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こんにちは、採用広報の西木です。
freeeでは毎年、夏と冬にエンジニアインターンを行なっていますが、今年は初の試みとして『未経験者』に向けてのエンジニアインターンをオンライン開催しました。
その様子を、企画した採用チーム・吉田のインタビューとともにレポートいたします。
8日間にわたるインターンの内容
エンジニア経験者のインターンであれば、初日に開発環境を整え、オリエンテーション・セキュリティ研修を受け、二日目から業務を開始します。
その内容は以下の通り。
つまり、『今、実際にfreeeのエンジニアが取り組んでいる仕事をする』ということです。
内容は皆バラバラ。チームに配属されプロダクト開発に携わります。そこで密なフィードバックやレビューをもらいながらのチーム開発に参加することで、freeeエンジニアチームのカルチャーを知ってもらうことを目的としています。
今回は未経験者のインターンなので、同じようにはいきません。
スケジュールの前半では、初日はオンボーディングに費やし、そのあと2日かけて開発環境の構築を行いました。
4日目からは開発に入りましたが、こちらも実際のfreeeのプロダクトを触るわけではなく、課題を出して取り組んでいただくことにしました。(一部チームは実際のプロダクトの機能改善しました)
また未経験者からエンジニアになって活躍しているメンバーにも登場してもらい、話を聞く時間も設けました。
(実際に行われた、前半5日間のスケジュール↓↓)
夕会は毎日行われ、業務連絡のほか、参加者達による進捗や一日の実績を報告しました。
(ある日の夕会の一コマ。みんな本日の実績や学びを一枚のシートに書き込み、共有している)
後半の3日間もそのまま課題に挑戦していただき、最後に発表とフィードバックがあってインターンは終了しました。
手厚いサポートを交えた新しい取り組み、そこに至った背景を吉田が語ります。
未経験者のインターンを開催するにあたって
ーなぜ今までやっていなかったエンジニア未経験者のインターンを開催しようと思ったのですか?
吉田:現在、エンジニアは有効求人倍率が群を抜いて高く、今の世の中で必要とされている職業になっています。そんなエンジニアという職業に触れる、なれる機会を創出できたらと思い、企画しました。
また会社規模としての社会貢献も考えました。
おかげ様でfreeeは創業10年未満の会社ですが、社会的にみてかなりの成長を遂げているwebサービス会社です。そんな立ち位置の私たちが新卒採用領域でできることは何かと考えた時に、この未経験者向けインターンが浮かびました。
大きく言うと、freeeに縁がなくても、エンジニアという職に縁がつくれる人材を世の中に送り出したかったのです。世の中のニーズのために。
ー企画をするにあたって、大変だったことはありますか? またどのようにメンバーを募集しましたか?
吉田:そもそもfreeeはガチガチのwebサービス会社なので、エンジニアリング未経験者を理解するのに時間を要しました。8日間という限られた時間で、ゴールをどこに設定するか、何を学んでもらうか、freeeのエンジニア社員とインターン生をどう掛け合わせるかなど、立てつけ設定の時点でものすごく苦労しました。
メンバーに関してはHPメインで、あとはスカウトで募集する予定でした。未経験だけどエンジニアに興味があって、貪欲にそれを求めている人であれば、こちらからのアクションがなくともfreeeのHPにたどり着いてくれるかなという気持ちがありました。実際、HPには応募が殺到しました。
ーfreeeの担当エンジニアとの打ち合わせなどは、どんな風に進めましたか?
吉田:エンジニアの立場と採用の立場のそれぞれを汲み取ろうとすると、収拾がつかなくなりました。たくさん話し合った結果、「学生が何を求めているか」「未経験でも育てる社会還元に必要なプロセスはなにか」という学生目線を尊重することで落ち着きました。
とにかく知ってもらう。まずは手を動かし、楽しんでもらう。freeeのカルチャーである「アウトプット⇒思考」に沿った形です。
ー具体的にどのようなテーマを設定しましたか?
