予防と病気治療における食と健康の困りごとを、データの力で問題解決。薬や病院への依存から脱却した、食と家庭を起点とする「あたらしい健康と医療」の実現を目指します。
ーまずは、おいしい健康のサービスの成り立ちを教えてください。
おいしい健康は、クックパッドから2017年にMBOして独立した会社です。サービスそのものは、私がクックパッドの新規事業として立ち上げたことが始まりになります。
ご存知のとおり、クックパッドは一般ユーザーが自由にレシピを投稿することができる、とても大きなコミュニティです。一方で、病気の方などは医学的な裏付けのある食事を必要とする場合がありますから、当時は「健康レシピ」というサービス名で、糖尿病や高血圧の方を意識しながら、管理栄養士監修のレシピを細々と掲載しておりました。
しかしながらすぐに、管理栄養士監修のレシピを掲載しているだけでは、病気などで食事に困っている方の問題解決にはならないことに気がつきました。病気や治療方針にもよるのですが、患者さんは1日あたりの食事管理(栄養計算など)を行う必要があり、レシピ1品だけ提供したところで全体の食事管理にはお役に立てないことがあるのです。
そこで考えついたのが、いまのおいしい健康の中心機能のひとつである「献立帳」です。1日の食事というのは、間食を除外すれば朝・昼・晩の3回の献立の合計ですから、この献立を計画する機能を作ることで、栄養バランスの管理も簡単にできるのではないかと思いつきました。しかし、いざ実装しようとすると、管理栄養士からもエンジニアからも山ほど課題が出てきました(笑)感覚的には、「ぽん、ぽん、ぽん」とお気に入りのおかずやご飯を選んでいけば、いい感じの献立になるというサービスを作りたかったのです。けれど、チームメンバーがみな口を揃えて「野尻さん、それは難しいですよ」と。
それで、私も意地になって、どうやったら出来るかをずっと考えていたんですね。無理そうなほど、サービスとしては価値がありますから。ある日の週末に、旅先の温泉に浸かりながらやっぱり考えていたんですけど、そのときにようやくビビっときて、裸のままノートにアイデアを書き走りました。この裸ノートで描いたロジックをエンジニアや管理栄養士にぶつけたら、「なるほど、できそうですね」とみんな言ってくれました。当時、私をいれて5人くらいのプロジェクトでしたけれども、そこから3ヶ月くらいで仮プロダクトを実装しました。
ーそれが、おいしい健康のサービスの原型だったんですね。
まさに原型です。余談ですが、プロダクトが完成する前に食品メーカーの方にアイデアを話したら、すごく感動されて。プロダクトが完成する前にいきなり数百万円もの広告を発注していただくようなこともありました。そしたら新規事業ですから、もともと売上もなくて、広告を掲載する仕組みもなかったので、今度は広告掲載用のプログラムを突貫で作ることに。いやー、エンジニアには無理させましたね(笑)よく頑張ってくれたと思います。
献立機能のプロダクトが完成して、当時のクックパッドの社長や関係者に見せたら、とても驚いてくれました。なかなかマジカルな体験を実現できたと思います。ただ、実はずっと不安でした。私は管理栄養士や医療従事者ではないので、ずぶの素人がこういったプロダクトを作ったところで、果たしてユーザーに受け入れられるのか確信が持てませんでした。
献立機能の中で、特に思い切って手を入れた部分があります。食事の摂取エネルギーを構成する「PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物から摂取するエネルギーの和)」という考え方があるのですが、これがとにかく分かりづらい。分かりづらいので、国や医療界もさまざまな方法で解説してくれたりするのですが、むしろもっとややこしい。分かりづらさの根源は、「%(比率)」にあると感じていて、一般の人が献立を作るとき、その栄養バランスが何%かなんて割り算しながら作るなんて不可能だなと思っていました。そこで、%表示はやめてしまって、全て質量(グラム表示)に置き換えました。グラム表示なら、レシピを選ぶときに足し算・引き算だけで栄養価を計算できます。もちろんそれでも煩雑なので、いまのおいしい健康はその辺りをどんどん自動化していますが。この時も、栄養素によって質量が違いますから、とにかく計算式の定義が大変だったのを覚えています。
それでちょうど、日本糖尿病学会にはじめて参加する機会を得られたので、医療従事者にサービスを紹介することにしました。上記のように、医療の素人が勝手に色々いじくっているわけですから、怒られることを覚悟しながらです。
そしたら、日本糖尿病学会はとても大きな学会で、3日間で何百人もの医師やコメディカルと会えるのですけど、みなさん口々に「面白い!」「栄養学はわかりづらいから、すごくいい!」と褒めてくださったんです。本当にびっくりしましたね。そこで大手製薬会社の方からもお声がけいただき、「ごはんカメラfor糖尿病」という、当時の製薬業界では先駆けとなるような治療支援アプリも共同開発させていただきました。このようにして、少しずつですが、健康や病気の問題で食事に困っている方のお役に立てるかもしれないという実感が湧いてきました。
ー現在のおいしい健康では、サービスログを用いた事業や研究を行なっていますが、それは当初からの構想だったのでしょうか?
