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新型コロナウイルスの流行が始まってから約3年が経過し、世の中の動きがアフターコロナに向かい始めています。ミラティブでのアフターコロナに向けた取り組みと、そこから学んだことについて人事企画の角が語ります!
アフターコロナとミラティブ
ミラティブは1回目の緊急事態宣言が出たタイミング(2020年4月)からフルリモートへ移行し、現在もフルリモートを継続しています。一方、出社したい人は自由に出社することができます。定期的に出社している部署やメンバーもいます。
ミラティブは、個人の働き方にあわせ、またチームのパフォーマンスを最大化するために
- 今後もフルリモート体制は維持します!
- オフラインで顔を合わせる機会創出にも取り組みます!
今回は特に後者に関する取り組みをご紹介します。
「エモフラ」の概要と背景
エモフラの概要
- 2023年4月から毎週金曜日は出社推奨デー(出社を強制するものではありません)
- 「出社推奨デー」だと味気ないので「エモいフライデー」としました。略して「エモフラ」です。
エモフラを設けた背景
「毎週金曜日は出社している人が多い曜日」という共通認識を持つためです。
もう少し噛み砕くと
- 出社を活用して対面交流の機会に繋げてもらいたい
他部署のメンバーとのランチに対する補助制度を新たに導入 - 出社したい人の出社に対するハードルを下げたい
オフィスに誰もいなかったらどうしよう?出社していいらしいが、本当に出社していいのだろうか?という不安を軽減し、気軽に出社してもらいたい
といった思いからエモフラを設けることにしました。
「エモフラ」を活用し、オフィスでの交流会を開催
ここからエモフラを活用した取り組みの1つ、オフィスでの交流会について紹介します。
エモフラの初回は、CEO・赤川のプレゼンがメインコンテンツの月次全社ミーティングの日でした。このミーティングは創業時からオフィスで開催してきましたが、新型コロナウイルスの流行以降、オンラインで開催してきました。
今回、エモフラを活用して
- CEO・赤川のプレゼンをオフライン(オフィス) & Zoomでハイブリッド配信
- 全社ミーティング終了後、誰でも参加可能な交流会(軽食つき)を開催
という原点回帰的な企画にチャレンジしました。
(なお、フルリモート移行後の入社者割合は全体の約75%(2023年4月時点)に達しており、オフラインで開催していた月次全社ミーティングを知らないメンバーの方が多くなっています)
人が集まれば、盛り上がる。難しいのは、場に参加してもらうこと
全社ミーティング終了後の交流会には35名ほどのメンバーが参加してくれました。入社3ヶ月以内のメンバーが多かったこともあり、全体で集まって自己紹介タイムを設けました。オーソドックスなコンテンツではありますが、特に入社したばかりの新規メンバーにとっては、既存メンバーや会社の雰囲気を知る良い機会になったようです。
参加メンバーからは
- 趣味で繋がることができ、部活のSlackチャンネルにその場で招待してもらった!
- Slackアイコンと名前は認識はしているが、会ったことがないメンバーに会えたことがよかった!
- 業務上の接点がない人と話す機会となり、楽しかった!
といった感想があり、対面ならではの盛り上がりをみせていたと思います!
一方、人事企画としては参加者を募るハードルがとても高かったです。「外部環境が変わったし、交流会の箱を作れば人が集まるだろう」という思考自体が浅はかでした(大反省)。
「どうしたら参加してもらえるのか」を掘り下げるべく、交流会終了後に社内ヒアリングを実施しました。
- 「誰でも参加していい」と言われると、かえって参加ハードルが上がる
- 仲の良い人を誘う時「みんなで交流しましょう」だと誘いづらい
- 何をするのか不明な会には参加しづらい
つまり、リモートワークが当たり前になった今、
「誰と何をするかがよくわからない場に、移動時間をかけて参加することはハードルが超高い」ということです。
社内ヒアリングを通じて、ミラティブのビジョンである「好きでつながり、自分の物語が生まれる居場所」に繋がるような、参加者視点に立った企画ができていないことに気づかされました。
点と点が繋がるように、という願いを込めて場づくりは続く
エモフラを設けた背景は冒頭に記載の通りですが、人事企画の少し独りよがりな思いをお伝えすると、出社機会を通じて点と点が繋がる機会が1つでも多く生まれてほしいと願っています。
ミラティブに限らず、リモートベースかつ100名を超えている組織において「全社で一体感を持って交流をしましょう!」というのはなかなか難易度が高いことだと思います。見方を変えて職場をコミニュティとして捉えた時、「点と点」が繋がることで「ミラティブっていい場所だな」と感じ、自身の居場所の一つだと思う人が1人でも増えるよう、場を提供していきたいと個人的には思っています。
正直なところ「人が集まらなくてツラい...」といじけた瞬間もありました。交流会終了後の振り返りで経営メンバーや人事企画メンバーから
- 参加者視点に立ち「参加してみようかな」と思える企画や仕組みを考えることが大事
- 参加したい時に参加できる場があることが大事=継続に意味がある
といったフィードバックをもらいました。
今回、課題の発見や学びを通して「リモート環境下でのコミュニティマネジメント」というテーマに向き合っていることに気づき、難しさと同時に奥深さも感じています。アフターコロナ故のテーマ=新たなチャレンジ機会と捉え、失敗を恐れず様々な切り口で企画を試してみようと思います。
暗中模索ではありますが、参加した方が「今日は参加してみてよかったな」、イベントの様子を見聞きした方が「次は行ってみようかな」といった「想い」が少しずつ伝播していくことを願いつつ、今後も場づくりを継続していきます。
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