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【若手活躍メンバー】介護に魅入られた大学生が、採用を起点に業界変革に挑む理由

株式会社フォーエーキャリア(通称、FAC)の若手活躍メンバーに、入社理由や成長のきっかけになった出来事、今後のキャリア目標を語ってもらいました!

第2弾に登場するのは、新卒3年目の北本天祐さん。学生時代に介護士のアルバイトをしたことがきっかけで、介護業界に興味を持ったそうです。

彼が考える介護業界の課題と、FACで挑戦したいこと、お仕事のやりがいなどを聞きました。


▼medica事業部とは?▼

medica | 介護・看護・福祉特化型採用 コンサルティングサービス
medicaでは介護施設の採用コンサルを行っています。『採用』という切り口から、健全な介護施設運営を支援するために、費用対効果の高い施策をエリアに沿った施策でご支援しています。
https://medica.ooo/


▼北本さんのプロフィールはこちら▼

高知県出身。高校卒業後、防衛大学校に進学するもアメフトの部活動で怪我をし中退。高知工科大学に再入学し、社会で発生する現象を物理の側面から観測するシミュレーション物理学の研究に打ち込みながら、介護施設でのアルバイトや新卒採用イベントの立ち上げ・新規営業などを経験する。卒業後にFACに入社しmedica事業部に配属。新規営業とコンサル両方を経験し、3年目にリーダー昇格。現在はエンタープライズ営業担当とコンサルを兼任し、二刀流で活躍中。

大学時代のアルバイトで介護の面白さにはまると同時に、福祉業界の課題も目の当たりに

━━ まずはFACへの入社理由と、入社後の経歴、現在の業務内容を教えてください。

大学時代に介護施設で2年間アルバイトをした経験があり、介護業界の課題解決に携わる仕事には興味を持っていました。とは言えmedica以外の事業部も面白そうでしたし、他社で選考に進んでいたところもいくつかあったのですが、最終的には当時立ち上がったばかりのmedicaの未来について楽しそうに語る、田中丸さんのトーク術に魅了されて入社を決めました。(笑)

medicaに配属になってからは、新規営業担当としてテレアポや商談を担当してきました。入社2年目の後半からはコンサルチームに異動し、medicaを導入いただいたお客様にマーケティングを通して課題の原因追及や効果検証を実施、課題解決に努めています。またリーダーにも昇格し、数名のメンバーをまとめたり、売上、顧客満足度の向上など率先垂範しております。

加えて今年の7月からは、案件の大型化を担うエンタープライズ営業担当とコンサルを兼任することになり、二刀流で頑張っています!

━━ FACとの出会いの発端にもなった介護業界のアルバイトは、どんな経緯で始めたのですか?

きっかけは友達の紹介です。その友達はどうも肌に合わなかったようで辞めてしまったんですけど、研究で忙しかった僕にとってシフトの柔軟性が高い介護士のアルバイトは魅力的な仕事でした。現場は常に人手不足なので、「明日午後から入りたいです」といった急なお願いでも対応していただけたんです。

━━ 研究との両立のために選んだアルバイトが、その後のキャリアに繋がっていったのはなぜですか?

僕が介護というものに魅了されていったのは、コロナ禍のある出来事がきっかけでした。2020年、最初の緊急事態宣言が出された頃にデイサービスで働き始めたのですが、3週間ほど集中してシフトに入った後のゴールデンウィーク中にクラスターが発生し、約1ヶ月間出勤できなくなってしまったんです。状況が落ち着いて久々に出勤した日、僕を可愛がってくださっていた90歳のおばあちゃんが亡くなったことを知らされました。とてもショックでした。

そんな僕に、ある先輩職員が「こんなことは当たり前で、引きずるものではない」と言ったんです。言われた瞬間は違和感が拭えなかったし、「どうしてそんなふうに平然と受け入れられるんだ?」「介護って一体何なんだろう?」と葛藤しました。

でも、その後も仕事を続ける中である時ふと、介護は人類全てが関わる領域なんだと気付きました。僕自身アメフトの部活中に頚椎を折って死にかけたことがあるし、関ろうとしていなくてもいつかは必ず両親の介護が必要になり、自分もそうなる時が来る。「引きずるものではない」というのは単に「仕事だから割り切れ!」ということではなく、どんなに抗っても最後には死が訪れることを理解した上で、その人が最期まで少しでも幸せであるようにと手を尽くした自負があるからこそ言える、プロの言葉なんじゃないかと。そう思うと、先輩たちの背中がすごく格好良く見えたんです。

