APCでは、現在「Azure/Kubernetesのリードエンジニア」を絶賛募集中です。
Azure/Kubernetesのリードエンジニア募集 地方勤務可
https://www.wantedly.com/projects/513111
「業務には興味があるけど、どんなチームに入るんだろう……」
そんな不安を少しでも払拭できればと、メンバーを募集しているチームACSG(Azure コンテナソリューショングループ)のエンジニアに座談会を開いてもらい、彼らが感じるAzureの魅力や習得の難易度、チームの価値観などについて語り合ってもらいました。
前編は彼らが感じるAzureの魅力や習得の難易度などについてです。
<目次>
メンバー紹介
ぶっちゃけ、Azureってどうなの?
エンプラ案件は面白い!
メンバー紹介
高井 比文(左上)
役割・担当:アプリ領域が得意なエンジニア、チームリードやアドボケイト戦略を担当
Azure認定資格の制覇をめざすエンジニア。短期間のうちにいくつもの認定資格に合格するほどとにかく飲み込みが早い
機械学習や競技プログラミングなどもこなす幅の広さが皆の驚くところ
松崎 新(右上)
役割・担当:インフラ→アプリ→CloudNative技術、インフラ周りの技術戦略を担当
技術戦略担当でありながら、チームビルディングや組織運営など、直接的に技術でなくとも、されど技術を活かすうえで重要な部分をしっかり大切にするベテランエンジニア
K8sのソースコードリーディングやLinuxのブートシーケンスなど、仕組みを深掘りせずにはいられないタイプ
土居 幸平(左下)
役割・担当:インフラ領域が得意なエンジニア、チームリードや企業向けトレーニング企画担当
インフラ技術全般とチームのマネジメントを卒なくこなすオールラウンダー、技術コミュニティでの登壇活動なども多数実施
心の師匠はプロゲーマー選手の梅原大吾
亀崎 仁志(右下)
役割・担当:チームマネージャー兼アーキテクト兼技術コンサルタント
もともとはアプリケーションエンジニアで、フロント・バックエンド・モバイルなど複数の領域のアーキテクト兼開発者兼プロジェクトマネージャの経験多数のなんでも屋
普段は落ち着いているがアプリケーションを語りだすと暴走が始まり周囲から恐れられている
ぶっちゃけ、Azureってどうなの?
松崎:クラウドネイティブ業界のウェブ記事は圧倒的にAWSとかGCPが多いなかで、我々はAzureでのクラウドネイティブ開発内製化の支援をサービスにしているわけですけど、エンジニアから見たAzureの良さってなんだと思います?
髙井:AWSは安定しているイメージが強いけど、実はAzureも規模拡大しているし、機能もかなり増えてきていますよね。
松崎:特にリソースグループの管理は素晴らしくて、Azure上のリソースのライフサイクル管理がものすごく簡単になる。他のクラウドサービスでやると、結構大変なんだよね。
髙井:そういう意味で、Azureはクラウドネイティブな開発にコミットしたいエンジニアにすごく向いてる。
土居:Azureに対して、昔の“未成熟だった頃のイメージ”を引きずっているエンジニアが多い気がします。でも2017年くらいからOSSとかを積極的に取り入れたりして、ガラッとかわってるんですよね。クラウドネイティブをエンタープライズユーザーに適応していくぞっていう心意気を強く感じます。
髙井:SIerとしてエンタープライズシステムのクラウドネイティブ化案件に挑んで行くのは、簡単じゃないけど楽しそうだなと。Azureが使われてるシステムも色々公表されてますよね。
土居:FinTech系は増えてきているって聞きます。セブン銀行さん、SMBCさん、山陽合同銀行さんとか。あと東証もAKSを使ってますよね。
亀崎:エンタープライズ系での導入が進んでるイメージだよね。クライドネイティブ系コミュニティの主催イベントでは、AzureやAKSを取り上げたセッションって相対的に少なめなんだけど、エンタープライズ系だと守秘義務とかの関係で中々話せないっていうのが理由だと思う。
亀崎:それにしても、なんでみんなAWSが好きなんだろうなぁ。
松崎:情報が多いから調べやすい、だからとっつきやすい、というのはあると思います。
亀崎:そういう意味だと、私は天の邪鬼なんで「みんながやってるもの」って魅力を感じないんですよ(笑)。
髙井:沢山の人がやってるものを今から頑張っても、先頭には立てない?
亀崎:そうそう。だったらニッチなところに飛び込んだほうがいいじゃない。k8s系のサービスにしても、もちろん各社で色はあるんだけど基本的な機能は変わらない。だったら、できる人が少ないAKSをやったほうがチャンスは多いと思うんだよね。
髙井:学習のしやすさはどうですか?私はAzureしかやってないんですけど、Microsoft Learnがすごくしっかり作られているので、情報が少ないといっても勉強するのに支障はないと思うんですよ。
亀崎:日本語化されている本家の情報は他のクラウドサービスよりも多い感じがするし、日本発信の情報もけっこうあって、Microsoftの「国内で広げていくぞ!」っていう心意気を感じるよね。
土居:亀崎さんと松崎さんはGCPからAzureにシフトしてますけど、どうでしたか?
松崎:「GCPのコレはAzureのコレ」って感じで頭の中に仮のマッピングをして、差分を追っていって……。Azure ADとか認証系が極端に違うから、そこを突破すればあとはスルスルッといけたかな。
髙井:Azure ADは特殊ですよね、他のクラウドサービスとは違う概念の体系になってる。編入組の参入障壁になるポイントかもしれませんね。
松崎:逆にいえばそこさえ押さえてしまえば、すごく楽になる。Azureの認証認可の基本をおさえるだけなら一ヶ月あれば概要の理解はできるんじゃないかな。
エンプラ案件は面白い!
松崎:当初は、社内的にもAWSをやってるエンジニアのほうが多かったよね。
亀崎:そう。そんな中でAzureを選んだ大きなきっかけは、日本マイクロソフト(以下、MSJ)さんと協業することになったこと。
松崎:自分たちだけでやっていた時って、なかなかお客様にリーチできなかったんだよね。やり方が良くなかったのかもしれないけど、事実としてチャンスがつかめなかった。
亀崎:技術力を提供したい我々と、AzureやAKSをいろんなエンタープライズ企業に提供したいMSJさんの思いが一致して、一気にドライブした感じ。
松崎:Azureを使いたいエンタープライズ企業の数に対して、その技術をサプライできるSIerはまだ少ないから、すでに頼ってもらえる状況になりつつあるし、最近は技術的に面白い案件も増えてきてる。
髙井:ある程度の規模感がないと使わない機能とか技術ってあるじゃないですか。中小規模のサービスやPoCレベルだと使わないヤツ。でも、エンタープライズ系の案件は規模が大きめだからそういう機能や技術も選択肢に入ってきて、それらをどう使おうかって考えたり試したりできるのはエンジニア冥利に尽きるなーって思います。
松崎:大規模じゃないと考える必要性がないことって確かにあって、そういう案件に関われる機会ってしょっちゅうあるわけじゃないから、1つ1つの案件が貴重な経験になってる。関われる技術領域の広さって、エンジニアの成長にとってすごく大事だしね。
<後編へ続く>