当社サービス「おいしい健康」のログデータ(リアルライフデータ)を活用した共著論文が、日本酸化ストレス学会が発行する医学雑誌JCBNにて掲載されました(2021年6月4日掲載)。
論文では京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・代謝内科学 福井道明教授・濱口真英学内講師とともに、当社代表の野尻哲也が共同筆頭著者に、研究開発グループリーダーの花井章剛が共著者として参画しております。
当社は様々な医学系大学との共同研究を行なっており、エビデンスに基づく食事支援サービスをさらに拡充していきます。共同研究のプロジェクトマネジメント、論文執筆のポジションの採用をしておりますので、ぜひご応募ください。
本研究成果のポイント
・新型コロナウイルス感染症パンデミックを受けて、オンラインによる食事管理プログラムの利用状況を検証。当社サービス「おいしい健康」のログデータを解析したところ、第一回目の緊急事態宣言期間においてアクティブユーザー数が増加。また、緊急事態宣言が出された7都道府県は、緊急事態宣言が出されなかった40都道府県と比較して、オンライン食事管理アプリケーション「おいしい健康」のアクティブユーザー数が有意に増加。(0.7(0.3) vs.0.3(0.1), P = 0.014)。さらに、第一波の蔓延時のアクティブユーザー増加数と各都道府県の感染者数には有意な相関を認めた。(r=0.46、p=0.001)
・新型コロナウイルス感染症によって引き起こされた、ソーシャルディスタンスを維持しながら健康的な食生活を続ける社会的不安は、オンラインでの食事管理アプリケーションの需要を高めているものと推測される。