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“頑張れない自分”から脱出してValueを体現 |社員総会受賞インタビュー

迷わず突き進んでいるように見える人ほど、実は見えない葛藤が多いもの。『#PR TIMESなひとたち』は、「PR TIMESらしさってなんだろう?」について、社員の挑戦や努力の裏側、周囲からは見えづらい地道な一面に迫り、わたしたちの日常をお届けしていくコーナーです。

今回は当時営業本部(現:第一営業部)に所属していた松本 英里香さんにインタビュー。松本さんは2024年4月に開催された「2023年度通期社員総会」で、自ら問いを立て、創造性を駆使し新たな挑戦をし、組織を牽引した個人に贈られるLead the Self/People賞を受賞しました。

受賞スピーチのレポートとともに、受賞を知ったときの想いや葛藤、これからのPR TIMESについての展望をお伺いしました。



松本 英里香(まつもと えりか) PR TIMES事業ユニット PRパートナーサービス部

上智大学卒業後、2021年に株式会社PR TIMESに新卒入社。営業本部(現:第一営業部)で3年間プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の導入・活用のサポートやユーザーイベントの企画などの業務に従事。営業活動以外では新卒採用説明会の実施、社員総会・プレスリリースアワードなどの全社横断プロジェクトに参加。2024年9月にPRパートナーサービス部に異動。PRSJ認定PRプランナー。


小さな成功を積み重ね、一進

「頑張れない自分から脱出」

実は1年前、どん底にいるような気持ちだったという松本英里香さん。

自ら問いを立て、創造性を駆使し新たな挑戦をし、組織を牽引した個人に贈られるLead the Self/People賞を受賞するまでのお話を当日の受賞スピーチとともに振り返ります。


自分との約束を守り、自分自身への信頼を取り戻す

松本:営業本部が立て直しを図り始めた1年前。当時の心境を残していた自分の日記を振り返ると「営業はもう向いてないからやめたい」、「仕事が楽しくない」などネガティブなことばかり書いてあります。いろいろ頑張っているつもりなのに結果を出せない自分を受け入れたくなくて、周囲の人や環境のせいにして現実から逃げようとしていました。

でも、自分自身の心の声を聞いてみると、実はこんな自分から変わりたいと願っていました。「何かを全力で頑張ることって楽しい」と知っているはずなのに、成果を出せるほど頑張れていない自分が常態化してしまっていることに情けなさと悔しさを感じていました。しかし、自分でもそんなにすぐに変われるという自信がありません。

だからこそ、まずは自分自身への信頼を取り戻そうと、自分と小さな約束をしました。



信頼を取り戻すための行動(23年度上期)
・誰よりも営業活動をする →達成
・PRプランナー1次試験に合格する →達成
・PR TIMESカレッジのモデレーター協力者を20名集める →達成


松本すぐに結果に結びつかなくてもいいから、まずは自分への信頼を取り戻すことを第一優先に。自分で言ったこと、決めたことをちゃんとやる。とにかくこれだけは守りました。

上期が終わった時点での成果はそれほど多くはありませんでした。できていないこともたくさんありましたが、それでも、とにかくやると決めたことはやった。それだけで少しずつ自分は頑張れる人間だと自分自身にも信頼が戻ってきました。


行動基準はPR TIMESのバリュー


この1年やってきたことは、PR TIMESのバリューの1つであるOne’s commitment, Public firstだったと気づきました。
一つひとつ自分との約束を重ねていくと、新たな目標にたどり着き、それがどんどん大きくなり、情熱が育まれていく。

情熱を持った行動は、自分や人や社会を動かすのだと、周りの変化を見ても感じ取れています。
自分との約束を重ね、情熱を育んだ先に、もっともっと大きな夢を見たい。そして恐れずにそれを宣言したいと思っています。

