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「同じ境遇の人をサポートしたい」案件受託から定着までを遂行するやりがい

公民連携事業部マネージャーの平井瑞生(ひらい・みずき)です。

大学卒業後は裁判所事務官として勤務後、「困難を抱える子どもたちへの支援に直接携わりたい」という思いからキズキへ入社。キズキ共育塾の教務スタッフを経て、現在は公民連携事業部(関西地区)のマネージャーとして、10の事業を運営しています。

これまでのキャリア

2019年7月:キズキ共育塾大阪校の教務スタッフとして入社

2020年6月:キズキ共育塾大阪校の教室長に就任、同時期から公民連携事業部の業務にも携わる。

2022年1月:公民連携事業部に異動、マネージャーに就任


自分と同じような境遇にいる人をサポートしたい

私は、小学校低学年のときに両親が離婚して、下の兄弟と母子家庭で育ちました。当時の家庭状況は不安定で、居心地の良い環境ではありませんでしたし、ちょうど同時期に学校でも居場所がないと感じることがありました。家にも学校にもいたくないと感じ、転校して私だけ祖父母の家で暮らすようになりました。

そんな経験もあり、小中学生の頃は大人や社会への反発心が強く、ちょっとグレかかっていました(笑)ただ、勉強だけは、やった分だけ認めてくれる先生がいたので、むしろ好きなほうでした。成績は良かったのですが、進路については、家のことを考える思いと周囲と同じ道に進みたい思いがあり、夜間定時制や中卒での就職も考えていました。

そんなときに、転校先の学校で出会った友達や先生が「もっと先の道にも繋がるかもしれないから、全日制の高校に行きなよ」と助言をしてくれたり、母も「家のことを気にしているなら、高校に行って楽しく過ごしてくれることの方がもっと嬉しい」と言ってくれたりました。また、どれだけ心を閉ざしても、時に差し伸べられた手をはたいてしまうほどに頑なな態度を見せても、何度も声をかけてくれました。そんな周りの人のサポートもあり、私は全日制の高校そして国立の大学へ進学することができました。

幼少期は大変な思いをすることもありましたが、家族をはじめ周りの人がたくさんサポートしてくれて、受け皿となってくれたおかげで、私はなんとか自分がやってきたことを一本の道にすることができたと思っています。

この頃から、将来は私と同じような境遇にいる人をサポートできるような仕事に就きたいと漠然と考えるようになりました。


「少年が立ち直っていく道のりに直接関わりたい」という思いから、キズキへ

大学3年生で本格的に就職先を考え始めたとき、母から教えてもらった「家庭裁判所調査官」という仕事に興味を持ちました。ただ、家庭裁判所調査官の受験科目の中に専門分野があり、現役で受験するには準備時間が足りませんでした。そのため、裁判所に入ってからキャリアチェンジしようと考え、裁判所事務官として就職しました。

裁判所事務官の仕事は、裁判で使う資料の整理など、裁判の補助が主な業務となります。その際、家裁調査官が調査した少年の生い立ちや少年・保護者との面談記録を読むこともありました。

記録を読んでいる中で、母子家庭であったり生活困窮世帯であったりと、育った環境に困難があったんだろうなと思う方が少なくありませんでした。

私の場合は支えや受け皿がありましたが、そうじゃない子もたくさんいます。私自身が同じような経験を持っているからこそ、直接関わることで出来ることがあるのではないかと思うようになりました。

公務員という中立的な立場ではなく、少年や困難を抱えた方たちが立ち直っていく道のりに、直接かつ長期的に関われる活動がしたいと強く考えるようになり、転職を決意しました。

転職先では、少年院入退所者への支援や児童養護施設など困難がある子どもへの支援に携わりたいと考えました。そこで、支援と言えばNPOだと思い、最初はNPOを調べました。しかし、給与水準が下がることへの懸念や、支援に関する考え方が自分の理想とは違うと感じ、NPOの関連性から「福祉」をキーワードにして検索をし、キズキを見つけました。

印象に残ったのは、まず、「何度でもやり直せる社会をつくる」という理念のもと、株式会社で社会的包摂を行う事業をやっていることでした。代表の安田が書いた本もすぐに買って読んだのですが、私自身の生い立ちや考え方と重なる部分がとても多くあり、驚きました。特に胸を打たれた内容には未だに付箋を貼っています。

さっそく求人を調べてみました。記載されていた「求める人物像」を見ると、初めての業界でも頑張れば出来るのではないかと思えましたし、また給与水準や昇給スケジュールも明確だったため、直感的にここだ!と思い、応募しました。


事業受託から定着まで一気通貫で関われることがやりがい

公民連携事業部での仕事のやりがいは、自治体などから事業を受託し、その事業が無事定着するまでの過程を一気通貫でやり遂げられることです。

私は、「一人でも多くの方に必要な形で支援を届けたい!」という思いでキズキに入社し、仕事にあたっています。そのため、昨年よりも多くの自治体から事業を受託できたときや、事業規模が拡大したときは、やりがいを感じます。ですが、一番は現場でその事業を利用する子どもたちや支援している講師が楽しそうに過ごしているところを見たときに、特に達成感を感じます。また、以前は公務員の立場で視察として訪れた少年院に、今では支援者として訪問し、直接少年たちと関わることができていることに対して、喜びとともに「もっとキズキの支援でできることがあるのではないか」と熱い思いがこみ上げてきます。

また、現在は公民連携事業部のマネージャーをやっているため、部下を育成することや、事業部全体の運営に関われることもやりがいのひとつとなっています。


公民連携事業部に興味を持ってくださったあなたへ

公民連携事業部では、年々受託事業が増加しており、現在関東と関西を合わせると約40事業を受託・運営しています。受託元の自治体や案件によって、様々な困難を抱える方をサポートすることができるお仕事です。また、直接的な支援だけでなく、講師の採用や育成、生徒さんとのマッチングなど、より広い視点から支援に携わることができます。

「困難を抱える子どもたちを支援したい」という思いをお持ちの方。また、直接的な支援にとどまらず、より広い視点から支援に携わりたいと考えている方。ぜひあなたの思いやご経験を活かし、私たちと一緒に困難を抱える子どもたちをサポートしませんか?


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