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HRの茶園(チャゾノ)がインタビュー!「TAMのお仕事図鑑」シリーズ、今回はフロントエンドエンジニアの安田さんにお話を伺いました!
ー TAMに入る前は、どんなことをされていましたか?
マンガや小説が好きだったので本屋で働いていました。体調を崩してからは精密機器を組み立てる仕事をしたこともあります。
当時、仕事をしながら趣味でiPhoneを中心にしたブログを書いて、月間10万PVまでいけたのは、ちょっとした自慢です(笑)。サーバーを借りてWordPressで運営していましたが、CSSやWordPressのテンプレートを触るのが楽しかったです。
そのころ、『CSS設計の教科書』という本を読んで、CSSについて世界中で議論されていることを知って驚きました。名前の付け方や分類方法を工夫して、管理のしやすさと拡張性をどのように担保していくのかという点が特におもしろくて、自分もウェブ業界に入ってみたい!と思うようになりました。
ー TAMにはエンジニア未経験での入社だったのでしょうか。
そうですね。2016年1月にエンジニア未経験で入社したので、7年目になります。当時は、実務未経験だけど流行っている技術は触っているというレベル感で、そこを評価してくれる会社だったら…と思っていたんですが、就職活動は上手くいきませんでした。単純に、業界のことを把握できていなかったり、転職活動自体のやり方に迷っていましたね。
時間が多少かかっても確実に希望通りの転職をしたかったので、専門のスクール(デジタルハリウッド)の半年コースに通って就職のやり方を学んだりポートフォリオを作りました。スクールの最後には自分でクライアントを見つけて、ヒアリングを含めてサイトをひとつ作る課題もありましたね。その後、就職活動を再開して、TAMから内定をもらえました。gulpを使った開発環境を知り合いに教えてもらいながら構築していたり、独自のスタイルガイドやCSS設計を作っていたのを面白がってくれたのかなと思っています。
ー TAMに入社を決めたポイントは、何でしたか?
CSS設計をしたかったので、クライアントの規模感や案件の大きさは意識していました。
あとは、当時のTAMのサイト内に「いちじるしく自由です!」のようなことが書いてあって、単純にいいなと思いました。会社が自ら自由といえるスタンスはすごいな、これからの働き方としても面白そうだな~と。クライアントは大手が多いのに…というギャップもあったし、TAM以外で興味をもっていた会社と比べて毛色が違う印象もありました。
ー 変わっているのが逆に良く感じるのは、TAMの人の共通点に思えます!
現在のお仕事は具体的に、どんな内容でしょうか?
チーム内ではアプリケーションやシステムなどの開発案件もありますが、個人的にはウェブサイト制作の仕事をすることが多いですね。
キーワードを並べると、スタイルガイド、アクセシビリティ、多言語対応、Jamstackなど。もともとやりたかったCSS設計ができるようになっていって、そこから数珠つなぎにできること・得意なことが増えていった感じです。
LPのような単発案件は少なくて、リニューアルや新規、その後の運用・改修をすることが多いです。お客さまが持っている課題に対して、一から考える案件が多いかもしれません。
仕事の進め方に関しては、案件の初期段階をディレクターが進めていき、もう少し具体的な方法や予算感が必要なフェーズになったら、デザイナーと一緒に声をかけてもらうことが多いです。
チーム内で議論を重ねて提案をまとめていって、必要に応じてお客さまと直接お話しすることもあります。
運用に関しては、ディレクターを通さずに、お客さまと直接お話をしながら進行することもあります。
ー やりがいはどんなところにありますか?
「次はこうしてみたいな」「試してみたいな」というものを案件に取り入れやすく、裁量をもたせてもらっているという点でやりがいを感じます。もちろんお客さまの要望や制約もあるので全て叶うわけではありませんが、その状況でのベストをチームで考えて、お客さまに伝えたり話し合いながら進められています。
受託だから依頼通りに実行!ではなく、ディレクター・デザイナーと話し合って「お客さまに聞きに行こう」となったり、コントロールできる幅が広いと感じます。「こうしたほうがいいと思います」という意見は社内でもお客さまに対しても伝えられるので、自ら動いたことで結果が出るという点もモチベーションになっています。
ー 逆に、難しさはどんなところがありますか?
案件規模が大きいと、制約や考慮が必要なことも多くなることですかね。制約の例でいうと、QCDのような基本的なものから、サーバーや開発まわりでお客さま指定のものがあったり、運用ルールや社内的なルールもあったりします。クライアントが大手だと関わる人数が多いという点もありますね。「どのような構成にするのが適切か?お客さまにとってチームにとって使いやすいか?セキュリティ上の問題はないか?」といったことは、どんな案件でも意識しています。
個人的な課題としては、スコープを広げ過ぎてしまい、予算とスケジュールに無理が生まれてしまうことがあるので、うまくバランスを取れるようにしていきたいですね。
ー TAMで働く魅力はどんなところにあると思いますか?
難易度が高い案件だったとしても、能動的に進められる範囲が広いのは魅力的だと思います。調べてもわからない、出てこない情報が必要になることも多々ありますが、自分で考えたり社内で相談しながら実現していきます。もちろんルーチンワークもありますが、未知のものに対して試行錯誤したり新しい挑戦をしたい人にはすごく向いている会社だと思います。
あとは、TAMの人の良さも魅力のひとつですね。アットホームというよりは、気遣いができたり一緒に働いていて楽しいメンバーが揃っているように感じます。
ー こんな人にぜひ来てほしい!という人はどんな人ですか?
来てほしい人として、今は2つあると思っています。
ひとつめは、エンジニアでありながら、要件定義から積極的に入って自分で案件を前に進められる人です。もっと大きな案件や複雑な案件に挑戦したい人、自分で仕事をコントロールしてみたい人が自律的に働ける環境があると思っています。
ふたつめは、ウェブ制作とは違う開発系(システム開発や比較的簡易なアプリ開発)の案件も増えてきているので、それに挑戦したい人や知見のある人ですね。とくに、テストを書ける人、チームでプロダクト開発をした経験があると嬉しいです。もちろん、案件での経験がなくても、自主的に身につけていて、それを実践で発揮したい人も歓迎しています。
ー 性格でいうと、どんな人と働きたいですか?
「相手を気遣って行動ができる人」というのは現状のメンバーが皆そうなので、新しく入ってくれるメンバーにもそうあってほしいなと思います。
ただ、個人的な課題でもありますが、気が遣える人はマイナスの意見が言えないこともあるので、チームメンバー間で高めあうためにも「伝える勇気」を持った人だと嬉しいです。他にも、指示を待つのではなく、たたき台を自分で作って前に進められる「牽引力」がある人だと魅力的ですね。
ー 安田さんがこれからやってみたいことはありますか?
フロントエンドエンジニアのスキルとしては、たとえばReactやテストもそうですし、要件定義やプロジェクトマネジメントなども高めていきたいと思っています。いいコードを書けることもそうですが、もっといい仕事ができるようになりたいです。
加えて、チーム内のエンジニアのリーダーをさせてもらっているので、チームとして成果を出すことにも力を入れていきたいです。TAMで仕事をしてきて、自分のできることや可能性がわかってきましたが、チームとしての方向性が揃っていないと十分な効果が得られないのではないか?と感じているからです。
それぞれのやりたいことがベースにありつつも、「チームとして、何を目指すのか?あえて何を選択しないのか?」を明確にして、よりよい働き方ができるようにしていきたいです。
ー 個人でもチームでも強くなっていきたい、そんな想いですね。ありがとうございました!