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「改善99%」の施策づくりでできた「まかない夜ご飯」


こんにちは!Wantedlyコーポレートチームの山本あずさです。

スタートアップではスタンダードだと思いますが、弊社にもものづくりのための考え方がいくつかあり、それに沿ってエンジニアやデザイナーがサービス作りをしています。

弊社ではそういった部署だけでなく、コーポレートチームでもものづくりの思想に沿って施策づくりしていくことを大事にしています。今回は弊社の「改善が99%」という思想に基づいて出来た「まかない夜ご飯」の施策についてご紹介していきます。


「改善が99%」とはなにか

弊社では、ものづくりにおいて一番大切なことは「使われるサービスをつくり出すこと」だと考えています。どうつくるかでいくと、完成形を作りきって世に出して終了ではなく、一旦サービスリリースをして、ユーザーの反応をみて、使われるサービスへと改善していく。この思想をもとに、コーポレートチームでも施策や仕組みをつくった際には、一旦社員に使ってもらい、反応をみて、皆に受けることがわかってから拡大させていくことを実践しています。


きっかけは社員の一言から

弊社では4半期に1回、働く環境改善のために生産性に関するアンケートを行っています。

その中に「夜ご飯を食べる場所がオフィス近辺にない」という意見がありました。

弊社は全体のうち6−7割が若手の男性社員。そのため、社員のほとんどがコンビニで買った夜ご飯をオフィスで食べるといった形で不健康な食生活を送っていました。


お店がないなら自分たちで夜ご飯を作ってみる

お店が近くにないから食べる場所がないといった負を解決したいと思い、「まかない夜ご飯」という施策を開始。まず最初に行った施策は、月1〜2回でパート社員が鍋やカレーを10食分程度作り500円で販売することです。これを小さく試してみたら、毎回すぐに売り切れることから需要がありそうだと考え、元飲食で働いたことのある方を採用し、週1でこの施策の実施を継続させました。

その結果、次の四半期の生産性に関するアンケートから、この施策が「コスパよくコンビニ飯より温かい美味しいご飯が食べられる」といった観点から好評であることが判明。この施策の回数をもっと増やして多くのメンバーの役に立ちたいと考えました。

回数を増やすという観点で、次に行ったのが近くにある八百屋さんのお弁当を事前に購入し、500円で販売するといった方法。しかし、温かみに欠ける点や健康的な食生活になるイメージが湧かないといった点、コンビニまで歩いてお弁当買うのとあまり変わらない点から、あまり受けがよくありませんでした。

この失敗から、誰かが作った温かいご飯を食べられる回数を増やす必要があることがわかりました。


受ける施策は拡大させていく

誰かが作る温かいご飯を食べられる回数を増やすためには、作ってくれる方の人数を増やすことが必要です。そこで「タスカジ」という家事代行サービスを使い、料理をしてくれる方を呼ぶということを実践しました。

始めた当初、タスカジでいらっしゃった方は、現在20食分男性社員向けの料理を作っていただくことをお願いしているのですが、20食分の材料の量や赤字が出ないよう予算内で行う買い出しなど普段の家事で行う料理とは勝手が違う部分も多く大変そうでした。それに対し、元飲食で働いていた社員のノウハウを共有することで20食分以上の美味しい料理を作っていただくことに成功。現在では毎回20名以上の社員たちに料理を提供することに成功しています。



多くの社員が利用する施策に成長

現在では週2回「まかない夜ご飯」の施策を実施することができるようになり、全体のうち半分の社員が利用する施策にまでなりました。また、結果としてチームを超えたコミュニケーションが生まれる機会にも貢献しています。

最初に「改善99%」の思想に沿わず、毎晩コンビニ飯で済ます食生活を解決するために施策内容を決めてしまっていたら、誰か作ってくれる方を探したり、利用者数が読めなくて赤字を発生させたりと、全社にプラスになる施策を作れなかっただろうと思いました。今後も弊社で働く社員みんなにプラスの施策をつくっていけるように、皆の需要を汲み取り小さく初めて、完成させず良くして拡大させていく形で進めていこうと考えています。

弊社ではこの他にもものづくりの思想をもとに動いている施策や仕組みがたくさんあります。他にもどのような風にカルチャーのもと働く環境がつくられているのか気になる方は是非、お気軽に私たちのオフィスに遊びにきてください!

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