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ーこんにちは。おいしい健康の採用担当です。
おいしい健康には約10名の管理栄養士が在籍していて、社員の1/4は管理栄養士となっています。ここまで管理栄養士の比率が高いITベンチャーはなかなかないのではないでしょうか。
サービス開発、レシピ開発、研究開発、アプリマーケティング、ユーザーサポートなど幅広いエリアで活躍中の管理栄養士にスポットを当て、以下の3名の管理栄養士のメンバーにおいしい健康で働く魅力について語ってもらいます。
4回に分けてお送りするので、おいしい健康に興味を持ってくださっている方はぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
今回インタビューに参加する3名のプロフィールです。
福尾
プロダクト開発部 病態・栄養監修チームリーダー
病院、健診センターにて管理栄養士として特定保健指導を行い、年間100名程度を担当する。その後、おいしい健康に入社。
杉林
プロダクト開発部 病態・栄養監修チーム
病院の管理栄養士として給食・栄養管理業務を行い、フードサービス会社の本社にて担当エリアの献立作成を経験後、栄養計算ソフトの開発・インストラクター及び営業を経て、おいしい健康に入社。
北村
Dxマーケティング部 病態・栄養監修チームリーダー
病院や老人ホームでの給食管理業務、一般企業で営業職に関わる間、特定保健指導にも携わる。おいしい健康の前身であるクックパッドのヘルスケア事業部に所属し、クックパッドからのMBO時においしい健康に転籍。
ー第一回目は、「管理栄養士からみたおいしい健康の魅力」についてです。まず、2月に入社した杉林さんがおいしい健康に入社した理由について教えてください。
杉林
前職では病院や福祉施設向けの業務用栄養価計算システムを開発・販売していました。おいしい健康というサービスを見て、食や栄養を通して病気の患者さんに向き合おうとする真剣さを強く感じました。おいしい健康はレシピを見ているだけだと一見分かりませんが、厚労省の「日本人の食事摂取基準」や糖尿病学会の「診療ガイドライン」など、各健康状態・疾患に基づく様々なガイドラインに基づいて設計されており、ただのレシピ提案ではなく、しっかり裏付けされた提案がされていることに気づいた時に魅力を感じ、応募しました。
福尾
そうですね。医療用サービスでは、国からの要請でデータをガイドラインに沿って更新する義務がありますが、民間の家庭向けサービスでそこに取り組む会社は他にないと思います。
おいしい健康では、レシピについては文科省の「食品成分表」を元に栄養計算を行い、その上で当社独自のレシピ分類やアノテーション(レシピへのメタ情報の付与)を行っています。
そのため、例えば病院から「カルシウム摂ってください」と言われた時に、おいしい健康のサービスでカルシウムを含むレシピを絞って一覧で見ることができるのです。裏側のデータがしっかり管理されているから、実現できることなんですね。
おいしい健康はエビデンスを非常に重視しており、外部の栄養士さんが知ったらここまで徹底しているの?とびっくりすると思います。医療は日々進化し、ガイドラインや成分表等もアップデートされていくので、それに合わせてサービスも進化させていくサービス開発の方針は、管理栄養士から見て魅力的だと思います。
杉林
私のもう一つの入社動機は、田辺三菱製薬株式会社との取り組み「世界を旅するALSレストラン(https://als-station.jp/alsaction/restaurant/vol1/)」に魅了されたことです。筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。この取り組みは、おうちにいながら旅行気分を味わえるように海外各地の食文化を伝えるレシピ提案のコンテンツで、ALS患者さんの「海外旅行に行きたい」という願いに応える企画でした。このサイトを初めて見たときにとてもワクワクして、夢のある企画だなと感動したんです。
病院に勤めている頃、筋ジストロフィーというALSと同じ筋疾患の患者さんの担当をしていました。病院でできることには限界があり、やれることはやってきたつもりだけど、食や栄養を通して患者さんに夢を与えるということはできていなかったと思います。
患者さんたちは本当に食事が楽しみで、食が生きる喜び、糧になっているんです。今日は食べられるけど、明日になったら食べられないかもしれない。極端に言ったら、明日生きていられるか分からない。病院で働いているときに、患者さん一人一人の食に対するエネルギーを強く感じたのを覚えています。私もALSの企画の様に、患者さんに夢を感じてもらえるサービスを作りたいと思い、おいしい健康に入社しました。
こういった企画を一緒に取り組んでくださっているクライアントは大手ばかりです。おいしい健康はまだまだ小さなベンチャー企業ですが、こういった大手クライアントとの取り組みや大学病院との共同研究をたくさん行っています。これは医療・食・栄養という領域でおいしい健康のビジョンや事業方針がしっかり伝わってるということだと思いますし、それがおいしい健康の魅力だと思います。
その他にも対がん協会さんや糖尿病学会さんと一緒に、一般の方からの投稿レシピを集め、レシピ投稿数に応じて寄付する取り組みを行っています。社会貢献活動の一つで、今までにない取り組みだと思います。食や栄養に対する真摯な思い、協会や企業の垣根を越えて、共に一緒に未来を作っていこうというところから始まった取り組みで、こういった純粋な気持ちで仕事ができるというのはとても素敵なことだと思います。
ーおいしい健康が取り組んでいるのは「食」・「医療」という社会課題だからこそ、仕事を通じて社会貢献ができる実感がありますね。
第二回では、おいしい健康の管理栄養士のお仕事についてインタビューしていきます。
次のインタビュー記事はこちら→第二回「おいしい健康のサービス開発における管理栄養士の役割」について