集中力を可視化するアプリ「JINS MEME OFFICE」のユーザー体験を支えるチームに迫る
2016年4月13日にJINSが発表した公式アプリケーションシリーズ。その中の「集中力を可視化してユーザーのパフォーマンスを向上させる」というコンセプトの「 JINS MEME OFFICE(オフィス) 」をグッドパッチがデザイン・開発をサポートさせていただきました。今回は、JINS ...
http://memo.goodpatch.co/2016/06/jinsmeme/
こんにちは!
広報の高野です。
みなさまから「グッドパッチのクライアントワーク(受託)って実際どんな感じで仕事が進んでいるんですか?」という質問をよくいただきます。今回はそんな疑問にお答えする「クライアントワーク」についてのお話。クライアントワークを担当するマネージャー、リーダーたちに実際の現場はどうなっているのかも交えて聞いてきました!
グッドパッチは、創業当時からクライアントワークに注力しており自社プロダクトをリリースした今でも、事業展開の中心となっています。スタートアップから大手企業様はもちろん、FinTech、IoT、ヘルスケアなどの新しい領域へも積極的にデザインの力でお手伝いしています。
グッドパッチがクライアントワークを続ける理由。それは、クライアントワーク最前線のノウハウを、グッドパッチの自社プロダクト開発に落とし込みより多くの人に届けることができるから。実は、プロトタイピング「Prott」、フィードバックツール「Balto」は元々クライアントワークでニーズがあったためプロダクト化しているんです!
グッドパッチのクライアントワークは、 受託モデル、共通事業モデル、投資モデル の3タイプあり、主に日本国内企業を中心にプランニングから、UIデザイン、開発までを一気通貫で行っています。 UIデザインの一部分だけなどといった部分的なお仕事の受け方はしておらず、そもそもなぜそのビジネスをやるのか、ユーザーにどういう体験を提供したいのかというUXの部分からコミットさせていただけるプロジェクトが多いのが特徴的です。新規事業のパートナーとして選んでいただくことも増えてきています。
グッドパッチのクライアントワークには営業職のメンバーがいません。
ありがたいことに、過去の制作実績を見たクライアントからご相談をいただくという流れが絶えず続いています。そのためご相談をいただいた際には、都度マネージャーたちがヒアリングに伺っています。このヒアリングの際には、適正なスケジュールかどうか、デザインプロセスを一緒に取り組んでいけるかなどを伺っています。
お仕事をご一緒させていただくクライアントはスタートアップ企業から大手企業まで多種多様です。ヒアリング時に伺った要件や状況から、一緒にチームとしてものづくりをしていける状況であるかということを判断軸の一つにしています。
一つ目は、うちがパフォーマンスを出せると思えるかどうか。きちんと仕事内容をヒアリングして、相手のビジネスに貢献できるというイメージが湧くかどうかがポイントです。
二つ目は、モチベーション。僕たちは、クライアントと一つのプロジェクトチームを作ります。ですから、メンバーがそのプロジェクトに対してコミットメントするためにモチベーション高く保てるか、新しい挑戦ができるかを見極めます。
三つ目はクライアントのパッション。その仕事を依頼してくれたクライアントの熱意も重要です。一つのチームとして一つのプロダクトを開発するので、こちらも中途半端な気持ちではやりませんし、信頼関係があるからおのずと対等な関係性を築くことができるんです。
そして四つ目は、社会的なインパクトを与えられるかどうか。それもあって、社会を本気で変えようとしているスタートアップと一緒にプロダクト開発をすることが多いですね。もちろん大企業でも担当者が「本気で社会を変えたい」と思っているなら、その思いには応えたいと思っています。
引用:デザイン会社グッドパッチに学ぶ、長時間労働をせずに成長する組織のつくり方より
https://mirai.doda.jp/series/interview/naofumi-tsuchiya/
最終アウトプットがUIデザインまでの場合は、プロジェクトマネージャー兼UXデザイナー、UIデザイナー、開発までの場合はデベロッパーも最初から一緒にチームを組みます。
社内にはこういった小さなチームがたくさんあり、複数のプロジェクトが同時並行しています。小さなチームごとにそれぞれ席に座ったり、社内だけで仕事をするのではなく、デザイナーやエンジニアもクライアント先に出向きコミュニケーションを密にとっています。
また特徴としては、プロジェクトにアサインされる前には必ず適正などについてマネージャーと面談します。リソースなどの都合だけでアサインしないというところにもこだわりを持ってマネージメントをしているそうです。
チームとクライアントとの仕事の進め方はぜひこちらの記事をご参照ください。
全てのプロジェクトは、このデザインプロセスに基づいて行われています。もちろん時と場合によりアレンジすることもあります。デザインプロセスはメンバーにより日々研究されており、プロジェクトで新たにトライした手法や、生み出した手法などのノウハウ共有などもチーム間で活発に行われています。
このグッドパッチのデザインプロセスで特徴的なものをいくつかご紹介します。
グッドパッチではプロジェクトのキックオフを特に重要視しています。キックオフで、いかにプロジェクトメンバーとの関係値を築けるか、プロジェクトに対する現状認識と目指す方向をするか、そのための手法としてワークショップを含むキックオフを実施しています。
プロダクトをより具体化するため、プロトタイピングを繰り返し、設計・デザインを行います。 もちろん自社プロダクトのプロトタイピングツール「Prott」、フィードバックツール「Balto」はβ版の時からクライアントワークをするメンバーに愛用されており、プロダクトの品質に厳しいメンバーの目を通って、みなさまにお届けしています!
いかがでしたでしょうか?
グッドパッチのクライアントワークは、クライアントワークとはいえ、事業会社に近い形で自分が担当しているプロダクトにコミットできるところが特徴です。さらにクライアントと同等の熱量でありながらも、中立的かつユーザー視点を保ってプロダクトを見つめることができ、ユーザーに提供する体験に向かい合えるのかもしれません。
そんなものづくりを一緒にしてくれる仲間を募集中です!