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こんにちは。株式会社TORIHADA カルチャーデザイン室の平山です。
今回は、男性育休を経験したPartner Success チームGeneral Manager鈴木にインタビューしました。
“自分自身が成長し続けなければ家業が潰れる”自己成長のための転職
目次
“自分自身が成長し続けなければ家業が潰れる”自己成長のための転職
ー 前職がパン屋さんの店長とのことですが、TORIHADAに入社までの経緯を教えてくださいー
人と比べないで結局自分がどうしたいか。どうなりたいか。
ー 実際に入社してー
ー 今回GMへの昇格と育休取得を同時期に実施する決断をできた背景を教えてください ー
ー 実際 1ヶ月間の育児休暇はいかがでしたか?ー
ー 復帰後はどのように両立していますか?ー
“マネージャー不在のチーム”育休復帰後高まった団結力
ー これから家庭を持つ社員に伝えたいことはございますか?ー
まとめ:男性育休を取得した鈴木が思う男性育休取得率100%のTORIHADAのその裏側とは
ー 前職がパン屋さんの店長とのことですが、TORIHADAに入社までの経緯を教えてくださいー
まず、パン屋になったきっかけは父親がパン職人だったことです。僕は高校の商業科に通っており、自営業でパン職人の父親を見てて面白そうだなと思いその道に進もうと思いました。進路についても色々考えたのですが、卒業時に継ぐのではなく、まずは社会勉強のためパン屋業界の大手チェーンへ就職しました。
入社後は 製造も販売もやらせてもらって4年目で店長を任せていただいたことをきっかけに世界が変わりました。
マネジメントであったり、店舗の売り上げなどに携わるにあたってもっと売れるようにはどうしたらいいかなど工夫が必要になり、ただ美味しいものを作って、良い接客をするだけの世界ではなく商売の大切さを身にしみて感じるようになりました。
その際に、SNSなどを使ったマーケティングに興味を示したのですが、母体の大きな会社だったので身動きが取りづらく、思うような挑戦には至らなかったことから、もどかしさを感じはじめ改めて人生について考え直しました。
店長としても非常に良い経験ができていたものの、将来実家のパン屋をサポートするために必要なスキルを考えると、若い今のうちにマーケティングに関わる仕事にチャレンジしたいと思い転職を決意しました。
転職活動では、未経験ということもあり書類選考も全然通らず非常に苦戦をしていたのですが、WantedlyというサービスでTORIHADAの人とカジュアル面談をした際に、TORIHADAの話を伺い、「大変そうだけど成長できそうなフェーズだ」と思い選考へ進んだ結果、やる気を評価いただけたようで無事内定をいただけました。
自分としては拾っていただいたからには絶対に成果を出して貢献した上で、成長したい!と思い入社しました。
<プロフィール>鈴木康允(Suzuki Yasumistu) / Partner Success Manager 神奈川県生まれ。2014年 商業高校卒業後、株式会社レアールパスコベーカリーズに就職し、4年の経験を経た後22歳という最年少店長に抜擢されました。1店舗目での実績が評価され1年後に旗艦店の店舗を任され、さらに1年後大型店舗のオープニング店長を任されました。その後、新店舗の運営が落ち着き、新たな挑戦としてSNSを学ぶため、2021年 株式会社TORIHADAに入社。入社後、子会社のPPPSTUDIOに配属され、5ヶ月ほどクリエイタースカウト業務に携わり、新規クリエイターの獲得、クリエイターマネジメントを担当しました。その半年後、CGC(広告用動画納品)の営業メンバーとして、各代理店への営業活動開始。その後、ByteDance社と連携し新プランのTTCXメニューの拡販に貢献しました。2024年1月には代理店様向き合いの営業チームに異動。異動後、製薬会社、大手飲料メーカーなど様々なクライアントを担当し、2024年7月 1ヶ月の育児休暇を取得する運びとなりました。育休明け2か月を経て2024年10月にPartner Success Manager就任。
人と比べないで結局自分がどうしたいか。どうなりたいか。
ー 実際に入社してー
入社後はCGCというクリエイターを活用した広告用動画クリエイティブを販売するチームへ配属されました。未経験での入社だったため、当時は戸惑うこともありましたが、今思えば比較的難易度が高くなかったため、仕事に慣れてからは地味な仕事をコツコツとこなす日々だったと思います。
時に、新卒で入社した方や同年代で未経験から入社した若手でも大きなプロジェクトの責任者に抜擢されるメンバーが多くいたため、悔しい気持ちを感じることも正直ありました。
しかし、そのとき大切にしていたのは、「比べる相手は自分自身」という意識です。他人と競うのではなく、自分がどう成長したいのか、どうなりたいのかを軸に働いていた気がします。