サービスを立ち上げた段階では、そこまで明確にデータを意識はしていなかったです。ただ、医療や栄養学はデータや統計そのものなんですね。ですから、見た目には「おいしい」「簡単」という情緒的な要素が大事なサービスではありつつも、医学的な裏付けを保つためには、データと連携するという素養は最初からあったようにも思います。
ちょうど私たちがクックパッドからMBOした直後に、これからはAIをプロダクトに組み込むべきだと考えるようになり、エンジニアに相談しました。それで、めっちゃ怒られましたね(笑)もう、月曜の朝から2時間くらい怒られました。まだ色々なシステムがクックパッドと繋がっていて、独立のためにそれらを切り離すのが会社の優先事項だったわけです。さらには当時ウェブサイトのみでサービスを展開しており、スマートフォンアプリもありませんでした。エンジニアは3名しかいませんでしたから、やるべきことは山ほどあって、今思うと怒られて当然です(笑)。
けれど、エンジニアはこの話をちゃんと覚えていてくれて、徐々に人が増えてきてプロダクトも整備されてきた頃に、本格的にやってみようということになりました。何人かのエンジニアは、仕事の合間をぬって、東大の松尾先生の講座に通ったり。すると、おいしい健康のサービスが、生活ビッグデータという視点で非常に大きな可能性を秘めていることに気づきました。
例えば、自分の食事の栄養バランスを知りたい人は多いと思いますが、それを実現できるアプリはまだ存在しません。写真の画像解析から栄養価分析をうたうアプリはありますが、あくまでもメニュー名を画像から推察するだけで、その食事自体の栄養価を判定しているわけではありません。精度が低い上に、食事のたびに写真をとるのも面倒です。ダイエットしたいのに、うっかり焼肉をたらふく食べてしまって、その写真をわざわざ撮影してアプリ上で「野菜を食べようね」とアドバイスされる世界も、正直ちょっとシュールだなと思いました。太りやすい人はアプリに言われるまでもなく焼肉は避けた方がいいし、一方で焼肉を食べても太らない人はいるわけで、焼肉を食べたという情報だけでは本来は何もアドバイスはできないはずなんですよ。
おいしい健康でも、100%の精度で栄養バランスを判定することは難しいです。ですが、おいしい健康のレシピや献立をその通りに食べてもらえれば、これは非常に高い精度の栄養記録になります。けれども本当に大事なのは、「食べたものを振り返る」ことではなく、「これから何を食べるか」という未来の選択です。すでに食べたものはキャンセルできませんから、何か身体に異常があったり、ダイエットやトレーニングなどの目的があったりしたら、「これからの食事をどうするか」という未来の方が重要であると考えています。おいしい健康はまさに、これからどう食べるべきかを支援するサービスなので、ユーザーがそれを考え、検索し、献立計画をつくったりするプロセスのデータから、ユーザーの本質的な食傾向や健康状態を推測することが可能です。例えば、「お腹が痛い」という条件でレシピ検索すると、これらのデータを解析して、いつ・どんな方(疾患含む)が腹痛を訴えがちなのか、その交絡因子は何なのかを分析することができます。もし腹痛とダイエットに強い相関があれば、より安全なダイエットを提案したり、そもそものメカニズムを科学的に研究するなど、データの使い道が広がっていくわけです。
当たり前ですが、人間は食べなければ生きていけないので、毎日食べます。健康が気になったり、妊娠や病気で食事に制限がつけば、「今日は何を食べようか」という悩みが深まります。そういった方々の日々の食事を支援することで、食事によって血糖値がどう変動したか、どのような食事でアレルギーが出るのか、つわりが改善する食事は何か、といったさまざまな食と健康の関係性を、大量のサービスログから解明していくのが現在の大きなテーマです。
ー食生活というブラックボックスを可視化できたんですね!
