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仕事もプライベートも好きを極めるゲームエンジニアの転職ストーリー

2022年3月に7周年を迎えた人気タイトル、『キン肉マンマッスルショット』のバックエンドエンジニアとしてゲーム運用を支える千葉洋さん。ゲーム開発・運用はほぼ未経験の転職時から5年間で得た成長体験や、エンジニアリングスキルもプロレス愛も余すことなく発揮して働く面白さを語ってもらいました!

千葉 洋
1981年生まれ、2017年入社
ゲーム・エンタメ関連事業部/バックエンドエンジニア
「盛り上がってまいりました」は魔法の言葉

未経験の領域に挑戦「最初は分からないことだらけだった」

ー現在カヤックのゲーム・エンタメ関連事業部でバックエンドエンジニアとして働いている千葉さんですが、以前はどのような仕事をしていましたか。

カヤックに転職する前は、バイオ系の業界で分析ツールの営業やソフト開発を担当したり、ゲーム業界でソーシャルゲームのデータ分析をしていました。統計分析やサーバの高速化などを主に行っていました。

ー転職前、カヤックに対してはどのような思いがありましたか。

カヤックのことはTVで見て以前から知っていました。 サイコロ給 とか、「変わったことをしている会社だな」という印象で、その時はまさか自分がカヤックで働くとは思いませんでしたね。
バックエンドエンジニアとして採用されたのですが、担当領域に変更があったりして、転職の前後はとにかくドキドキしていました。というのも、カヤックは携わる案件の領域が広いし、スペシャリストが集まっていて、自分がその中でやっていけるのか最初は不安だったんです。

ーゲームのバックエンドエンジニアとしての仕事は初めてで、不安もあったのですね。

転職当時は本当に分からないことだらけで大変でした! あるゲームの立ち上げに関わったのですが、ゲーム開発は初めてだし、標準プログラミング言語のGoの使用経験もほぼ無くて、なかなか成果が出せず......。「新規開発ではなくて運用を先にやってみようか」と当時のマネージャーに言われて、1ヶ月くらいで違うプロジェクトへ移ったんです。
次に担当したのが、2015年にリリースしたゲーム『 キン肉マンマッスルショット 』。2017年から現在に至るまで、運用や新機能開発を担当しています。


▲カヤックが制作協力したスマホ向けアクションRPG『キン肉マンマッスルショット』

最初はデバッグやゲームの改善を行いながらサーバー側の仕組みを覚え、少しずつ大きな機能をつくれるようになっていきました。運用していると色々な障害や問題が起こるのですが、ボトルネックを調べて解決していく内に経験値が上がりました。

人気ゲームタイトルの長期運用を支える、縁の下の力持ちに

ー『キン肉マンマッスルショット』とともに、千葉さんも成長していったんですね。

リリースから7年以上経つ長期運用の中で、様々な機能追加や改善の実装をして陰ながら支えてきました。例えば、登場する超人が3000を超えてデータが膨大になり、超人の所持数が増やせなくなる問題があった時は、管理方法の改修を進めて解決しました。また、周年タイミングに合わせた大型コンテンツの実装も担当しました。転職当時の自分に比べると、別人のように成長できたんじゃないかと思います。

カヤックはエンジニア同士の交流が盛んですし、自分から質問すれば皆がきちんと答えてくれるので、次第に「やっていけそうだな」と確信することができました。また、凄腕のエンジニアと一緒に作業すると「なるほど......」と学ぶところが多く、次からは自分ひとりでもできるように頑張るので、できることがどんどん増えていきましたね。
社内でも定期的に勉強会がありますし、時間が合わない場合は映像やスライドがアーカイブされているので参考にしています。

ー千葉さんが仕事の上で大切にしていることは何でしょうか。

バックエンドエンジニアとしては、安定運用が第一です。長期運用タイトルは、新機能追加や機能改修がきっかけでアプリサーバーのパフォーマンスが悪くなることもあるのですが、機能改修時に該当の箇所付近でパフォーマンス改善できるところを見つけて、ついでに改修するようにしています。そのため、アプリサーバーが高負荷になったとしても、アプリサーバーを追加するだけでさばけるんです。キャンペーン時には予想した負荷に合わせてサーバーの増強をしますが、予想通りだった時は「やったぜ!」と気分が上がります。
また、ゲームの新機能や改善を通して、ユーザーに楽しく長く遊んでもらうことを心がけています。人に喜んでもらえることが嬉しいし、やりがいになっています。

