こんにちは。マネーフォワード広報の青木です。
マネーフォワードでは、各サービスのデータを分析するための基盤構築や、データを使った新機能やサービスの開発を推進する部門横断のチームとして「データ基盤チーム」を立ち上げました。
今回は、その立ち上げメンバーへのインタビューをお届けいたします。
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語り手
上野 賢史 (データアナリスト)
いくつかのWEBサービス会社にてサービス企画や事業開発などを経験。2015年4月マネーフォワードに入社。PFM本部にて、金融機関や事業会社とのアライアンスや、ソリューションを開発・提供する事業を立ち上げ、軌道に乗せる。マネーフォワードのさらなる成長を実現すべく、データ基盤チームでデータの価値化を推進。
篠田 健 (エンジニア)
中学の頃から趣味のプログラミングで日常を過ごす。大学卒業後、SIerへ新卒で勤務し、技術支援部隊にて、各業務システム構築における技術支援を担当。SIer勤務でありながらRailsだのアジャイルだのにかぶれていき、2度の転職を経てマネーフォワードに辿り着き、現在は『MFクラウド会計』とデータ基盤チームのエンジニアを兼務している。
内波 生一 (エンジニア)
ニュートリノ物理学を専攻、博士(理学)取得。その後、ITベンチャーでのインターンを経て、アクセンチュアにてエンジニアとしての経験を積む。2014年12月よりマネーフォワードに参画し、サービス基盤となるアカウントアグリゲーション技術の構築、開発に従事。現在はアカウントアグリゲーション本部にて本部長を務める。
中学時代、風邪がきっかけでプログラミングに出会う
篠田:私は2016年9月、RubyKaigi 2016の直後に入社しました。もともと、リアル寄りなビジネスには興味がありました。リアルはコンピューターが生まれる以前から商売がある分野がほとんどなので、わりと連綿としたもので、専門家の存在が重要ですよね。専門性の中にはいろんな専門性があると思っていて、個人的な意見ですが、面接でお会いした際に辻さんは「ビジネス」のプロだと感じました...と言うと怒られますかね(笑)。
一同:(笑)。
篠田:僕自身は、それがいいなと思ったんです。社内にもいろんな分野に長けたメンバーが多いと聞いて、それもいいなと思い入社を決めました。前職ではメディアの開発に携わっていて、分野は不動産ではありましたが、メディア色が強い傾向でした。一方で、前々職はSIerで、伝統的な企業に情報システムを納入する案件が多く、そういった意味では歴史ある業界というのはある程度想像できましたし、抵抗はなかったです。ただ、体質的には伝統的なSIerよりも、インターネット系の企業でいろいろやっていきたいなと思っていました。
青木:色んなご経験を経て、リアルなビジネスが良いとお考えになったんですね。
篠田:前職でやっていたこともリアルではありますが、メディア事業がメインだったので、もう少し実務に近い分野がいいかなと感じまして。
青木:金融は、よりリアルだということでしょうか?
篠田:生活に直結しますし、家計簿や会計システムと呼ばれるものは、何百年も前から存在しているものですよね。そういった意味で割とリアルだと思います。Fintechはバズワードだと言われた時期もありましたが、バズワードになるにはそれなりの背景があるはずで、それで興味を持ったというのもあります。
青木:ふむふむ。マネーフォワードの印象ってどんな感じでしょう?
篠田:前職と比較すると...大人、堅いのかな、と思いました(笑)。
上野:どの辺りでそう感じますか?