現在ではたくさんの学会に参加させていただきますが、病気の分野にかかわらず、食事の話は非常に多く出てきます。けれども話の最後は大体同じで、「食事は大事だけども、その実践が難しい」。ドクターは常に時間がなく、食事に特化した知識を持っているわけではないので、問題意識があっても実際にはなかなかそこまで介入できないようなんです。ですからそこで、おいしい健康が患者さんや予備群の食事をサポートし、その内情を可視化して医療にフィードバックすることができたらいいなと思っています。そうすれば理想的な個別化医療、すなわち、ひとりひとりに合った食事と治療の提供を実現できるようになるのではないでしょうか。
ーおいしい健康が情報技術を使った食事療法に取り組む重要性は、まさにここにありますね。こういったデータを用いた臨床研究や学術論文の発表などにも積極的に取り組み、最近では科学雑誌PLOS ONEにも共著論文が掲載されました(https://corp.oishi-kenko.com/news/20210413.html)。やはりエビデンスを高めるのが目的ですか?
ユーザーのみなさんにおいしい食事を安心してとっていただくために、従来のエビデンスのみならず、新たな研究を重ねることでエビデンスを強化することが重要です。加えて、スタートアップ経営者という視点においては、日本の企業論文や研究が年々縮小してしまっている現実を強く憂いています。アメリカや中国では企業主導の研究が非常に活発で、アカデミアも巻き込んで、これらの研究成果をうまくイノベーションにつなげている印象です。少しでも新しい真理の探究や発明を目指して、企業が主体となって研究のすそ野やボリュームを広げていくことは、国際競争力の高さと無関係ではないと思います。
ですので、まずは自分たちで出来ることをやろうと、小さい会社ながらも臨床研究や論文発表に積極的に取り組んでいます。スタートアップだからこそ、あえて目先の収益だけに引っ張られずに、世界に発信できるような研究成果を発信していきたいと思います。
ーまだ入社して数ヶ月の私の印象ですが、エンジニアから管理栄養士、カスタマーサポート含めて、誰もが常にクリエイティブに仕事をしていて、ルーチンワークをしているという印象がありません。常に新しいアイデアを出し合い、自らサービスをより良くしていこうという姿勢をみんなが持っています。研究に限らず、全社的なクリエイティビティがおいしい健康のカルチャーでもあると思います。
さて、MBOより独立して5年目を迎えますが、これからの5年間はどんなフェーズを描いていますか?
組織の面でいうと、良い意味で会社らしくなってきたかなと思います。MBOという特殊な設立経緯もあって、さまざまな面でクックパッドぽさがありましたが、新しい社員の方がたくさん増えてクロスカルチャー化が進み、おいしい健康ぽさが生まれてきました。面接でも、「おいしい健康ぽい人だな〜」などと考えながらお話を聞くことも増えてきました(笑)次の5年ではぜひ、良いカルチャーをみんなで作り上げていきたいです。
サービスの面でいうと、これまでは管理栄養士監修レシピサイトという感じで、ビジネスモデルも含めメディアのような存在でした。今後については先にも話した通り、食と健康のデータを武器として、既存の薬や病院を支える、あるいは取って変わるようなヘルスケアソリューションへ成長させていきたいと考えています。おいしい健康の公的保険の適用を視野に入れた動きもしていきます。最終的には、自分自身に最適化された毎日のおいしい食事を通じて、この世から病気や困りごとを無くしたいと思います。
ー今後、海外展開もありますか?