次のゴールは、自分に勝ち続け、そしてチームを勝たせる自分になることです。


これからのPR TIMESを考える

今回の受賞を機に、これからのPR TIMESについてどんな考えを持っているのでしょうか。スピーチの内容を掘り下げて、松本さんが変わったきっかけや大切にしていること、今後どうなっていくことを望むのかなどのお話を伺いました。


どんな自分でありたいか、問い続けることの大切さ

松本:私は飛びぬけて営業成績が良いわけでも、鋼のようなメンタルや圧倒的なリーダーシップを持っているわけでもないのですが、そんな自分が「どうしたらこの会社やチームに貢献できるのか?」を考えました。

圧倒的な強みが何もないなら、やったほうがいいことは全部やろう、と考えたのが変化したきっかけかもしれません。できることを増やして総合値を高めることで「この人がいると仕事が進むんだよな」と思われる人になれたらいいんじゃないかなって。

例えば「遅刻しない」「体調管理をする」「締め切りを守る」のような基本的なことはもちろん、自分が考える“信頼できる人”や“仕事ができる人”の像を思い浮かべて、「大変なときにも前向きな言葉を口にする」「失敗しても逃げずに最後までやり遂げる」「常にインプットし、周りにギブする」とノートに書き出し、ありたい自分について具体的にイメージしてみました。

これは私なりの考えなんですが、とにかくハイパフォーマーの真似をしてみることも大事な一方で、自分自身の性格や思考のパターンを加味したうえでの戦略を立てなければ成長は持続的じゃないと思っていて。私自身は遠くに掲げた大きな目標に向かってがむしゃらに走るよりも目の前にある一つひとつの課題をつぶしていくことのほうがやる気が出るタイプなので、こんなふうにありたい自分をちゃんとイメージして言葉にするプロセスを踏んだことが重要だったと思いますし、今後もその“ありたい自分”像をアップデートし続けていかなければいけないなと思います。


Lead the Self/People賞を受けて、さらなる飛躍を目指す

松本:一方で、この1年間を批判的にも捉えてみると、ちょっと頑張ればできそうなことにしかチャレンジしてなかったなとも思います。仕事への意識を変えたことやいつもよりちょっと頑張ったことが積み重なって結果的に賞をいただけるほどの成果になったのは良いことですが、今の自分の延長線上じゃない、非連続的な成長を遂げられるような挑戦までは勇気がなくてできなかったなと思っていて。

これは23年度下期の評価面談で「次はプレスリリースアワード 2024のプロジェクトメンバーをやりたい」と口にして、代表の山口さんに「なんで責任者に立候補しないんですか?」と聞かれたときに自覚しました。ちょっと頑張ればできそうなことではなく、「いやいや自分にはまだ無理でしょ」ってつい思ってしまうようなことにもときにはチャレンジしていかないと、これ以上の成長はないよなと。この会話をした数日後にはプレスリリースアワードの責任者に立候補して、日々たくさんの挑戦や失敗をしながら今もプロジェクトを進めています。

でも、私は入社したときは全然こういうタイプじゃなかったんですよ。このLead the Self/People賞が設立された2022年頃、この賞を自分が取ることは一生ないだろうなと感じたことも記憶しています。みんなをリードしていくようなキャラでもないしそういう意欲もなかったので、万が一何かの賞を受賞できることになったとしてもこの賞だけはないだろうなって。

賞を受賞してみて、リーダーシップというのは皆を鼓舞して率いていくような統率力のようなものだけでなく、自分自身のちょっとした行動や発言でも発揮できるものなんだなとわかりました。私と同じで「自分はリーダーシップがあるタイプじゃない」という人でも、前向きな行動や発言を積み重ねることがチームや会社に良い影響を与え、チームを良い方向にリードしていくきっかけにもなり得るんだと知ってもらえたらうれしいです。



松本さん、今日はさまざまな質問にお答えいただきありがとうございました! あらためてLead the Self/People賞の受賞、本当におめでとうございます。

※この記事は、2023年通期社員総会での松本 英里香さんのLead the Self/People賞受賞時のスピーチ、および後日社内で行われたインタビューを元に作成されました。


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