株式会社ミラティブの会社情報 - Wantedly
株式会社ミラティブの魅力を伝えるコンテンツと、住所や代表・従業員などの会社情報です。ミラティブは「わかりあう願いをつなごう」をミッションに、ゲーム配信サービス「Mirrativ」を運営しています。 ...
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2021年11月コーポレート本部長としてミラティブにジョインした須山敏彦は、これまで重ねてきた抱負なキャリアを活かし、中長期的な戦略構築を担っています。ミラティブの企業価値を確信し、さらなる成長とミッション実現を支えようと決めた須山の想いやこれまでのキャリア、それらの原点にある願いについて聞きました。
コーポレート本部長:須山敏彦
東京大学経済学部卒業後、ローランド・ベルガーに入社。2009年DeNAに転職し、海外事業開発等に従事。複数のスタートアップでの事業管掌・コーポレート管掌の取締役(うち一社は上場企業によるM&A)を経て2021年ミラティブにジョイン
――ミラティブでの仕事内容を教えてください。
コーポレート本部長として財務、法務、経理などの領域を見ています。日々のオペレーションについてはすでに優秀なチームが動いているので、中長期的な企業成長のための基盤・戦略構築などが私の主な役割です。現在は資金調達やIPOに向けたガバナンス設計、機関投資家に対してミラティブの魅力を伝えることなどを進めています。
――ミラティブ入社以前は、さまざまな企業でのご経験があると聞いています。
戦略コンサルを経験後、DeNAへの転職をきっかけにIT業界へと足を踏み入れました。DeNA時代は一時期エンジニアになったり、シンガポール法人の立ち上げを行ったり、幅広い経験をさせてもらいました。その後は教育や医療xITで事業責任者や戦略投資・事業開発を行ってきました。そういった事業側の経験・知見があることで、コーポレートの立場からも、より企業成長に貢献できると考えています。
――須山さんから見て、ミラティブは現在どのような状況ですか?
ミラティブは今までゲーム配信サービスとして運営してきましたが、2022年よりゲームとライブ配信を融合させた体験であるライブゲーミングを打ち出しています。
これまでに培った独自のポジションを梃子にさらなる成長を目指す、非常に面白いフェーズだと考えています。
一方で、今後企業としてミラティブが飛躍するためには、おそらく“脱皮”しなければなりません。今は組織として均衡が取れた状態ですが、成長のためにはあえてそれを崩す、いわば非連続な意思決定も必要になってくると思います。
――須山さんはそういった見極めをする役割でもある、ということでしょうか。
そうですね。率直な言い方をすれば、私の役割はミラティブの企業価値を高めることです。そのためには、例えば投資家の目線と事業側をつなぐために“翻訳”を行うといった工夫はもちろん、今後は将来性が低い事業を止めるといった大きな決断を下さねばならない可能性はゼロではありません。ただし、この采配については論理的な正しさだけでなく、メンバーの感情への配慮もありますから、全体を見ながら何が最善か見極めていく必要がありますね。
――これまでのキャリア選択は何を軸にしてきましたか?
根源にあったのは、『インターネットの力を使って、世の中に貢献したい』という想いです。業界はさまざまですが、教育や医療など大義を感じられるプロジェクトに携わってきました。また、レバレッジをかけられる立場に対するこだわりもあります。もともとコンサルからIT業界へキャリアの舵を切ったのも、当時インターネットで世界が変わっていく予兆を感じたからでした。
――DeNA時代には赤川さんと接点があったと聞いています。
2009年、モバゲータウンのグループリーダーをやっていた頃のことです。同じくグループリーダー職だった赤川さんから、現在のミラティブにつながるアイデアや想いを聞いていました。彼が目指すミッションには、当時から深く共感したのを覚えています。『世の中こうなっていくといいね』と腹を割って話せたことが、とてもうれしくて。個人的には“義兄弟の契り”を交わすくらいの想いがあふれました。だからいつか声がかかれば一緒に何かしたい、と昔から思っていたんです。
それから10年以上経って久々に会った赤川さんは、あの頃と何も変わらない少年のような目で、揺るがないビジョンを語っていて……。経営者として以前に人として信頼できる人だな、と改めて感じましたね。
――それでミラティブにジョインされたんですね
それもありますが、ジョイン前に経営メンバーと『語りわかりあう会社』について議論したこともきっかけのひとつです。そのとき赤川さんから推薦された書籍などを読んで、目線の高さや目指す世界観に刺激を受けました。
ただ、ミラティブが目指している世界観を実現するためには、世の中のモデルそのものを覆すような、いわばGoogleのようなインパクトを目指さなければなりません。スタートアップでは目先の業務も多く目線が下がりがちですが、改めてミラティブのミッション実現のための本質的な課題に向き合っていきたいと日々感じています。
――大のお子さん好きという話も聞きました。
はい、子どもがほんとうに大好きで。実は保育士の資格や子ども向けのスポーツのコーチ資格も持っているんです。大学時代は、近隣の子どもたちとバーベキューやオリエンテーションを開催するボランティアサークルに入っていました。あと、取引先のお子さんと一緒にキッザニアに行ったこともありましたよ。
――好きの度合いが想像以上でした!そこまで子どもを想う気もちが強くなったきっかけは何かありますか?
子どもの未来の選択肢を増やしたい、という願いが心の底にあるんだと思います。自分自身が主体的な選択をせずに大学進学をしたことに少し後悔があり、もっと多面的な子どもの可能性を広げてあげたいと思っています。
――そういった想いは、現在の仕事にもつながっているのでしょうか。
ミラティブが描いている世界観は、私の中ではこの想いの延長線上にあります。
ゲームを配信して不特定多数とつながるプラットフォームの価値は、やったことがない人から見たらよくわからないものかもしれません。けれど、ミラティブが提供する場では、ユーザーさんが新しい自分を発見できる可能性があります。
好きなことを自由に発信することで、ユーザーさん一人ひとりの生活や心境に変化が生まれるのならば、それはすばらしいことだと思います。ミラティブの提供価値の先に、ユーザーさんの未来の選択肢が増えていくことを、私は願っています。
――今後『語りわかりあう会社』を実現していくために、コーポレート部門としてやっていきたいことはありますか?
抽象度の高い話になってしまいますが、コンテクストによる意思決定やガバナンスを実現したいとは考えています。稟議や議事録、数字などの情報が有機的につながり、メンバーに伝わるような状態を作りたいな、と。現在はまだ、そのための準備を始めたばかりという感じですし、引き締めるところとのバランスも簡単ではありません。
――最後に、今後の展望と、そこにかける須山さんご自身の想いを教えてください。
すでに錚々たるVCから資金調達を達成しているミラティブは、とても注目度の高い企業です。だからこそ、周囲からビジネスとしての成功も求められていますから、そこにはほどよいプレッシャーを感じています。
サービスの市場価値、ポテンシャル、カルチャーの独自性など、ミラティブには挙げればきりがないほど企業としての魅力がたくさんあります。これらをコーポレートの観点から攻守双方で伸ばし、ミラティブの成長を支えていきたいです。
ミラティブの企業としての価値を高めるべく、ガバナンス設計や戦略構築を進める須山。その原動力となっているのは、ミラティブのサービスの先にいる多くの人々の人生の選択肢が増える未来です。『語りわかりあう会社』を目指し、企業としての飛躍の準備を進めるミラティブに興味を抱いた方は、下記よりお問い合わせください。
<編集・執筆=宿木屋>