ーカヤックでゲームのバックエンドエンジニアとして働くなら、どんなスキルやマインドセットが必要でしょうか。

『キン肉マンマッスルショット』のような長期運用タイトルはPerlで実装しAWS上でサーバー構築していますが、それ以降の運用タイトルや新規タイトルはGoで実装されているので、そのあたりの経験やゲーム運用経験があれば大歓迎ですね。
障害が起きれば地道で細かい対応も必要なので、自分は「意地でもやってやる!」という気持ちで向き合っています。最後までやり切る粘り強さがあるといいと思います。

カヤックは自分もとことん面白がりながら働く会社

ーカヤックで働いていて、面白いなと思う部分は?

本当に自由にやらせてもらえるところ。例えば、僕はサーバーサイドがメインですが、たまにUnityを使ったクライアント側にも関わらせてもらうこともあります。僕自身も『キン肉マンマッスルショット』のヘビーユーザーなので、遊んでみて使い辛いと感じた部分は改善を提案したり、ここを良くしたいと思う部分で自分も対応できそうなことは、直接直してレビューを出したりしています。企画にも携われるし、肩書きに捉われずに興味関心を追求したい人には合っていると思います。

その他にも、『 キン肉マンマッスルショット公式情報局 』というチャンネルで最新情報やバトルの攻略方法などを毎月生配信していて、そこも力を入れています。番組の最後に視聴者に向けてクジを引いてゲームアイテムをプレゼントするのですが、ゲーム内の「絆BOX」を再現した実物の抽選箱をチーム内のメンバーと一緒につくりました。ガチャもゲーム内と同じカプセルをつくって、視聴者に喜んでもらえました。


▲ライブ配信サービスSHOWROOMにて放送している『キン肉マンマッスルショット公式情報局』の為に制作した実物のカプセル

2022年7月に、初めてカヤックの運営メンバーが生配信に登場するんです。その際にキン肉マンのキャラクターのマスクを被ろうということになり、僕がマスクを縫っているところです。

ーエンジニアリングだけじゃなく、実物のものづくりまで手がけているんですね!

ちょうど、登場時に脱いで投げるオーバーマスクもセットにして試作しているところです。実は、ミシンは得意。もともとプロレスが大好きで、高校時代にはプロレスラーの衣装を自作して文化祭で着たりしていたんです。
こんな風に、自分も面白がりながら自由に働けるのはカヤックならではだな、と実感しますね。


ーまさか、ミシンのスキルまで活かされているとは......。社内の環境はどうですか。

コミュニケーションが盛んで、社員自体が面白いです。カヤックの社内Slackは、真面目なものから「#club-〇〇」といった趣味系まで色々なチャンネルがあって、それを見ているだけでもたくさん刺激を受けます。

コロナ禍ではリモートワークが多く、体調改善のためにランニングを始めたのですが、ランニングのSlackチャンネルでよく情報交換しています。そのチャンネルの中には、帰宅ランで20キロ走り、フルマラソンやトライアスロンに挑戦する強者もいるんですよ。
僕も、リモートワークの日は早朝8キロ、週3日の出社日は途中駅から家まで3キロほど走って帰っています。仕事のパフォーマンスも確実に上がっていて、ずっとコードを書いていても体力も集中力も持つようになりました。

最近では、プロレス好きが多い『キン肉マンマッスルショット』のチームメンバーと、プロレスの入場に特化したチャンネルをつくって皆で語ったり、2週間に1回社内のコミュニティースペースで試合を見たりしています。

ー仕事もプライベートも「好きを極める」人が多いんですね。最後に、今後チャレンジしていきたいことを教えてください。

新規開発にリベンジしたいですね。今は運用がメインになっているので、一から新しい仕組みでつくることにチャレンジしたいです。また、フロントエンドにも興味があるので仕事の幅をさらに広げていきたいです!

カヤックサイト インタビューより引用- https://www.kayac.com/news/2022/08/interview_chiba

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