もちろん目指しています。以前より色んな国の方からお声がけ頂いていて、新型コロナウィルスの直前まで台湾で実証実験も行っていました。今はまだ少数ですが、外国籍の社員も増やしていきたいです。日本は医療制度が整っているので、一般的に病気に対する危機意識が低いと言われています。しかし海外では、医療へのアクセス費用が大変高く、健康管理や治療は自己責任であるという国が多くあります。その意味でおいしい健康は、海外の健康・医療課題に適したサービスと言えます。また、日本の食文化は世界に誇れるコンテンツだと考えています。物流が整って、世界のどこでも日本の食材が手に入りつつある今、健康と紐づけて日本の食文化ごと輸出するチャンスです。食と健康を武器に世界で戦い、GAFA“O”を目指したいですね。
ーG(Google)A(Apple)F(Facebook)A(Amazon)O(おいしい健康)ですね!
日本は高齢化先進国ですから、世界の医療問題に先駆けた仕組みを作れば、自ずと市場は地球規模に広がっていくと思います。ヘルスケアスタートアップというと、なんとなく「万能薬・完治薬さがし」みたいな会社が多いような気もしますが、私たちは食という人間の根本から、健康・医療問題にアプローチします。
会社の成長ステージとしては上場を視野にいれていますが、大切なのは時価総額ではなく、いかに多くの人のお役に立てるかです。単にお金儲けをするだけなら、他にも色々なうまい方法があると思います。けれど自分としては、おいしい健康を通じて「社会貢献」と「利益成長」を両立できるというモデルケースを実現したいと考えています。世の中の多くは資本主義で、資本主義とは「儲かるやり方を皆が真似し、その結果、技術革新が進む」という仕組みです。これが悪い方向へ向かうと、環境破壊なんかが起こります。なので、「人の役に立つことが一番儲かるんだよ!」というモデルケースを作り、利益成長=社会貢献という方程式をたくさんの人が真似することで、世界がより良くなるといいなと思います。
ー社員もかなり増えてきましたが、おいしい健康で求める人材像を教えてください。
まずは何よりも明るい人ですかね(笑)私も冗談ばっかり言っているので、当社の社員は明るくて素直な方ばかりな気がします。多様なバックグラウンドの社員がいるので、明るくて素直と言うのはコミュニケーションにおいて大切な要素です。
仕事面では、やはりリーダーシップや起業家精神がある方を特に仲間に迎えたいです。会社のビジョンに向けて、自分なりに課題を設定して、さまざまな方法で取り組んでは修正してみる、という方が当社に合っていると思います。スタートアップですから、発明してなんぼなんですね。発明とは、どんな小さなことでも構わないんです。一見、ルーチンワークのように見えたとしても、そこには常に必ず、改善の余地があります。なので、ほっといても自分なりの方法でチャレンジしていくような人を求めています。
少し切り口を変えて言うと、「世の中の課題を自分ごとに感じられる人」は、こういったリーダーシップを自然と発揮しやすいように思います。会社としては、できる限りあれこれと指示をしたくなく、個人の自由の中でアウトプットして欲しいなと思うのですが、うまくいく人とそうでない人の両方います。その中で、より高い目線・広い視野で問題意識を持てる人は、うまくいくケースが多いように感じます。
問題意識の強い人は、その言葉通り「問題に気付いている」ので、トラブルがあっても常に前向きで、それをどう解決するかを考えています。
で、実際にスタートアップはトラブルだらけなんですよ(笑)。
ー言われたことはちゃんとやります。という安定志向だと少し難しいですね。
そう思います。ただそれは当社だけではなく、世の中全体がそうなっていくのではないでしょうか。