篠田:前職は、若者が多くて私でも年齢高めでした。マネーフォワードは私くらいの年齢が最多層で、僕らより上の方もいますし、そういう方たちが話す内容は大人だなと感じます。
青木:私も最初堅いと感じましたが、それが逆にいいなと思ったんですよね。
篠田:うんうん。金融機関のAPI開放などをはじめ、いろんな取り組みを進めていますよね。ディスラプトなどと言われることもありますが、そのやり方は日本では通用し辛いと思いますし、マネーフォワードはそうではなく、良い社会にするために着実に進めてるという印象があります。
青木:業界全体のために、ユーザーのために、という想いで進めていますよね。
篠田:僕個人としては、良い意味で非常にしたたかさがあるというか、北風と太陽でいうと太陽だなぁと思いますね。
青木:昨年TechCrunchさんの記事でも「太陽政策のマネーフォワード」としてご紹介いただきましたね。
内波:ちなみに、篠田さんがプログラミングをはじめたきっかけは?
篠田:僕が、プログラミングっぽいことを始めたのは中学生3年の頃です。ある日風邪をひいて寝ていたら、父親が挫折したプログラミングの本がたまたま枕元に置いてあったんですよ。
青木:え、まさかそれがきっかけ...!
篠田:そう、暇だったので読みながら作ってみて。あれ...つくれるな...と思って(笑)。
上野:え、すごい(笑)。
篠田:難しいものじゃなく、if文とかでクイズゲームを作ったんです。クイズゲームって正解か不正解の判定と、点数の加算なんですよ。正解は+1点、不正解は0点、あとはそれを画面に表示するのと、選択肢を選ばせるのと...など4要素くらいで出来ちゃうんですよ。BASICって言語だとそれが簡単にできるんです。
青木:中学生でそんなことが...。
篠田:昔のPCとBASICだけならめっちゃ簡単なんですよ。クイズゲームはテキスト出すだけでよかったですし。
上野:(笑)。
内波:篠田さん何年生まれですか?
篠田:81年生まれですね。
内波:おお、同い年。それで中3で実家にBASIC…。Windows 95とかが出ている年ですよね?
篠田:そうですね、ちょうど出た年です。実家のPC-98を父親が専らワープロやゲーム専用で使っていて。どうやらプログラミングをしたかったようなんですが、挫折したらしく、技術書をほっぽり出してあったんです(笑)。
内波:インターネットに繋がりはじめていた頃ですねぇ。しみじみ。
念願のデータ基盤チームへ
上野:私は、新卒で証券会社に入社し、約2年間は富裕層の方に向けた営業をしていました。その後は、化粧品の口コミサイト『@cosme』を運営しているアイスタイルに入社し、サービス企画や新規事業の立ち上げなどに携わっていました。そこで出会ったのが先日発表があったmirai talkの立ち上げメンバーでもある秋山さんです。
その後は楽天に転職し、データビジネスに関する領域を担当していました。メーカーさんへのデータ販売検討やデータ基盤の整備・利活用を企画する仕事で、仕組みを考え提案をしていました。
青木:そのあとにマネーフォワードにご入社されてますよね。
上野:はい。秋山さんからマネーフォワードのスピード感などについて聞くうちに、そういった環境で思いっきり働きたいと思い、入社しました。マネーフォワードのプロモーション等を担当した後、PFM(※)領域における金融機関様向けビジネスのリーダーを経て、現在はこのチームに所属しています。データに関する挑戦はずっと念願でしたので、すごくワクワクしています。私の詳しい話はこちらの記事でもお話していますので、宜しかったらぜひ(笑)。
※注:PFM (Personal Financial Management)の略称。社内では、自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』のことをPFMと呼んでいます。
初めてマネーフォワードをさわった時に感動
内波:私は、2014年12月の入社で、その時は従業員は60人ほどの規模でした。前職はコンサル系の会社でITシステムを作る部署にいて、3年半程クライアントのITサービスを開発していました。マネーフォワードは入社当初からアカウントアグリゲーション本部、通称アグリ村の所属で、アカウントアグリゲーションの仕事以外にも、金融機関のAPI公開時などは直接金融機関の方とお話することもあります。
