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【テクニカルエバンジェリスト職】社外活動で得た“新しい視点”が、世界を広げる

エーピーコミュニケーションズ(以下、APC)には、エンジニアがエンジニアであり続けるための「キャリアパス」があります。

今回、紹介するのは「テクニカルエバンジェリスト職」です。「自分の技術で、経験で、技術にこだわっている人を感動させる」ことをミッションとする「プロフェッショナル職」の上位職で、社内外のエンジニアに対して技術伝播と、高い付加価値の創造による「組織風土の醸成とブランド力向上」がその役割です。

多くのイベント登壇やコミュニティ参加を通じ、APCのブランド向上に力を注ぐテクニカルエバンジェリストの吉川に「この職を選んだ理由」「社外活動の具体的な取り組み」「仕事の面白さ」について話を聞きました。

APCのキャリアパス制度設立の背景や概要は以下でもご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。

APCだから叶う、エンジニアがエンジニアであり続けるキャリアパス

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吉川 俊甫(よしかわ しゅんすけ) テクニカルエバンジェリスト
前職で培ったAzureの強みを活かしたいと思い、2022年APCに入社。現在は、クラウドネイティブ内製化とPlatform Engineeringの推進をミッションとする ACS事業部の、Azureインフラのシステムインテグレーション(SI)業務を担うCloud Infrastructureチームに所属。Azure資格の全冠制覇のみならず、GitHubのCertification、Kubernetes技術者認定資格も全て取得。2023年6月、Microsoft Azureカテゴリで、Microsoft MVPアワード受賞。イベント登壇など社外活動にも積極的に取り組んでいる。

—— 現在の業務内容について簡単に教えてください。

中心業務は「Microsoft Azureを活用されているお客様への内製化支援」です。クラウドネイティブに取り組んでいるお客様に対し、システムをより良くするための技術と、クラウドネイティブに適したチーム文化の醸成をサポートしています。具体的には、システムインテグレーションのお手伝いをしたり、トレーニングを中心としたオンボーディングを行ったりなどです。

もう一つの業務が、APCのブランド力向上を目的とした社外向けの活動です。イベント登壇やコミュニティ参加、技術ブログでの発信などを通じ、APCの認知拡大に力を注いでいます。

—— 吉川さんがテクニカルエバンジェリスト職を選んだ理由は何ですか?

いくつかありますが、もう1人のエバンジェリストである横地の活躍に刺激を受けたことも一つの理由です。実は、彼の存在がAPCへの入社理由の一つでもありました。

横地はAnsibleのエキスパートとして案件に携わりながら、ブログやYouTubeを活用した技術発信、社外コミュニティイベントへの登壇。さらには社内向けの文化醸成活動として、エンジニアがエンジニアを応援する「エンジニアリングメンター室」というオフィシャルな部署を立ち上げ、運用しています。

社外に対して発信するだけでなく、社内のエンジニアに対してもさまざまな取り組みを行ない、エンジニア文化や組織風土を作り上げていく。横地はそんな思想を持っていて、何よりもとても楽しそうに活動している姿が印象的で、目指す方向性に似たものを感じたんです。

あとは、まだ2名しかいない職種なので、後続の人のためにも、自分の歩みで事例を作っていかなければという意識もありました。

——  テクニカルエバンジェリストとしての具体的な活動について教えてください。

テクニカルエバンジェリストが担う「組織風土の醸成とブランド力向上」という役割のうち、私の場合は 「ブランド力向上」に寄与する活動が多いです。

直近でいうと、今年の夏に「Platform Engineering Kaigi」というテクノロジーカンファレンスの企画運営に携わりました。私が所属するACS事業部が推しているPlatform Engineeringに関する最新トレンドや、実践的な知見を得られるセッション、トップランナーたちとの交流の場を企画し、当日はPlatform Engineering領域に高い関心を持ったエンジニアがオンラインも含めると約1000名集まるほど盛り上がりました。

他には、定期的なコミュニティ参加やイベント登壇などに加え、Platform Engineeringを広めていくために、現場の知恵とノウハウを集めた技術同人誌の発行や技術ブログでの情報発信を行っています。

このようにイベント登壇やブログの執筆などを継続的に行うためにはインプットが必要不可欠です。ACS事業部では誰でも業務時間の2~3割を技術のインプット/アウトプットの時間として使えるので、積極的に新しい情報の収集や技術の習得を行っています。特に資格取得に力を入れていて、Azure資格、GitHubのCertification、Kubernetes技術者認定資格は全て取りました。

—— テクニカルエバンジェリスト職である以上、資格取得は必須ですか?

そんなことはありません。私は技術力を評価する上で「資格」というものが分かりやすく、お客様からの信頼にもつながると思ったので、そこに目標を設定しました。また、MVPや資格の全冠制覇をすることで、周りにいるエンジニアのみなさんに「そういう人は遠い存在ではなく、身近にいるんだ。自分もなれるかもしれない」と感じてもらえてたら、という想いもあります。

もちろん技術力を高めていくことは必須だと思いますが、そのためのアプローチは人それぞれ。自分なりの技術へのコミットの仕方で良いと思っています。

—— テクニカルエバンジェリスト職の面白さについて教えてください。

イベントに登壇したり、技術ブログで発信したりすることで得られる学びや気付きだと思います。

参加者や読者の方から「お話を聞いて、私はこう思った」「こういう考え方もあるのではないか?」など、色々なフィードバックをもらうことができるので、考えが深まったり気付きを得ることができるんです。バックボーンも組織も異なる人たちとの会話を通じて得られた新しい視点は、世界を広げてくれます。エンジニアとしてのキャリアや人生の充実につながっていく話だと感じています。

私も最初は「参加者」と「登壇者」では大きな壁を感じていましたが、思い切って登壇してみたら意外とできるものだな、と(笑)。ですから、外部に向けた発信をしたいと思っているけれど不安、進め方が分からない……と感じているエンジニアがいるのなら、最初の一歩を踏み出すための後押しをしてあげたいですね。

—— テクニカルエバンジェリスト職に興味を持っている方にアドバイスをお願いします。

APCが定めるテクニカルエバンジェリスト職の役割には「組織風土の醸成とブランド力向上」がありますが、もう少しシンプルな言い方をすると大切なのは「この素晴らしい技術を世の中に広めていきたい」「この技術で、これまでの課題を解決したい」という想いではないかと思っています。正直なところ「この役割のために何をするか」というのは考えていなくて、この想いのもとにしている活動が結果的に役割に繋がっているという感じです。ですから、あまり深く考えず、“その技術に対する情熱”を持って思い切り楽しんでもらったらいいのではないでしょうか。

そしてAPCには情熱をとことん追求していける環境があると思います。会社を超えたつながりを通じ、社内に新しい風を吹き込んでいく。そんな「テクニカルエバンジェリスト職」を一緒に作っていけたら嬉しいですね。

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Qiita

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