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森本優美です。関西の公民連携事業部で運営スタッフとして働いています。私はキズキが1社目の企業です。
実は、学生時代、学校に行くことが難しい時期が長くありました。そんな時に学校の先生や周囲の友人に支えられて、大学を卒業するまでたどり着くことができました。大学時代に就職を考えた時に思ったのは「今度は私が困難を抱えている状態の方をサポートする側に回りたい」ということでした。そして、高校生の不登校・中退率をテーマにした大学の卒論に取り組んでいく中でたまたまキズキを見つけ、ぜひこことで働きたいと思い、今に至ります。
|困難を抱えている方へのサポートは多岐に渡ります
現在いろいろな業務を行っている中で、メインの業務のご紹介をします。
それは学習支援業務です。
主に生活が厳しいご家庭の小・中学生を対象に、公共施設で教室運営し学習サポートを提供しています。例えば、保護者や生徒面談をしたり、実際に勉強を教える講師の採用を行ったりします。塾をイメージしてもらうと近いかもしれません。
しかし、通常の塾と大きく異なるところは、自治体からの委託事業で、利用者は費用を負担せずにサービスを受けられる点が特徴です。そのため、定期的に自治体へ生徒の状況報告を行ったり、さらに支援をよりよくするために自治体との会議に参加したりします。時には、私たちから、支援の幅を広げられないかと働きかけることもあります。
他にも、ひきこもり支援業務も担当しています。こちらも自治体から委託を受けて、小学生から50代まで幅広い年齢層の方の相談にのります。家族以外とコミュニケーションを取る機会が少ない方とコミュニケーション練習をしたり、勉強や就職などに向けて一歩を踏み出すサポートをしています。何から始めればいいかわからない方と一緒に考えながら進める、そんな地道なサポートです。
|自分一人で支援をするのではなく、ハブのような存在として連携を築く支援を行います
私は「今度は私が困難を抱えている状態の方をサポートする側に回りたい」という想いでキズキに入社しましたが、それを日々実感できる日々を過ごしています。
例えば、この支援は全て自治体の取り組みですので、利用者が費用をかけずにサービスが受けられます。本来であれば、費用が厳しいから支援が難しいと感じられる方に対してもきちんとリーチできていることは、一つの大きな形だと感じます。
そして、キズキが会社として成長することで新しい事業が受託できるようになるということは、また新たな支援が本当に支援を必要とする方に届けられることにつながります。単純に数が増えることは、サポートの幅が広がるので大きなやりがいです。
そして何と言っても、本人、学校、自治体など、様々な関係者をつなぐ「ハブ」のような役割を担っており、連携することでスムーズな支援を実現しています。自治体と直接関わることで、支援の効果がより大きくなることを実感しています。
また、個々の支援の時に、嬉しさを感じる瞬間があります。
先日も、とある中学生の支援を行いました。そのお子さんは、小学生のころからずっと不登校に状態でした。私たちの教室に来るまでは、全く外出の機会がない状態で、そこから、徐々に週2回ほど来られるようになりました。それだけでもすごいことなのですが、さらに中学校で三者面談に行ける程までになったんです。秋には学校行事の見学に行こうかという話もあがるまでになりました。必ずしも学校に行かなければならないわけではありませんが、それまで何年も家庭から出て社会に触れることがなかったことを考えると大きな出来事です。
このような変化を間近で見ることで、本当にこの仕事の意義を感じることができています。
|自己満足の支援ではなく、目の前の出来事の背景までしっかり掘り下げることで実現する支援
一方で仕事の難しさもあります。やはり成果がわかりづらく、目に見える変化がでるまでに時間がかかる一面があります。例えば、ある利用者が、自立するという目標を設定したとしても、一カ月二カ月で実現するわけではありません。ですから長期的な視点で見ていくことが重要ですね。
また、先にもお伝えしましたが、私にとってキズキは社会人1社目の会社です。ですから、お仕事を覚えることや、業務の仕組みを学ぶ必要もあります。もちろん面談はマネージャーの方に同席させてもらう機会が何度もあり、支援の仕方を学んでいます。面談においては、答えてくれた回答そのものを受け取るのではなく、その回答の背景に何があるかを想像して、そこを掘り下げていくことが求められますので、難しさを感じることもあります。
例えば、先日も保護者と一緒にいらっしゃったお子さんの面談を行ったのですが、お子さんへの質問を全て保護者が答えてしまう場面がありました。お子さんは保護者の前だと本音を話せなくなっている状態が起きていることに気づき、それを踏まえて掘り下げる面談を行いました。起きていることの背景に何があるのかを意識することの大切さを痛感しています。
そのため、自己研鑽にも力を入れ、支援や教育に関する論文を読んだり、業務外のボランティア活動に参加して子ども支援を行ったりして、知識やスキルの幅を広げるよう努めています。
この仕事は、「誰かのために力になりたい」と思っている方には、とても魅力的だと思います。同時に、キズキは自己満足ではなく、一人が頑張る支援でもなく、組織としてしっかり体制を整えた中で支援を行っていくという視点を持っているので、とても働きやすい環境だと思います。ピンときた方は、ぜひカジュアルにお話を聞くだけでもキズキと接点を持っていただけると嬉しいです。キズキで一緒に働けることを楽しみにしています。