青木:生一さん(内波さん)は、はじめてマネーフォワードのアプリをさわった時に感動されたとか。
内波:そうですね、素直に「これはすごいな」と思い、それが決め手だったんですよね。僕の詳しい話はこちらのエンジニアブログの記事でもお話しています。
最優先に考えたいのは利用者への価値提供
青木:ではここで、チームのことを教えてください。
上野:まずは経緯についてですが、昨年12月からアカウントアグリゲーション本部内にデータ基盤のチームができました。元々、PFMの新規事業を検討する中で、データを使った企画についての議論はありましたが、プロセスや技術的な部分に課題を持っていました。その上で、データとしては非常に価値があるものなので、それをセキュアに生かす手段を確立する、データを活用する専門チームが必要だという話がありました。
データを活用するといっても、利用者にとっての利益や個人情報の保護を始めとしたコンプライアンスを最優先事項として、注意深く議論しながら進める前提でのお話です。
青木:そうですね、そこは強くお伝えしたいところです。
上野:そこから話が進み、最初、社内のチャレンジシステム(※)の中に「データ分析基盤エンジニア」という募集があったんですね。私はそこで応募したのがきっかけで、立ち上げの経緯としてはそんな感じですね。
※社内公募のポジションで、他部署への応募ができるマネーフォワードの人事制度のこと。この制度を使ってグループ会社の立ち上げや、キャリアチェンジなどを遂げているメンバーが多くいます。
青木:今は具体的にどういうことを進めていらっしゃるんでしょう?
上野:事業やサービスのアドホックな分析対応や仕組み作りはもちろん、他には大学などと一緒に共同研究が出来ないか、といった検討もしています。まだ詳細はお話できないですが、データのクレンジングや精査、研究テーマなどについてチーム内で議論しています。
我々は営利企業なので、最終的に利益につながるようなデータの活用方法を考える必要があるものの、お預かりしているのは利用者のデータなので、最優先に考えるべきは利用者への価値提供です。
もう少し広い視点でみると、利用者を含む社会に対しての価値提供が重要だと考えていて、総務省の消費動向指数研究協議会への参加など、広い意味での社会への価値提供をするようなプロジェクトも進めていたりします。
青木:こちらは昨年7月に発表させていただいたものですね。
上野:公的統計の改善、高度化を目的としたものですが、この取り組みによって、より機動力のある経済政策が実現出来れば、日本全体のためになり、ひいては利用者のためにもなると考えています。その他の取り組みに関しても、統計データとしてだけ見ても、非常に価値がある情報です。そこからわかる新たな知識を、サービスを通して利用者のみなさんに還元していきたいという想いで取り組んでいます。
現場感がある人と一緒にデータ基盤をつくりたい
青木:いつまでにどんなデータについて具体的に進める予定なんでしょうか?
上野:いろいろ不確実な部分も多くて...なぜならメンバーが足りません。大募集中です。
篠田:僕自身はMFクラウド会計の開発も兼務していて、コードよりも裏側の設計に関する相談、バックアップ、システム寄りのことをやっています。僕は、現場感がない人がデータ基盤を作っても意味がないと考えているので、現場感を持って開発したいですし、会計チーム兼務でも良いなら、是非やりたいですってことでチャレンジシステムでジョインしたんです。
上野:僕も同じ考えで、チームとしては基盤の仕組みをわかっているエンジニアだけでやるよりも、データの価値化に関するプロセスや、使われ方のイメージができる人も一緒にやる方がいいと思います。実は、僕もチャレンジシステムでの募集要項をみた時に「基盤エンジニア」と書いてたので、「自分は該当者じゃないかも...!」と思ったんですが、挑戦しないと後悔すると思ったので、手を挙げたんですよね。
青木:上野さんは前職でもデータ系のビジネスに関わっていらっしゃるので、ご縁がありますね。
上野:以前所属していたチームでの仕事の際、金融機関の方とお話する中でも、データの活用に強い興味をもっておられる方が多くて。でもそこに対してフルスロットルで取り組めていないことに課題を感じていて、だから自分でやって価値提供したいというのも動機のひとつです。
青木:なるほど。生一さんはどんな風に関わってるんでしょう?
