この記事は、Wantedly Advent Calendar 2023 12 日目の記事です。
昨日は、hakubishin3 さんによる「Kaggle Grandmaster への道のりで得られたもの」でした。
はじめまして、エンジニアの一條(rerost/hazumirr)です。突然ですが最近考えていることとして、仕事をする上で心技体の3つが重要だなと思っています。
特に体、例えば体力や肩こりなどや、技、例えば設計であったりプログラミング言語、デバッグ方法に関しては結構情報があると思いますが、心の部分の話をあまり見ないので最近自分で試していた話をします。
これはあくまで自分の結果であり、人によって変わってくる部分ではあると思います。
心に関しての3つのリソース
僕が思うに、仕事における心の部分を分解すると、大きく
- 感情
- MP(脳の疲労度)
- ストレス
に分かれると思います。
感情は、自分自信でコントロールしたり、1on1を使ってマネージャーにコントロールしてもらうことも可能です。MPやストレスは、プロジェクトの状況や行なう仕事の質や量に影響されます。もちろんある程度コントロールできる場合もありますが、仕事の質や量とのトレードオフが必要です。
MPについては、この記事がおすすめなのでそちらに任せます。
また、ストレスについては僕の場合は安静時心拍数で測っていて、こんな感じになっていました。
例えば、
- 5-6月は、GWが明けたが持っている目標に対して成果が出ておらず焦っている、高ストレス状態
- 7-8月は、5,6月の反動で何もやる気がない状態。なにか動くわけではなかったのでストレスはさほどない状態
- 10 - 11月は、ハードデッドラインがあるタイプのプロジェクトを進めており、高ストレス状態
- 12月は、プロジェクトも終わり平常運転に戻る
などわかりやすく反応が出ています。なので、僕の場合は安静時心拍数を元にストレスコントロールを行えばわりと良いので改善サイクルが回しやすいです。こちらも結構人によると思うので割愛します。
あとは、残った「感情」の部分を書いていきます。
感情をコントロールすると何が嬉しいか
よくアンガーマネジメントの話が出たりで、感情を抑える側の話はよく見かけますが、使い方が難しいですが逆に感情を使って仕事をするのも良いのでは?と思っています。
ざっくり、僕がエンジニアとして仕事をする上で
- 平常心
- 怒る
- 楽しむ(余裕があるようにする、脳みそからドーパミンが出てる状態)
あたりをいつでも引き出せるようにして、使っています。
自分の場合の感情と仕事の性質の相性の対応表が次です
このあたりのスイッチを切り替えることで、パフォーマンスをある程度引き出せるのではないかと思っています。
感情の引き出し方
平常心はできるだけ普段と同じことをすること。例えばコーヒーを飲むとか、散歩をするなど。
他2つの感情については、他でその感情が出てきたときの、
あたりを覚えておき、それを思い出す・実践することで感情を引き出せるのかなと思っています。そのモードに入る合図を用意しておくと良いのかなと思います。例えば、楽しむ用の場所で作業するとかヘッドホンを付けたりなどです。うまくその感情になれない時は一旦休み、自分の感情に着目してその感情の波が来るのを待ちます。
僕はよく、怒りや楽しいといった感情はストックしておき、そこを再現するようにしています。
あと、頭の状態に関しては、怒るときは脳の血管を細く、楽しむときは脳の血管を広げるイメージを持つと自分はうまいこと作業する際にその感情になれるのかなと思います。
また、逆に制御が効かないときは1on1を活用したり、自分用のプライベートレポジトリに書きなぐる、ということをするとある程度制御できるのかなとも思います(最近はしずかなインターネット に書いていくと、雰囲気がいいので落ち着くみたいなところもあったりします)
注意点
特に怒りに関しては、コントロールが難しく、またあえてスコープを絞っているため様々な問題が発生します。
例えば、
- 実装にミスがあり、バグが起きる
- ふと話しかけられた時、相手を不快にさせてしまう
- オフィスの空気を悪くする
実装にミスがあり、バグが起きる
ここについては、怒る前にテストや型を付けておき、ミスが起きにくいようにしましょう。特にテストがない箇所を触る際は先にテストを書いておくのを強くおすすめします。
ふと話しかけられた時、相手を不快にさせてしまう
ここは、できるだけリモート時など他人に見られない場所で怒るか、切り替える単語を用意しておきましょう。例えば僕であれば「ちょっといいですか?」と声をかけられた際は必ず「もちろん!」と発することで気分を切り替えています。
オフィスの空気を悪くする
使っても数分だけ怒りエンジンをかけるためにするのがおすすめです。