もう一つ大きかったのは、IT活用の遅れや人材不足、収益不足やストレス管理など、介護業界のたくさんの課題を目の当たりにしたことです。特に印象に残っているのは、職員のおじさんの書類作成を手伝った時のこと。月毎に報告書を提出する必要があり、そのおじさんは慣れないパソコン作業に苦戦しながら、お昼休み返上で文書を作っていました。それを見た僕がエクセルを使って整えてあげたら、喜んだおじさんがお駄賃として5,000円くれたんです。その人がかけた時間は2時間以上、一方で僕が作業した時間はたった10分ほどでした。

介護経験やスキルで言えば、僕はおじさんの足元にも及びません。でも僕にとっては簡単なパソコン作業がおじさんにはとても難しくて、そのせいで結果的に、僕はおじさんの何分の一の労力で5,000円稼げてしまった。その歪さを目の当たりにして、「すべての人がいずれは関わるこんなに重要な仕事なのに、現場はたくさんの課題を抱えている。その課題を自分が解決したい!」と思いました。

全ての課題は採用に紐づく。だからこそ「採用に本気」にさせたい

━━ 介護業界の課題に対して、medicaというサービスの提供価値はどんなところにあると考えますか?

一つは、第三者の立場だからこそ聞いていただける話がある、ということ。僕自身が介護施設で働いていた時にもありましたが、現場の介護職員が賃上げや労働環境改善を訴えても、それまでのやり方を変えたくない経営層は「文句を言う前に、目の前のお客様を大切にしてください」とか「他の会社だって同じです」と言って、取り合わないことも多いんです。そこに僕が「他の会社はこのくらい夜勤手当を出していますよ」とか「この現場にはあとこのくらい人が必要ですよ」とご提案すると、「そうですか」「今の時代の標準はそのくらいなんですね」と理解してくださるお客様もいます。現場職員ではなく「medicaの北本」だから、客観的な意見として受け入れやすいんだと思います。

もう一つは、お客様に課題の本質と「正解の打ち手」を提示すること。お客様にヒアリングすると、「求人に応募が来ない」とか「人手が足りていない」といった課題の表面的な部分は認識しているものの、その原因を追求するところまでは達していないケースが意外と多いです。もちろん事業形態に寄るところはありますが、僕の考えとして、現場の教育体制が整わない、IT活用が進まない、収益が上がらないといった課題も結局は、そのスキルを持った人材を採用できていないことに紐づきます。だからこそ僕は、お客様を採用に本気にさせたいんです。

介護業界はかつて、ハローワークや新聞に求人広告を出せばそれだけで応募が来た時代がありました。そのせいで採用に対する考え方がその頃のまま変わっていないお客様も多い。「たまたま最近応募が来ていないだけだよ」と。でもそれは残念ながら違うんです。今はもう、本気で採用に取り組まないと厳しい時代になっている。そのことをまず理解していただくことが重要だと思っています。

採用支援だけでない、介護現場の包括的な支援ができるようになりたい

━━ 最後に、これからFACで成し遂げたいことや、長期的なキャリア展望があれば教えてください。

まだ確定ではなく、これから自己分析を深めながら考えていく必要がありますが、最近は介護業界に対して収益拡大のためのコンサルティングや経営全体のコンサルティングを提供したいという思いが強くなってきました。

medicaでこれまで経験してきた採用コンサルティングだけではない知見やスキルが必要になるので、なかなか難しい挑戦になるだろうとは思いつつ、介護現場の労働環境改善や組織課題解決、介護加算関係の相談対応なども含めた包括的な支援ができるようになることで、介護サービスを提供する会社が一企業としても成功できるようになりたいと思っています。

medicaのサービスは日々進化していて、チームとしても様々なツールやマーケティングのノウハウを活かしてお客様のあらゆる課題に対応できる組織へと近づいています。僕もその一員として、これからも介護や福祉に携わる人たちの笑顔を増やしていきたいです。


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