内波:僕は入社してすぐアグリ村にジョインした際に、自分でデータ分析をやるのかと思って勉強していたんです。だけど、僕自身はデータを分析するタイプではなく、分析の前に、データを綺麗な状態にする方が向いていると気付いたんです。ですので、僕は今そこに関わっています。
僕らがデータをリッチな状態にしておけば、上野さん、或いはその先にいるサービス開発のメンバーが活用してくれるかなと思います。だから、上野さんにアグリ村で開発もしてもらったり、そういう姿をみていると本当によかったなと。来てくれてよかったなと心から思います。
青木:あれ、アグリゲーション本部、アグリ村の中のチームということは...上野さんは今村民...?
上野:そうなんですよ。プログラミングは昔少しだけかじってはいて、アグリも簡単なものですがひとつ開発したので、村民として末席に加えて貰えて(笑)。
青木:すごい!!
上野:社内向けの情報ですが、アグリ村のMVV的なものを読んで、データ基盤チームとして進みたい方向に近いなと思っていました。アグリ村は”アグる”という、データを価値化するプロセスの中の前工程で、データ基盤はその後にいます。アグリ村で考えていることとかぶる部分が多いなと思っていたので、今のタイミングで一緒のチームになってよかったと思っています。
今のフェーズだからこその前例がない挑戦
青木:今取り組んでいることについてもう少し伺いたいです。
篠田:僕らは急成長している会社にいると思いますし、そこは自信を持ってお伝えできます。だた、データに関してはその裏側の持ち方が複雑になっている部分があるので、それを綺麗にして、さらにはより一層セキュアにする作業も必要です。それら全てをやった上で、データの扱い方の定義づけもする必要があります。...ということ以外にもやりたいことや課題が多々あって、そこを一緒に解決してくれるエンジニアの手が必要です。
青木:どういう人にジョインしていただくと良いんでしょう?
篠田:これだけセンシティブで優良なデータを集めていて、かつ新興企業でとなると、そんなに多くはないかなと思っています。大規模データの事例については世の中に色々出ていますが、挑戦すべきことがたくさんあると思っています。
データの定義付けもですし、データのセキュアで正しい扱い方も技術的なチャレンジになります。それは教科書や事例の真似だけでは難しい部分があるので、そこに挑戦できるのはこの会社のこのフェーズだからだと思います。そうじゃなかったら...できていないです、こんなこと。
青木:今は人手不足とのことですが、データの活用に興味がある方にとっては、その内容から考えても非常に魅力的だと思います。
上野:僕らがやれていることって、正直にお伝えすると...今今は技術的な最先端のトレンドを最速で追いかけられてはいないと思います。なぜなら、僕らはこれまで、それよりもサービス開発や利用者への価値提供、そのためのビジネス企画などに注力してきたんです。
青木:そこは正しい選択だったのではないでしょうか。
上野:はい。僕もそう考えています。そんな背景から、現時点では最先端ではないですが、最先端のトレンドをキャッチアップしながら、データの価値化に関するエンジニアリングプロセスに価値を感じられる、そこに関わりたい、と思える方にはめちゃくちゃ面白いと思います。すでに出来上がっているものの上で価値を発揮していくのも面白い仕事ですが、すでにある程度のものが出来上がっていると、その分いろいろなしがらみや制約がついて回ります。一方、制約やしがらみが少なければ、より理想的なものをイチから作っていける。それって、すごく面白いチャレンジですよね。
青木:ではどうして今、立ち上げのタイミングになったんしょうか?
