社1社の成功のために全力で取り組んでいきたいです。

もちろん、一緒に働く仲間も絶賛募集中ですので、少しでも興味を持った方はこちらのリンクより話を聞きにいらしてください!

カスタマーサクセス
人事経験を活かし、他社の採用ブランディングや人事育成に挑戦しませんか?
”究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす” ウォンテッドリーは、究極の適材適所を通じて、あらゆる人がシゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できるような「はたらくすべての人のインフラ」を構築しています。 私たちは「シゴトでココロオドル」瞬間とは「シゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できる状態」瞬間と定義しています。 その没頭状態に入るには、内なるモチベーションを産み出す3要素が重要と考えています。 ・自律:バリュー(行動指針)を理解していて、自分で意思決定しながらゴールへ向かっている状態 ・共感:ミッションを有意義なものであり、その達成が自分の使命と感じられる状態 ・挑戦:簡単/困難すぎないハードルを持ち、成長を実感しながらフロー状態で取り組んでいる状態 この要素に基づき、下記のプロダクトを開発しています。 ・「共感」を軸にした運命の出会いを創出する会社訪問アプリ「Wantedly Visit」 ・働き手同士のつながりを深めるつながり管理アプリ「Wantedly People」 2020年より従業員の定着・活躍を支援すべく提供開始したEngagement Suite ・新しい福利厚生「Perk」 ・モチベーション・マネジメント「Pulse」 ・社内報「Story」 目下の目標は全世界1000万人のユーザーにWantedlyを使っていただくこと。 そのため海外展開にも積極的に取り組んでおり、シンガポールに拠点を構えています。
Wantedly, Inc.


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