吉田:前半の5日間は、エンジニアという職業を知ってもらうこと、エンジニアリングの基礎を学んでもらうこと、freeeのエンジニアの働き方を知ってもらうことをテーマに開催しました。
そして後半の3日間は、作業に打ち込むことで自分自身に素養や適正があるかどうか知ってもらうことがテーマでした。
自分の適正を知るのは大切だと思います。実際、私自身がそうでした。エンジニアに憧れていて、短期ですが集中的に勉強をしていました。ですが初期の時点で限界が見えた気がしましたし、頑張れば頑張るほど楽しいという純度が失われていくことに気づきました。
その後、方向転換し、現在はエンジニア職の新卒採用担当をしています。エンジニアには尊敬の念を抱いており、彼らのために頑張ろうという原動力で今仕事をしています。
職業には必ず向き不向きがあると思います。エンジニアを支える、そんな仕事も立派な仕事だと思っていますし、誇りに思っています。このインターンが、キャリア選択の切り替えのタイミングになっても悪いことではないだろうと思っていました。
ー開催したことの良かった点と反省ポイントを教えてください。
吉田:まずは学生に発見や喜びがあったことです。事後アンケートの満足度平均は10点満点中「9.88」でした。「ITコンサルと迷っていましたが、これからの就活はエンジニアに絞ります」「自分の人生のターニングポイントになりました」「苦しいタイミングでさえ楽しめた」などの声が寄せられて、初期に目標としていた社会への還元はある程度果たされたかなと思います。
反省としては会社のキャパシティの問題で、応募に対してごく少数にしかチャンスを与えられなかったことです。来年はもっと運営基盤を強化なものにして、より多くの学生へのチャンスに繋げられればと思います。
参加者からの声
さいごに、インターン終了後に実施したアンケートをもとに、実際の参加者の声をお届けします。
学生A「未経験可という珍しい間口でインターンシップの募集がされたため、これまでエンジニア志望ではなかったとしても参加することができた点が良かったです。社員さんにはしつこい質問にも丁寧に答えてくださったり、最後の座談会では購入するPCのスペックの相談にも乗っていただけました。
自分のキャリア選択を行う上で、大きな転換点となるような経験でした」
学生B「生の製品に触る機会を持てることが何よりも参加してよかったと思える点です。udemyや他社のエンジニアインターンなどでも、アマチュア版のアプリ開発の経験は積めますが、やはりそれらでは何かしらの機能にフォーカスした開発になり、開発の現場を実感することは難しいです。
またあえて答えを言わず、ヒントをくれるだけの指導方法もとても良かったです。自分達で考える時間が持てて、大変勉強になりました」
学生C「社員の方から丁寧な指導を受けられたこと、パネルトークを通じていろんな社員の方のお話を聞けたこと、freeeの社風や文化を体感できたことが良かったです。
実際に『freee会計』のコードに触れることもできて、モバイルアプリがどのように作られているかの実感が湧き、自分もswiftを勉強してみたいと感じました。とても有意義な時間をありがとうございました」
学生D「力不足の私に丁寧に何度も教えてくださった社員さんには感謝しきれません。エンジニアの技術だけではなく、ミーティングの進め方や人との関わり方は参考になるものばかりで、仕事に対する姿勢もたくさん学ばさせていただきました。特に会議中における視野の広さや的確な判断の下し方などは自分のロールモデルにしたいと感じました。
また私の良かったところや成長しているところを言ってくださったおかげでモチベーションを良い状態で保つことができたと思います。インターン生一人一人に対して適切な1on1の相手を紹介し、エンジニアの仕事を多角的に知る機会を多く設けてくださったことも有意義なインターンにつながりました。
このインターンが終わったとき『もっとエンジニアの仕事をやりたい』と思いました。骨の折れる作業や慣れない専門用語に戸惑うこともあり、順風満帆な日々ではなかったですが、自分で試行錯誤を繰り返し、メンターの方々や他のインターン生の協力のおかげでユーザーの要望を叶えるところまで達成できたと思います。本当に貴重な経験でした」
こうして初の未経験者インターンは幕を閉じました。参加者の皆さん、ありがとうございました。
来年はさらにパワーアップして、開催したいと思います。