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"TAMのディレクター職は、プロダクトを作り上げる経験をたくさん積みたい自分にぴったりだった" シンガポールチーム ディレクターが語るやりがいと難しさ
HRの茶園(チャゾノ)がインタビュー!「TAMのお仕事図鑑」シリーズ、今回はシンガポールチームの堀さんにお話を伺いました!
ー TAMに入る前は、どんなことをされていましたか?
大学卒業後からしばらく、営業職で働いてきました。web業界に飛び込んだのは3年前で、TAMとは別の会社でSNS広告のアドバイザーとして働き始めたのがきっかけです。シンガポールに住みながら日系企業の広告施策を支援するコンサルタントを2年ほど経験しました。
ー 営業職からのマーケティングコンサルタント…順調なキャリアに思えます。
転職を考えるようになったのは、どのようなきっかけがあったのですか?
SNS広告のコンサルタントをする中で、限られたプラットフォームのメニューの中でしか解決策を提案できないもどかしさを感じたことがきっかけですね。お客さんの課題の解決のために、持っているメニューの枠をはみ出るような提案をしたいと思うことがあって。「完成したものをどう売るか」よりも「課題を解決するソリューションにベストフィットするものを自ら作ること」に関心を持ち始めました。
それで前職の在職中にプログラミングの勉強を始めました。HTML、CSS、Javascript、Gitやサーバー環境構築などの基本的なサイト構築の仕組みをひととおり理解し、Wordpressでの自作テーマ制作ができるようになったタイミングで転職活動をし、TAMのシンガポールチームに出会うことができました。
ー TAMに入社を決めたポイントは、何でしたか?
TAMのシンガポールチームはweb系の受託開発の中でも開発案件が多く、お客さんの課題をヒアリングして一緒にプロダクトを作っていくチームだと知りました。なので、プロダクトを作り上げる経験をたくさん積みたい自分にぴったりだと思って入社を決めました。
ー お仕事は具体的に、どのような内容でしょうか?
仕事内容は大きく分けて2つあって、ひとつは新規の開発案件でディレクションです。今はリーダーの藤原さんと一緒に、マルチクラウドの開発業務を主に担当しています。
具体的には、一からアプリを作るときに、どういうクラウドシステムが良いのか選定したり、どのシステムを組み合わせたらいいのか…など、お客さんのケースに合わせて最適なかたちを提案しながら設計してエンジニアさん、デザイナーさんと作り上げて、お客さんにお渡しするというのが一連の流れですね。これを大体半年くらいかけて、チームワークで完成させていきます。今は同時に3件の開発案件が動いていますね。
1件は日系シンガポール法人でミーティングが英語だったり、窓口がシンガポールの方だったりします。残り2件はTAMに問い合わせがあったお客さんなので日本の法人ですが、オンラインミーティングで問題なく進行できています。
ー エンジニアさん、デザイナーさんとチームを作って対応するお仕事。シンガポールのお客さんと接点があるのは、シンガポールチームならではですね。
お仕事内容のふたつ目は、どんな内容でしょうか?
もうひとつは、プロダクトを引き渡したお客さんの保守ですね。引き渡したあともメンテナンスやデバッグなど対応が必要なので、開発案件の傍らでその窓口業務をしています。窓口になっているお客さんとしては20件ほどありますね。
ー 忙しいイメージのある職種ですが、やりがいはどんなところにありますか?
これまで無かったものをチームで作り上げ、お客さんの役に立っている実感を持てるときはやりがいを感じます。具体的には、開発したサービスをお客さんが使って、実際に業務改善ができたりとか。
元々無かったものを作る作業なので「これってカタチになるのかな?」とイメージが沸かないことも入社当初はあったのですが、チームで協議しながら案件を進行していく中で本当に作り上げられた経験を重ねるうちに「こうやって作れるのか!」と分かってきました。それから、無かったものを作る作業と、それがお客さんの役に立つことは、すごく意味のある仕事だなと感じるようになりました。
ー「どうやって作るの?」からの「できた!」は感動しそうですね。
逆に、ディレクターとしての難しさはどんなところがありますか?
