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『取得したからこそわかること』 BTM における育児休業取得のリアルとは?

こんにちは!人財推進本部 採用グループの赤井です。
働くパパも多く在籍する BTM。
今回は育児休暇を取得された S さん、F さんに取材してきました!
男性目線でのリアルな話をお伺いできたので、その内容をご紹介いたします!

※大阪支社の SES メンバーとして入社後、現在はグループ長も務める S さん(左)、
 生後 2 ヶ月のときに育児休業を取得。
 名古屋の SES 営業として、東海地方を中心に活躍する F さん(右)
 第 1 子が 3 歳、第 2 子が生後半年のときに育児休業を取得。

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-はじめに、育児休業を取得しようと思ったきっかけを教えてください。
S:
里帰り出産だったため、生後 1 ヶ月までは義両親が見てくれていました。
その後は夫婦で育児に専念したかったので、生後 1 ヶ月目から 3 週間の育休取得を決めました。

F:
私の場合は、妻の入院がきっかけですね。
現在は妻の体調も問題ないのですが、出産とは別の理由で入院が必要になり、
私一人で二人分の育児をすることになりました。
期間としては、妻が退院するまでの 12 日間で育休を取得しました。

-育児の中で大変だったことはありますか?
S:
「育児は大変だ」ということは周りから聞いてはいたのですが、
想定していたよりもやることが多くて驚きました。
大変だったことは沢山あるのですが、印象に残っているのは深夜のおむつ交換ですね。
朦朧とした意識の中で、必死に交換した覚えがあります。

F:
私は上の子と下の子の面倒を見ていたので、二人分の育児をする必要がありました。
下の子を抱っこしながら上の子をお風呂に入れたり、
下の子の夜泣きで上の子が起きてしまったり・・・。
合間を縫って睡眠をとることに精いっぱいで、家事にはほとんど手が回りませんでした。

S:
確かに、子育て中の家事は大変ですよね。
我が家では子どもが寝たタイミングや、子どもを見ていない方が交代で家事をしていましたが、
最初はうまく回っていなかったと思います。
家事と育児の流れに慣れるまでは、夫婦で寝不足の日が続いたりしました。

F:
以前は自分が帰宅した際に部屋が散らかっていたりすると、イライラしてしまうこともありましたが、
今は家に帰ってきて部屋が散らかっていても、片付ける余裕がなかったんだな、
「お疲れ様」と妻に対して思うようになりました。
育休取得前は上の子の育児方針について妻と喧嘩することもあったのですが、
私も育児を経験することで子どもを育てることの大変さが見えてきました。
育児に対して夫婦で共通認識を持つようになったので、
自然に協力し合う形で、お互いが寄り添うようになったと思っています。
結果的には夫婦円満になりましたね。

S:
夫婦で協力する、という考え方は私も同じです。
私たちの場合、夫婦二人とも初めてのことばかりだったため、
最初は何をしたらよいかも分かりませんでした。
試行錯誤するうちに、二人とも子どもへの接し方や必要な家事が見えてきて、
結果的には夫婦の協力体制がスムーズになりました。
初めての育児+家事となり大変ではありましたが、
その分子どもと向き合う時間もしっかり確保できました。
結果的に父親であることの自覚や、子どもへの愛着もより一層深くなりましたね。

-育休を取得する際に、現場や会社に言い出しにくいという空気はありましたか?
S:
全然!(笑)むしろ取得しやすい雰囲気でした!
お客様へ育休をとりたい旨を説明したところ、嫌な顔もせず PJ 調整の相談に乗っていただきました。
BTM 内では、他のグループ長やグループ長補佐の方がかなりバックアップして下さったので、
比較的安心して取得できたと思います。

F:
私は営業職なので職種上仕方がない所もあるとは思いますが、
お客様に育休を取得する旨をお伝えしたところ、
やはり男性の育休取得に対する意識はまだまだ浸透していないなと感じましたね。
BTM に限った話をすると、直属の上長である部長が積極的にサポートしてくれました。
育休中も必要があれば業務を行うつもりでいたのですが、
「ご家族優先でお願いします!」と言って下さったこともあり、
非常に取得しやすい状況だったと思います。

-取得前と後で、考え方や働き方に変化はありましたか?
S:
残業はなるべく減らすようになりました。育休中のスケジュールが頭に入っているので、
早く退勤して家事や育児に専念したいと考えるようになったためです。
早めに帰れば妻の作ったご飯を温かいうちに食べることができるし、
何よりも子どもの顔を見ることができます。
後は、日常的な行動を子どものスケジュールに合わせて決めることが多くなりました。

F:
出社から在宅に切り替えることが多くなりました。
妻がワンオペ育児になってしまう状況を減らすためでもあるのですが、
上の子が放置になってしまいがちで心配だからです。
我慢させてしまっている自覚もあるので、どうしても出社しなければいけない日以外は、
なるべく家にいるようにしています。

-機会があればまた取得しようと思いますか?
S:
取得したいと思います。今回は 3 週間でしたが、子どもの成長をしっかり見ることができました。
その成長を妻と一緒に実感できたのは本当に良かったと思っています。
次回は 2、3 ヶ月くらいはまとめて取得したいと思っていますが、
業務と妻の状況を見ながら判断したいです。

F:
もしあるとすれば、しっかり計画を立てて、長期取得を検討すると思います。
今回、妻の入院が決まり、育児休暇を取得することになった時も、
二人分の育児の大変さは理解しているつもりでした。
どこかで「どうにかなる」と思っていたところもあったので、準備が足りなかったと自覚しています。
次回取得するとしたら、その教訓を生かして、取得期間は 1 ヶ月程度に伸ばしたいですね。
その分、業務の引き継ぎもしっかり行いたいと考えています。
それから、次回も同様に妻への感謝は忘れないようにしたいです。

S:
確かに、妻への感謝は大事ですね。
私の場合、最初に育休をとる際に、妻とは「とにかく楽しく・楽に育児しよう」という話をしました。
二人とも初めてのことだらけなので、気が張っているとお互いピリピリしてしまいますからね。
また、家事に手が回らない状態に妻が後ろめたさを感じてしまっている印象がありましたが、
男性が育休取得をすることで、そこの問題はいくらか解消できると思っています。
家事・育児を分担することにより、お互いが協力者となるため、自然と感謝の気持ちが芽生えますから。
妻への負担を減らすためにも、積極的に育休は取った方がいいと思います。

F:
「家事が出来ていないこと」について女性が後ろめたさを感じる」とのことですが、
周りの意識から来るものもあると思います。
日本は未だに男性は仕事、女性は家庭という考えが根底にあるところもあり、
その考えはベストではないと考えています。
男性側の意見も尊重してほしいのであれば、女性側も同じく尊重するべきですし、
両者がしっかり納得した上で、お互いの着地点を決めてほしいと思っています。
これから育休取得を考えている方へアドバイスがあるとすれば、
育児に参加することのハードルはそこまで高くしないほうがいい、ということです。
まずは育児に向き合うことで見えてくるものもあると思っています。

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S さん、F さんありがとうございました!
育児に対する考え方、リアルな声をお聞きすることができました。
今回のインタビューが、仕事と育児について悩まれている方の
ちょっとした気付きや発見になれば幸いです。

ここ数年で働き方改革は一気に進み、多様な働き方が当たり前になりつつあります。
当社もフレックスタイム制やリモートワークを積極的に取り入れたこともあり、
家庭と仕事を両立しながら活躍してくれている社員が多数在籍しています。
今後もより多くの社員が働きやすい!と思えるような環境作りに励んでいきます。

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