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社内大学、リモート化を推進中!

APCには「APアカデミー」という社内大学があります。
2009年に設立され、技術・サービス開発・経営/マネージメントなどの講座が、基礎から応用まで100種類以上用意されています。これまではすべてオフラインで実施してきましたが、コロナ禍の影響を受け徐々にリモートへ移行しています。
ほどんどの講座は社員が講師を務めており、講座の設計から運営までを担当しています。

今回は、講座を担当するエンジニアにインタビューした「講師の想い」と、直近で開催された「Microsoft Azure入門」の様子をお伝えします。

<講師の想い:Microsoft Azure入門担当 T・K>


昨今では、Microsoft Azureであれば、Microsoft Learnなど、自習できる環境が増えてきています。
そういった中でAPアカデミーが存在する意義を自分なりに考えてきました。そして、たどり着いたイメージが「幕の内弁当」です。

色々な教材がある中での独学は、初めて入ったレストランでの「バイキング」のようなもの。沢山選択肢があるのは良いことですが、選ぶのも一苦労です。中には「これいらなかったなー」なんていう物もあったり。
それに対してAPアカデミーは、その店のおススメが詰め合わされた「幕の内弁当」の様な存在になるべきだと思うんです。


独学だったら30時間かかるところを、8時間でポイントをつかめるようにする。
それも、ただ一般的な知識を教えるだけではなく、実際の案件でやっていることや、そういった案件に関わっているエンジニアたちにヒアリングした「参入前に学んでおいてほしいこと・知っておいてほしいこと」といったナレッジを盛り込んだカリキュラムを提供する。
そういったカスタマイズがAPアカデミーの意義だと私は考えています。

講座のオンライン化は、それほど苦労せずに移行できました。
成否を分けるポイントは3つあると思っています。1つ目は「信頼できるサブ講師のアサイン」、2つ目は「参加条件を満たした受講生」、3つ目は「受講生のやる気」です。今回の講座はもともとこのあたりを重視して設計しており、オンラインツールは普段から使っていることもあり、オンラインにあたって調整したのは受講者数くらいでした。
オンライン化が決まってから講座の開催までにあまり時間がなかったので、サブ講師をアサインすることができず、受講者数を増やしてほしいという要望に応えることができませんでした。無理に受講者数を増やすと、サポートしきれず受講者の理解度に悪影響が出かねないので……

スキルアップしたいと願い、自分の時間を割いて研修に参加してくれる受講者に対して、如何に実りある時間を提供するかーーこれを第一に考えて講座を設計・運営しています。

<当日の様子:Microsoft Azure入門>

この講座は、座学とハンズオンによる8時間のカリキュラムとなっており、AWSの基本的な知識を持つ人向けの講座です。座学では技術的な内容だけではなく、市場におけるAzureの利用状況やメリットデメリット、他のクラウドサービスとの比較など、実業務でお客様に提案するときに必要となる知識も併せて学びます。
ハンズオンではIaaSの構築や、SaaSを利用したBotの構築を行います。

開始の時刻になり、参加者がZoomに入室してきました。
参加者全員で業務内容や今どのくらいAzureに携わっているかを含めた自己紹介をして、早速講座スタートです。


座学では、講座内容に関係する豆知識的なコラムも。


ハンズオンは基本的に個人ワークですが、質問やトラブル対応は、Zoomの画面共有機能やSlackを使って、講師とサブ講師が連携してサポート。トラブルシューティングははたから見ていてもドキドキしますが、解決へのプロセスを見られる貴重な体験です。


ハンズオンは人によって進みの速さが違うため、早く終わった人が手持ち無沙汰にならないよう、クイズが用意されていました。
あとで講師に聞いたら、即席で作ったとか!受講生の時間を無駄にしたくないという、強い思いが感じられます。


<受講生の感想>

・今回初めてオンラインでの研修でしたが、現地の研修と違和感はなく、とても受講しやすかったです。周りの目や進捗(自分が遅れる、トラブルが発生する等)に気まずさは感じませんでした。
講師、サブ講師の方の補助も素早く、基本的にはトラブルシューティング早かったと思います。
進捗管理もpoll機能を使用していたので横並びで進められていたので終始安心でした。

・リモートでの開催ということでもし、ハンズオンの際に手詰まったとき、うまく自分の状況が説明できるかどうか心配でした。また、自分の作業が遅れ、講義全体の進行が遅れる可能性があるのではないかとも思っていました。しかし、今回の講義ではZoomの画面共有で状況の説明、slackを使って進捗の確認をしてくれるなど工夫されていたので、今後の講義でも採用してほしいと思いました。

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