ディレクターとして難しいことのひとつは、開発目線での実現可能性とお客さんの要望の落としどころをみつけることですね。お客さんがイメージするやりたいことがあっても、開発が難しい場合もありますし、最終的にプロジェクト全体の採算がとれるようにコストも意識しないといけない。
あとは、ただ伝書鳩のように伝言をするのではなく全員がハッピーになるように先回りしたり自分で考えて動く必要があるのがディレクターの難しさでもあり、やりがいでもあると思いますね。
ー ディレクターとして中間役になるとき、気づいたら伝書鳩のようになってしまうケースもあるのでしょうか?
そうですね…。「ディレクターなので技術のことは分かりません」という姿勢だと、そこ止まりになって抜け出せないと思っていて。ある程度は技術的な知識も勉強しないとコミュニケーションが成立しないシーンもあります。
なので、ディレクターの難しさとして追加するなら、目先の業務の進行と知識のインプットやスキルアップのために時間を割く、というふたつをバランスよく自分で両立をする難しさがある点がありますね。
ー 自主的に勉強をするのも必要なスキルのひとつということですね。
堀さんはどのように両立されているのでしょうか?
実は自分が工夫してがっつり勉強しているというよりは、TAMの環境に影響されて自然にできている部分が多いですね。TAMでは勉強会も多いし、自主的にスキルアップしている人が多いので。あとは、自主的に学びたい人を応援してくれるカルチャーがあって「今日の空いている時間にセミナーに出てみようかな」と気軽に学べています。
自分で意識的にやっている工夫があるとすれば、学びの時間を確保することでしょうか。問い合わせの対応ばかりに気を取られていると1日終わってしまうので、中長期の財産となるスキルアップのために1日1時間だけでも設けることはしていますね。特にお客さんとの問い合わせが少ない朝に時間を作っていて、それができる環境をリーダーの藤原さんや周囲が提供してくれているな、と思います。
ー 先を見据えた時間の確保と、周囲の理解は大事ですね!
TAMで働く魅力はどんなところにあると思いますか?
先ほど伝えた「自主的に学ぶ人を応援する文化」も魅力の一つですね。あとは、働く時間や場所に融通が利くのはとてもありがたいと思っています。特にシンガポールは日本に帰国して日本から仕事をしているメンバーもいますし、出社の頻度もルールはありません。ちゃんと価値提供ができていれば細かいルールに縛られず自由に働ける環境です。
ー こんな人にぜひ来てほしい!という人はどんな人ですか?
理想を言うと、開発経験のある方やWeb系の技術に詳しい方で、さらに高い視座でプロジェクト全体のディレクションをやってみたいという方は特に来てほしいと思いますね。実際に個々の技術がどのように世に出てユーザーの方の役に立っているのかを間近に見ることができますし、プロジェクトの進行を経験する中で得る課題解決スキルは将来どんな仕事に就いても役に立つと思います。
ー もう少しお客さんに近い場所で開発をしてみたい、そんな方にはぴったり!ですね。
そうですね!でも、必ずしも元々エンジニアの人限定!というわけではなく…。色んなバックグラウンドを持った人がいたらいいなと思います。何かこれをやりたい!これがスキ、得意!という前向きな人であれば、すごくTAMに合うと思いますね。自主的な学びを応援しあえる文化に一緒に乗っかってくれたら、私もすごく刺激になるなと思います!
ー 堀さんがこれからやってみたいことはありますか?
開発関連の勉強はもっとやっていきたいですね。お客さんに最適な提案をするためにも、フロントの勉強だけでなく、バックエンドやインフラの部分も詳しくなりたいです。リーダーの藤原さんの背中をみていると多種多様なケースに対して提供できるソリューションや提案の引き出しが本当に多く、この領域まで出来たら楽しいだろうな、行きたいなと思えます。
私は今のところはまだ0→1のプロダクト設計のフェーズは一人でできないので、できるようになってお客さんに信頼されたいという想いがあります。理由としては、お客さんに感謝されるだけでは不十分で、お互いのやりたいこと・できることの接点をみつけ説得できる・遂行できる力にディレクターの存在価値があると思うからです。なので、技術分野にも強く、信頼されるディレクターを目指したいですね!
ー とても素敵です。ありがとうございました!