当時の業務はTHE広告代理店!のような派手な役割ではなかったかもしれませんが、今、その時期の積み重ねが基盤となり、今の業務に活きていると感じる場面が多々あります。改めてどんな経験も無駄ではなく、全てがプラスに働いていると感じています。
結局のところ、他人と比べるのではなく、自分自身がどうしたいか、どうなりたいかを問い続けることが何より大事なのだと実感しています。その考え方を持ち続けられたからこそ、自分のキャリアを切り拓く力になりました。
ー 今回GMへの昇格と育休取得を同時期に実施する決断をできた背景を教えてください ー
昇格と育休を両立できたことについては、取締役COOの卯木さんが私のプライベートと仕事を切り離し、公平に評価してくださり、抜擢を提案していただいたことをはじめとして、ライフステージに関係なく、努力を正当に認めてくれる会社の文化にも心から感謝しています。そのおかげで、育休を前向きに捉え、キャリアと家族の両立を自然な形で目指すことができました。
とはいえ、前任の凄腕マネージャーが異動し、後任としてプレッシャーを感じていたのも事実です。特に、チームには新人メンバーが加わったばかりで、育休中にメンバーへ負担がかかるのではないかという懸念も少なからずありました。
しかし、育休取得について迷いや葛藤は一切ありませんでした。信頼できる優秀なメンバーたちならきっと乗り越えられると信じていましたし、この決断が会社やメンバーにとっても結果的にポジティブなものになるはずだと確信していました。その思いがあったからこそ、育休取得という選択に迷いなく踏み切ることができたのだと思います。
ー 実際 1ヶ月間の育児休暇はいかがでしたか?ー
本当に大変な毎日でしたが、それ以上に幸せを感じられる時間でした。育休中は子どもと毎日顔を合わせて過ごすため、その成長を劇的に感じることは少なかったのですが、後から写真を見返すと、その日々がどれだけかけがえのないものだったかに気付かされました。
一瞬一瞬を丁寧に積み重ねる育児の時間の中で、私自身も少しずつ変わり、幸福度が日に日に上がっているように感じています。子どもの成長だけでなく、自分自身の心の変化や視野の広がりを実感することができ、育休は家族との絆を深めるだけでなく、自分自身を見つめ直す大切な時間にもなりました。
ー 復帰後はどのように両立していますか?ー
復帰後は、帰りも遅く奥さんに育児を任せてしまっている分、休日や帰ってからもできる家事を頑張っています。さらに意識していることとすれば”気分の浮き沈み”が無いように意識しています。家では奥さんも大変だったと思うし、娘にもなるべく笑顔で育ってほしいので、私も笑顔でいるように心がけています。
“マネージャー不在のチーム”育休復帰後高まった団結力
ー これから家庭を持つ社員に伝えたいことはございますか?ー
新生児の1ヶ月という時間は、私たち大人にとっての1ヶ月とは全く異なる重みを持つ、かけがえのない時間だと感じています。その貴重な1ヶ月を育休を取得して共に過ごすことで、子どもとの絆がより深まり、家族としての土台を築けると実感しました。
また、育児に関する話題や意見が男性からも積極的に出されることで、職場の良い文化の醸成や男女ともに働きやすい環境作りにつながると思いました。だからこそ、できるだけ多くの方に育休を積極的に取ってほしいと願っています。
一方で、育休中に支えとなってくれたのは、何よりも自分のチームメンバーでした。私の育休中、必要以上の連絡を控え、チーム内で協力し合いながら問題を解決してくれました。そのおかげで、復帰後には以前よりもチームの団結力が高まっているのを実感しています。
気持ちよく休暇を取得するためには、日頃からチームメンバーとの信頼関係を築くことが不可欠だと改めて感じています。そして、これから育休やその他のライフイベントを迎える方々にお伝えしたいのは、チームとの良い関係性を日頃から意識することに加え、育休明けには感謝を形にするためにも、仕事にも全力を尽くし成果を上げることが恩返しだということです。
まとめ:男性育休を取得した鈴木が思う男性育休取得率100%のTORIHADAのその裏側とは
私は、TORIHADAが男性育休取得率100%を実現できている背景には、個人の努力や挑戦を尊重する文化が反映されているのでは無いかと考えています。今回の鈴木さんのインタビューを通して、ライフステージや家庭の事情を尊重しつつ、努力を正当に評価する仕組みが社員の安心感や信頼を育み、結果として「育休を取ること」が自然な選択肢となっていることが分かりました。
また、男性社員が育休を取ることで、育児に関する話題が職場でも共有されやすくなるおかげで、男女問わず働きがいのある環境が整備されていきます。こうした行動が、社員一人ひとりの成長を促し、チーム全体の信頼感を深め、誰もが活躍できる職場環境を作り上げていくと信じています。