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フルリモートやフレックスなど、働き方が多様化する中で、企業とのカルチャー・フィットも重視する方も多いと思います。特に細かい連携とチーム力が必要なエンジニアにとって”エンジニア・カルチャー”は気になるもの。
今回は、別々の部署で働くエンジニア2名(奥津さん、千葉さん)に、カオナビのエンジニア・カルチャーについて話を聞きました。
プロダクト本部SRE部オペレーショングループ
奥津絵里子
新卒でSIに入社し開発保守運用などを行う。その後AWS,githubを使える自社でシステム改善を提案していきたいと思い、2022年2月にカオナビに入社。
プロダクト本部サービス開発部 Data Frontierグループ
千葉一恵
新卒でSIなどのシステム開発を行う企業に入社。その後不動産テック起業を経験後、得意とするPHP経験を活かし、より世の中に貢献できそうなサービスのカオナビに2022年8月に入社。
HRtech業界未経験のエンジニア2人がカオナビにジョインした理由
──どうしてカオナビに転職されたのでしょうか?
千葉:
カジュアル面談でCTOの松下さんからHR業界で働く魅力について伺い、「自分が働いたらどうなるだろう?」と興味・関心が高まり、ご縁があって入社いたしました。転職は2回経験していたのですが、HR業界は未経験だったので、人々の働き方に大きく影響を与えるような社会的意義の強いサービス作りに挑戦したい気持ちがありました。現在は、バックエンドエンジニアとして、ワークフローの新規機能開発や運用・保守を担当しています。
奥津:
新卒でSIerとしてクライアントワークをしていたのですが、AWSをはじめとするよりモダンな開発技術に興味が湧き自社開発をする企業へ転職しました。その中で今度はシステム改善に関心を持ち、カジュアル面談を経てカオナビに転職しました。千葉さんと同じように、HR業界は未経験でしたが、「カオナビ」は前職で使っていたので馴染みがありました。現在は、オペレーショングループにて、ユーザーからの質問に対する回答や、不具合の改修などを中心に仕事をしています。
──カオナビに入社する前と後でカオナビに対する印象は変わりましたか?
奥津:
BtoBプロダクトを扱う企業は、堅い社風なのかなと思っていました。ところが入社してみると定例会でもみなさんどんどん発言するし、プライベートなチャットも活発で、明るくて活気のあるイメージに変わりました。
Slackのパブリックチャンネルは自由に作れるので、そこで例えば、読書やヨガなどの趣味の話や、PC周辺機器などの備品の話などさまざまなトピックで、別のチームの方と交流ができて、非常にいい文化があると思います。
千葉:
転職をするときには必ずエージェントに企業の社風を聞くようにしています。カオナビの場合は「スタートアップのような和気藹々という雰囲気よりはビジネスライクな考え方の人が多いかもしれない」という話を聞いていました。
ところが入社すると、困ってるときにはお互いに助け合うカルチャーが根付いていました。質問や相談をSlackのチャンネルに投稿するとたくさんの方が意見をくださり、むしろあたたかい雰囲気だなと思いました。
Slackでは、エンジニア全員が参加しているチャンネルがあります。そこで相談事や悩み事を投稿すると、社内のエキスパートがすぐに有益な情報を提供してくれます。業務をしていく上で助けられたことはすごくたくさんあります。
エンジニア・カルチャーを支えているのは一人ひとりの主体性
──エンジニア・カルチャーの特徴について教えてください。
千葉:
私がカオナビで一番すごいと感じているのは、ドキュメントの管理です。膨大なドキュメント数があるにも関わらず、多くが最新状態にアップデートされています。社内の情報共有ツール(Confluence )で検索すると、ほとんどの場合に解決策が見つかります。
ドキュメントは自由に書いてアップロードしていいという風潮があります。難しいのは、資料をどこにカテゴライズして格納するかだと思います。実はカオナビにはライブラリアンという方がいて、ドキュメントのカテゴリ分けに迷ったときに特定のフォルダに置いておくと、詳しい人が分類して全てではないですが綺麗に置いておいてくれます。
奥津:
私がカオナビのエンジニア・カルチャーで特徴的だと思う点はやはり、助け合いの文化です。例えば、エンジニアのうち67%(2022年3月末日時点)のメンバーがSlackの中に個人分報を作っていて、そこで「これどうしよう?」みたいに呟くと、みなさんすぐに反応してくれるんですね。
社内のエキスパートやテックリードと呼ばれる方が反応してくれるケースも多いです。一度反応してもらえると、「こういうことで困ってるんですが、聞いてもいいですか?」というように、有益なコミュニケーションにつながります。
──カオナビのエンジニアの方はオンとオフを切り替えて効率的に業務をなさる方が多いですが、お二人はいかがですか。
奥津:
前職までも自己研鑽する時間は取れていましたが、カオナビでは、エンジニア勉強会が隔週で開催されるくらい盛んに行われており、自主的にキャッチアップする雰囲気があります。すると自分も頑張ってもっとスキルを磨こうと思うようになり、前職と比べて勉強する時間は増えていますね。
また隔週で「カタリバ」という会議があるのですが、運営体制が明確じゃないにも関わらず、社員の方々の自主性によって、きちんと実施され続けているのは、本当に社員一人ひとりの主体性を感じさせます。直近では「PHPでなんちゃってRedisを作っている話をします 」、「大人数でのふりかえりTips」「今日からできるa11yの検証 - 基礎知識を添えて」などがテーマでした。
千葉:
カオナビの社員は、メリハリのある働き方をする方が多いです。私も業務時間は仕事に集中して、やることが終わればパッと帰ることで、自分の時間を持てるようになりました。前職では、仕事の後に勉強をしようという気力がなかなか湧きませんでした。カオナビに入社して、気になるテーマの本を読もうとかネットで調べようというモチベーションが上がりました。環境が変わると行動も変わるんだなと実感しています。
社内勉強会が頻繁にあるのは初めてで、カルチャーショックを受けました。登壇者も偏ることなく、さまざまなテーマでさまざまな方達がお話しされます。他のチームの方の人となりを知ることができる機会があるというのは素敵だと思います。
──エンジニア・カルチャーはどのように生まれてきたと思われますか?
千葉:
現場でよりよいものを模索する文化があるからではないでしょうか。私のチームは週に1回振り返りをするんですが、その場で課題を共有してみんなで解決策を考える。一人ひとりに助け合いのマインドが根付いています。
リモートワークだからこそできるコミュニケーションがある
──リモートワーク下でのコミュニケーションについてカオナビが工夫していると感じる点はありますか?
奥津:
カオナビのエンジニアチームは、ほとんどの人がリモートワークです。少ない人だと3ヶ月に1回。多い人でも週1〜2回ですね。地方に住んでいる方は、もうほとんど出社していないと思います。
Slackのハドルに常駐している人が多くて、トピックを設定しておくことで何について話しているかわかるので、ちょっと内容が気になったら気軽に参加することができます。リモートワークにあったコミュニケーションの取り方で工夫しています。
──リモートワーク下においてはコミュニケーションがより柔軟になっているということでしょうか?
千葉:
チームごとに新しいコミュニケーションを柔軟に設計していますね。例えば、私のチームは週に1回お茶会の時間があります。そこでもSlackのハドルで音声だけで喋ります。トピックは仕事の悩みからプライベートな話、雑談など、自由に話していいんです。リモートワークだからこそ実現できて、他の方のパーソナリティも知れるいい機会になっています。
──カオナビのエンジニア・カルチャーにフィットするのはどのような人材だと思いますか?
千葉:
ほぼフルリモートですので、自分から積極的に発言できる人が向いていると思います。あとは、自分からアウトプットを生み出して、みんなでそれを共有することに楽しみを感じられるのならいいと思います。ですから、受け身の人はちょっと社風に合わないかもしれませんね。
奥津:
自己開示をする人。自分が持つ技術や知識をどんどん発信して、周りを巻き込んでいける人が向いているのかなと思います。自分の殻に閉じこもる人は、フルリモートだと特にコミュニケーションしにくいので、オープンな態度な人だとフィットするんじゃないかと思います。