上野:順番だと思います。事業やサービスをより前に進めるのがデータを活用する意味だとすると、多くの方に使っていただけるくらい信頼されるとか、良いサービスや機能を提供するとか、そういったことが先ですよね。そこが出来ていてはじめて、それをさらに加速させる、さらに価値を向上させるという文脈が生まれ、このチームの意味が出てくると思います。
篠田:あと、エンジニア目線でいうと、今から作れるので、これまでは歴史的、事情的に採用できなかった技術や手段を思いっきり投下できるってところがいいですよね。しかも、データの種類はどこにでもあるものではないので、経験者には魅力的だと思います。
データの活用で事業を前に進める
青木:データの活用での成功事例って…やはりfacebookやGoogleでしょうか?
上野:Amazonもですかね。レコメンドとか今や当たり前になってますが、最初は「すごいな」って思いましたよ。
篠田:なんか...レコメンドとか非常に重要な役割だと思うんですけど。データをメインのビジネスを加速させる役割やツールとして活用している事例はたくさんありますね。
青木:事業自体を前に進める手段ってことですね。
篠田:うんうん。
上野:事業を促進させるためのデータ活用という考え方もあるし、一方でサービスのキーパーツという考え方もあります。その観点とは違う例かもしれないですが...Gmailの迷惑メール機能ってすごいと思うんですよ。あれが出てくるまでは、スパムメールの振り分けって苦労していたはずです。Gmailの体験は、データを取り扱う技術そのものがサービスのキーパーツになって、ユーザー体験の一部を構成していると思います。
まだまだ道半ばですが、それくらいのレベルでサービスや事業に対して、データの活用価値を提供していきたいと考えています。そして、そのためのデータが既にあること、User Focusという価値を一番に考える企業文化を持つことが、僕らの強みだと思います。
データサイエンティストである必要はない
青木:今手元にチームのMVVがあるんですが、これはみんなで考えたんですか?
上野:元々は生一さんがアグリ村のMVVを作りましたが、今回のチームができるにあたり、概念拡張をしたいと思って。みんなで考えて、今5つのチームバリューができました。
青木:若干話がそれますが、最近他のチームもMVVを作ってますね。
上野:事業を前に進めるにもチームづくりをするにも、うまく進みやすいんだと思います。人が増えてくるとどうしても価値観がぶれてきますし、チームとしてひとつの軸を持っていた方が、優先順位決めや判断もしやすい。方向性を合わせる上でも、これをつくることでみんなの目線が合ったと思います。形あるもので認識が合わせられたのでよかったなと。
青木:ここにジョインしてくれる方って、MVVへの共感以外に、具体的にどういうスキルが必要なんでしょうか?
上野:データ活用という意味だと「データサイエンティスト」的な人を思い浮かべがちだと思うんですが、今のフェーズでは必ずしもそうじゃないんですよ。
青木:となると...どんな方が?
上野:基盤エンジニアとして必要なのは「道具を一緒に作って、一緒に考えてくれる人」なんです。データ活用していくのはデータサイエンティストだよねという暗黙の認識があるとしたら、そうではないんです。だから、データサイエンティストじゃないみなさん、お待ちしてます!応募が少なくて本当に切実なので(笑)。
青木:エンジニアの方にとっては、「データ基盤」という言葉を聞くと「ああ、データサイエンティストなのね」みたいなイメージになるんでしょうか?応募が少ないのって、それ故ハードルが高くみえるとか…?
篠田:私はすでに普通の人の感覚を失っているんですが...。
青木:(笑)。
篠田:でも、おそらくそういう人が多いのではと思います。
青木:非エンジニアからすると、データサイエンティストのイメージでした。でも、そうじゃないですよ、とお伝えしたいと。
篠田:たぶんあれなんですよ。僕らはまず、基盤の基盤をつくる必要があるんです。分析基盤と聞いて想像するのは、例えるならば綺麗なオフィスにPCが並んでいる状態だと思います。でも、まずはそれを作らないといけない状況で、もっこを担いできて、土を固めて、コンクリートを流しこんで、鉄骨を立てる...みたいなことをやります。
Webアプリケーションの開発技術と、これらをやるスキルって別なんですよね。必要なのは、クラウドを扱えるとか、大きなデータをさわった経験とか。あと、わりと面倒くさいホースの付け替えみたいなことがたくさんあるので...。
青木:ほ、ほーす?
