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新卒技術研修の集大成!「総合演習発表会」

APCの新卒社員研修では、新卒社員が業務でいち早く戦力となって活躍できるよう、ビジネススキル研修から技術研修まで幅広いカリキュラムが組まれています。中でも技術研修は4ヶ月間の研修の大半を占めており、座学だけではなく実際の機器を使う実機研修などを通して、エンジニアとして一歩を踏み出すための準備をしていきます。

今年はコロナ禍の影響もあり、研修はほぼオンラインで行っています。
このため例年よりも実機を触れる機会は減りましたが、その分講義内で実機を用いた説明等を増やして補うようにしました。また、オフラインの研修よりも個々の理解度の把握が難しいという課題についても、「研修理解度テスト」を随時行うことで受講生の理解度・進捗度を適宜把握。それに合わせたて研修コンテンツをチューニングし、理解度を深められるようにしました。

技術研修の総仕上げ:総合演習発表会


「総合演習」では、4~5名毎のチームに分かれ、ITインフラシステムの構築案件を受注したという想定で、4日間という短い時間の中でヒアリング、要件定義書・基本設計書の作成、構築、テストまでを行います。まさに、7月までの3か月間で学んできたことを出し切る演習です。
この演習では、他チームにITシステム構築を発注するという「発注側」も体験します。AチームのオーダーをBチームが受注して要件定義のためのヒアリングからはじめる、という流れです。

そして、この演習の総仕上げが「総合演習発表会」。この発表会はオンラインで全社員が閲覧可能となっており、たくさんの先輩たちが見守るなかで実施されました。

まず発注側チームが受注側チームに伝えている会社概要や組織構成、立地、今困っていること、リクエストなどを発表。

これを受けた受注側チームが要件定義書・基本設計書に沿って、今回構築したシステムについて説明や、パケットトレーサーを用いたNW環境の機能確認、AWS上に構築したシステムの動作確認などを行いました。
スライドが共有できない、デモがうまくいかないといったトラブルもあって見ている方がドキドキしましたが、どのチームもとても落ち着いて発表をしていました。
説明で使われた要件定義書・基本設計書はとてもよくできていて、講師から「このまま雛型として使えますね」と評されるチームも!

その後、受注側から提案内容について「ラックを2つに分けた理由は?」「NWの冗長性はどう確保されているのか?」「この部分のNW帯域を1Gbpsにした理由は?」などといった色々な質問がなされ、最後に発注側チームが今回の提案に点数をつけるとともに、その点数を付けた理由を受注側チームにフィードバックをしました。

今年の新卒社員は、19人中12人が文系出身でITにはあまり縁のないメンバーが多かったのですが、提案にしても質疑応答にしても「本当に3か月前までITを知らなかったのか?!」と驚くような内容でした。

本研修を受けた新卒社員の感想


・今回、講師の方に課題を渡されるのではなく、自分たちで課題を考え発注し、同期が考えた課題を受注するような形式だった。 講師の方は実力的にちょうどよい課題を提供してくれるが、まだ技術をほとんど知らない同期の発注側チームは無理難題を発注してきたりもした。その中でできないことを断ることの大切さ、どう断れば相手に納得してもらえるかを考えることを、この演習を通して学ぶことができました。

・最終課題は短い期間でしたが、多くの気づきを得られたと感じております。具体的には受注側と発注側の両方の視点から物事を考えることで、片方の立場では見えない部分に気づくことができました。受注側として何をどこまで受注するのかを明確にしなければならない点や、発注側として自分たちがどのような状況で何がしたいのかを明確にしなければならないなどが挙げられます。 また、チームメンバーやお客様側との正確なコミュニケーションをとることの難しさはどちらの立場も共通して実感しました。今後、配属先の業務に携わる際に今回の最終課題で得られた気づきをもとにどのような行動をとるべきなのかを考え、臨みたいと思います。

学生から社会人への第一歩はただでさえ不安になるものなのに、入社早々オンラインでの研修となってしまった今年の新卒社員のみなさんは、その不安も大きかったのではないかと思います。
そんな中でも、前向きに取くんで日々成長していく姿、そして今回の発表会で沢山の先輩たちが見守る中、堂々と発表をやり遂げた彼ら・彼女らの姿は、モニター越しにも頼もしく見えました。

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