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「失敗」なんて存在しない

Wantedly, Inc.に入る前

今から20年ちょい前(年齢を隠すため)、韓国のソウルで会社員の父と専業主婦の母の間に生まれた私は、現在に至るまで、様々な戦況をかいくぐってきました。とまではいいませんが、ほどよく刺激のある半生を歩んできまいた。(遠い目)

7歳の時に日本の小学校に転校した私は、高校3年までの「ザ・青春時代」を鳥取の山奥で2年間、大阪のど真ん中で10年間過ごしました。そのうち、高校3年間は男子校に通ったため、それを青春時代に入れるかどうかは疑問ですが。

東北大震災の影響で日本の大学に行けず、ボストンに渡ったのが全ての始まりだったと言えるでしょうか。

厳しい母からついに逃れられた私にとって、アメリカは刺激に溢れており、「自由の国」という言葉の恩恵の下、その限りを尽くしました。語学学校に行っていたということもあり、いろいろな意味で悪いお友達ができ、一度は映画の中で見たことがあるであろう、サングラスをかけた、制服のボタンが弾け飛びそうな肥満体のおまわりさんとお話する機会もあったような、なかったような。。

その一年でいい意味でも悪い意味でも大人になれた気がしました。お酒が飲めるようになった歳の誕生日は、もう、やばかったりしました。そんな感じで、件の私の母が見れば卒倒するであろうことをしていたことは確かですが、社会のシステムを理解したのはこの頃だと思います。そんな一年で一番学んだことは、初めての人と仲良くなるためのコミュニケーション能力でした(決していい意味とは言えない)。初めての人と話すときに、その人と一番早く仲良くなるには、その人と自分の間に共通点を見つけることです。一番ポイントとして高いのは、その人の地元の話題でしょうか。特に、アメリカという異国の地に来ている学生達にとって、地元の話ができるという「人」には容易に心を許してしまうものなのです。このようにして、世界中の事件や出来事、歴史や気候などを毎日チェックしたりして知識の幅を増やして行きました。

そろそろ日本が懐かしくなってきた頃、語学学校も卒業の時期を迎え、少しでも日本に近いだろう、という単純明快な理由で、サンフランシスコの大学に編入することにしました。今考えると、単純すぎて呆れます。

サンフランシスコの短期大学に編入した私は、シリコンバレーという土地の雰囲気もあり、ちょっと真面目にしようかということで、真人間になってみました。教授やいい友人に恵まれた私は一年間の短期大学生活にfull-commitすることができ、人脈を広げていくうちにスタンフォード大学の教授と知り合い、当大学に交換留学生として編入することができました。(カバー写真はStanford University -The James H. Clark Center)

世界最高峰と呼ばれるこの大学での生活は、それこそ異次元を見ているようなものでした。隣に中学生みたいな子が座っているなと思い、「お父さん待っているの?」と聞いたら「今年からここの学生だよ!」と言い出す15歳がいたり、私と同じ歳のトヨタの車(5万円で購入)を駐車している私の隣にわざわざランボルギーニを停めてるくる3歳下のオヤノスネカジリ虫がいたり。とにもかくにも、この大学では言葉に表し尽くせないほど、いろいろなジャンルのことを学びました。同時に、Google本社でインターンとして働いていた私は、コンピューターサイエンスという学問の奥深さを思い知らされました。

今から自分がイチからその学問を学んでも、彼らに追いつくことは決して、ない。それなら、彼らが創ったモノを拡げる側に立って彼らをサポートすることが自分の役目だと思うようになりました。

そうして、私は日本への帰国を決心しました。

現在

Temple University JapanのInternational Business学部への編入試験をパスしたのが3ヶ月ほど前のことです。本当は早稲田大学の国際教養学部に行きたかった私は、友人からその卒業生で現在会社を立ち上げた方を紹介してもらい、ビジネスの基礎や仕組みを教わりました。そして同時に、ビジネスは座学より経験だ、ということ聞き、大学に入る前にビジネス関係のインターンを通して、ビジネスのことを少しでも分かっていきたい、と思うようになり、Wantedlyでインターンをする機会が与えられました。

現在はWantedlyのBusiness Developmentチームのセールスを担当しており、直接営業や経営に関わってくるスキルを日々学んでいます。正直、Wantedlyで働く前までは、「お金」は「稼ぐ」か「使う」の二種類しかないと思っていましたが、ここ2ヶ月で「お金」は「周る」というものだと気付かされました。ビジネスのBの字も知らなかった私でしたが、この二ヶ月で大きく成長したのではないかと実感しています。

Wantedly, Inc.について

上で私の半生をずらずらと書いてきましたが、わたし的には決して成功ばかりの連続というわけではありませんでした。むしろ、傍から見れば、多数の「失敗」の中に偶然「成功」が一つ混じっていた、感じに見えると思います。 しかし、その多数の「失敗」が一つの「成功」につながってきたのだと、確信しています。タイトルにも書きましたが、「失敗」なんて存在しないんです。

トーマス・エジソンの受け売りですが、人生なんて、” I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.(私は失敗なんてしていない。うまくいかない方法を一万ほど見つけただけだ)”なんです。Wantedlyでのインターンの大きな特徴は、その「10,000 ways that won’t work」を自分で見つけ、それに積極的にチャレンジしていけるところだと思います。学生のうち、優秀は人が就職活動をすると、どうしても大手や商社などに目がいってしまうでしょう。たしかに、そこではリスクをどのように管理するかは学べるでしょう。

しかし、リスクを取って、どうチャレンジするか、はそこでは学べません。リスクと面と面を向かって対峙するからこそ、シゴトはワクワクすると思います。

Wantedlyでは、自分たちが最初から考える「ゼロベース環境」と、与えられている「限られたリソース」で、そのリスクにチャレンジできる環境が揃っている会社だと思います。

今後どういうことをしていきたいか

私は今いるインターン生の中で比較的に長くいるということもあり、リーダーみたいなことをしています。これからWantedlyでしていきたいことの一つとして、インターンのみんなで、それぞれの個性と特性にあったシゴトの割り振りをし、チームで目標達成に向かって共に頑張っていけるような環境づくりをしていきたいと思っています。 インターン生が会社の売上に直接繋がる仕事を任されるため、与えられた目標以上を目指してみんなと頑張っていきたいです!

Wantedly, Inc.では一緒に働く仲間を募集しています
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