上野:ホース (笑)。
篠田:カチャって付け替えなくちゃいけないことが多々あるので、技術力を背景に機動的に動ける人に来ていただきたいんです。だから、技術力がある上で、「何もできてないけど、どうしよ?」と私が質問すると、回答を持っていて自発的に動いてくれるようなイメージですね。
データが使われる先の世界をイメージできると楽しめる
青木:これは例えば社内の人が応募したら通る感じなんですか?
上野:インフラチームのみなさんとかは明日からでも来てほしいです。
青木:インフラ、アグリ村のみなさんですね。
上野:あとはCISO室メンバーとか。
青木:その辺りのみなさんは、今話したような仕事はお好きそうですね。
上野:お好きだと思いますよ。
篠田:今すぐ時間を与えるって言ったらやってくれると思います。しかし、彼らのミッションはサービス側へのコミットですしね。
青木:そういう意味では、新しくこのチームにジョインされる方は、データ基盤作りに専念できるんですよね。それってすごくないですか。
篠田:本当ですね。すごいな...。
一同:(笑)。
上野:そうですね、僕自身もやりたくてここに来たし、みなさんにジョインしていただかないと進まないんです(笑)。でも、今のところ手を挙げてよかったなって思ってます。
青木:内装だけじゃなくて、ビルを作りたいよっていう気概のある方に来ていただけるといいですね。
篠田:とにかくやることがいっぱいあるよってことですね。
上野:例えば、イメージはデザイナーとかオフィスを設計する人たちと一緒に作業ができる、オフィスエンジニアみたいな人を求めています。「デザイナーさんからこういう設計図があがってきたので、この通りきれいに工事します」というのが得意な人だと、あれ、デザインないんすか...」ってなっちゃうと思います。
青木:もう少し詳しくお願いします。
上野:最終的にデータが使われる部分をちゃんとイメージして作れるっていうのが大事だと思います。僕らの仕事って、前行程なんですよ。サービスで最終的な価値を出すための前行程なので、その過程で最終的なアウトプットを考えながら進められる方をお待ちしています。というか、生一さんに「これをやるにあたってベースになるアカウントアグリゲーションは、マネーフォワードの技術の根幹です」と、言ってほしいです。
内波:(笑)。
上野:その技術を横目で見ながら、具体的なプロセスづくりにも関与できる、コア技術の芯に触れられるポジションです。
内波:僕がやっているアカウントアグリゲーションの改修って、普通はそこまで面白くないんですよ。でも僕が楽しいって思えるのは、その先をくっきりイメージしていて、そのために入り口ではこうしようって考えて、手を動かすんです。先のイメージができているから、その先も一緒にやれている感覚で、だから楽しいんですよね。
で、そのちょっと進んだ先のこのデータ基盤チームも同じで、そこで楽しいって思える人は、データが使われる先の世界をくっきりイメージできて、その前段階で自分だったらこうするとか、こうあるべきっていうのを考えられる、考えるのが楽しい人が向いてると思います。
青木:マネーフォワードのデータに価値を感じてくれて、その先どう使われるかについてもイメージして、応募してきてくださると良いですね。
上野:どこに向かうのかのベクトルとポイントがあってれば良いし、そこに共感できる方にチームの一員になってほしいっていうのは一貫しています。
篠田:超スタートアップではこんなことはできないですし、今のフェーズだからこそ挑戦できることです。マネーフォワードは昨年上場しました。上場企業が適当なことを言うわけにもいきませんし、本気度が伝わると嬉しいです。
青木:そうですね。データが使われる先の世界をイメージできる方のご応募をお待ちしています!
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