会社としては、社員ひとりひとりに成果をあげて欲しいと思っていますが、やはり大切なのはプロセスです。プロセスというのは、「正しいやり方をしたかどうか」ではなく、「失敗を恐れずに"たくさんの”やり方を試したかどうか」です。そのやり方が正しいかどうかなんて、ずっと後にならないと誰もわからないんですよ。だから、やり方の正しさや成果ばかり気にしていると、何一つチャレンジできなくなってしまいます。そうではなくて、自分のミッションに向かって、とにかくまずは手を動かしてみるという姿勢を大切にしたいです。誰かにやり方を教えてもらいたいという人もいるでしょうが、残念ながら、誰もやり方なんか知らないわけで(笑)。
100回失敗しても101回目にうまくいけばいい、なんていう話はよくありますよね。私も同感です。ただ、理解しておきたいのは「100回も失敗するのはとても大変なこと」ということ。同じ失敗を繰り返しても仕方ないわけで、100回失敗するというのは、正確には100種類の違うやり方を失敗するということなんです。失敗にへこたれない鉄のメンタルも必要です(笑)。だから、たくさんの色々な失敗ができるというのは実はすごいスキルです。そういった価値観に共感できる方を増やしたいなと思います。
ー最後に、面接などでのアドバイスはありますか?
まず、知名度の低い当社に応募していただいただけでも、手を取って感謝したい気持ちです(笑)
私との面接は最終面接となりますので、それまでは人事部や配属先のメンバーとお会いいただくことになります。私はその場にはいませんから、どんな話をしているのか実はほとんど知らないのですが、「どんなスキルがある・どんな仕事ができる」という話はほどほどに、「これから自分はどうしていきたいのか」を面接担当者と話し合ってもらえると良いなと思います。
なお、私の最終面接はほとんど仕事の話はしません(笑)。多くの時間は私への質問コーナーですから、何でも聞いてもらえればと思います。逆に私からの質問は、基本的に数少ないのですけれども、好きなものや趣味についてはお伺いすることが多いです。好きなことがあれば、そのために何かやりますよね。傍らからみるとそれは「努力」なのですが、本人は好きでやっているので努力でも何でもないはずなんです。仕事であっても、何かを成し遂げるためには、好きだからやるんだという感覚は大事ですね。
当社は新卒採用を行なっていませんから、全社員が転職者です。転職において大切なのは、転職先に自分をフィットさせようと器用に演出することではなく、「どんな社会になっても、どんな会社にいっても通用するプロフェッショナルになろうとしているか」だと思います。すなわち、自分の人生プランを語ることができ、実際にそのためのアクションをとっているかどうか。こういう意識の強い方は、評価が高くなります。特にはじめて転職される方は、気に留めておいても損はないかと思います。
いま私はおいしい健康のCEOをしておりますが、自分自身の人生プランとしては、いつか博士号をとりたいと考えています。私は文学部出身ですが、自社の研究を通じて、すでに2本の医学論文の共同筆頭著者を担当させてもらいました。医学の専門家とは全く異なる自分の経験や発想が、実は医学に貢献できるかもしれないというのが楽しくて仕方がないからです。仕事と人生プランがうまく重なり合うと、こうまで楽しいものかと感じています。もちろん、仕事と人生プランを切り分けるというのも大いにあり得るでしょう。いずれにせよ、仕事と人生の両方に目標を持ち、そのプロセスを失敗も含めて楽しめるような方と一緒に働けたらと思います。
今回のインタビューですが、実は話が尽きずインタビューの予定時間を超えて2日がかりの取材となりました。掲載できなかったトピックもあるので、また番外編等でご紹介できたらと思っています。
この記事を通して、おいしい健康のサービスやヘルステック×食の幅広い可能性に少しでも興味が湧いた方は、ぜひお気軽にエントリーください!