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東京育ちの都会っ子が北海道に移住したのはなぜ?

志田 芳美(Shida Yoshimi)

Contents Director / 安平team
1996年生まれ。東京出身。大学時代は立教大学に進学しスポーツ栄養を中心にウェルネスとしてのスポーツについて学ぶ。卒業後はリクルートに入社し、中途採用の法人営業を行い、幅広い業界の採用支援を行う。その後2021年4月にFoundingBaseにジョイン。安平町にて教育チームとしてあびらぼの運営に携わる。

女版ターザンだった幼少期

1996年7歳の兄、6歳の姉の3番目に生まれました。年の離れた末っ子ということもあり、親も育児に慣れたせいか、親からは基本的に放し飼いをされていたため、なんでも自由にやり放題。
親と買い物に行っては、帰る場所は家ではなく迷子センターが日課でした。また、とにかく外で遊ぶことと虫が大好きで、どこの高さから飛んだら痛いのかを実験するために、敢えて高いところに登って飛び降りたり、公園中の芝を掘り返しては幼虫を持ち帰っていたり、、、例えるならターザンそのものだったなと思っています。
5歳の時に兄の影響で、サッカーを始めました。当時は女子がサッカーをやるのは珍しく、いい意味でも悪い意味でも注目をされましたが、マイノリティな中で実力で存在価値を証明したい!と思い、楽しんで練習に励んでいた記憶があります。

挫折と母親の鬱

中学時代は人生で一番辛かった時期でした。
中学入学と同時に女子サッカーのクラブチームに入りましたが、そこで大きな挫折を味わいます。13歳~社会人まで所属しており、過去は全国2位をとったことのある強豪チームだったため、自分のプレーが通用しない、メンバーからは必要とされない、楽しくない、どんどんサッカーが嫌いになり、毎日泣きながら通っていました。

一方学校の勉強は、自分のペースでなんのプレッシャーも無く勉強ができたためとても楽しく感じながら通っていました。しかし、放課後はほぼ毎日サッカーの練習があったため、友達と遊ぶことはできず、悩みを相談する人もいなかった状況でした。そのため、学校では「できる生徒」を演じて、とても自分らしくなかった時期でした。

そんな中、中学2年生の時に、母が鬱になりました。当時の私は一番母と一緒にいる時間が多かったため、近くにいる人を自分が不幸にしてしまったと、毎日後悔をしていました。ただこの経験から、「困っている人は放っておけない」というおせっかいさと正義感はかなり形成された気がします。
また、父の冷静で早急な判断のおかげもあり、母の病気は入院後すぐに回復しました。苦しい姿を見せず冷静にやるべきことを淡々とこなしている父のタフさはとても尊敬しており、今でも憧れの存在です。

チアダンスとの出会い

チアダンスという競技に出会い、そこから考え方や世界が大きく変わります。 
高校は都内の私立進学校へ入学しました。サッカーは高校進学を機にやめたため、何か新しく熱中したいと考えていた時に、部活紹介でチアダンス部の演技を観て感動し、即入部を決断しました。
高校1年の時に全国優勝を経験してから、チームみんなでトップを目指すことがとても楽しく、そのプロセスが何よりもかけがえのないものになることを実感したため、大学でもチアダンスを続けました。
大学のチームでもキャプテンとして「全国優勝を目指す文化づくり」をテーマとして掲げ、予選敗退チームから、全国大会常連チームにまで成長することができました。

チアダンスは協調性や一体感をより重視するスポーツであるため、「誰一人もこぼさず役割をあたえ、居場所をつくる」ことが結果的に良い演技につながる競技特性なこともあり、とてもやりがいが大きく、社会人になっても続けるくらい大好きなスポーツです。

チアダンスに出会えたおかげで、ネガティブで引っ込み思案になっていた性格が、ポジティブで恐れ知らずな性格を取り戻し、何事もチャレンジするようになりました。

リクルートでの経験

新卒でリクルートに入社しました。
当時やりたいことが特になかったため「スキルを身につけたい」「働いている人の魅力」で入社を決めましたが、本当にいい経験をさせてもらえたと思っています。

入社して転職するまでの2年間、中途採用の法人営業をしました。
入社半年は中小企業相手に毎日100件のテレアポ新規開拓営業をし、同期と切磋琢磨しながら毎日苦しいながらも楽しんで仕事をしていました。

入社半年以降から、大手企業担当の部署に異動し、優秀な先輩の背中を見ながら、できない自分と毎日向き合いながら働きました。
企業が大きくなればなるほど、巻き込む人も増え、それぞれのメリットを伝えながら動かしていくことは、難しかったですが、とても良い経験だったと思っています。
そして何よりも学びになったのは、「本気で顧客のために何かしたい」「中途採用で社会を動かす」という先輩方のスタンスと行動力でした。
営業の参考書のような人たちで溢れる環境で仕事ができたことは本当に大きな財産です。

FoundingBaseへの入社は「縁」「直感」「タイミング」

東京育ちの都会っ子が今はFoundingBaseに転職し、北海道に移住して働いているのですが、入社理由は大きく「縁」「直感」「タイミング」だと思っています。

「縁」についてですが、社員の松岡が私の中学の元副担任だったこともあり、FoundingBaseのことは知っていたこと。
「直感」については、中途採用の営業をしてきた経験から、「どんなに求職者に選択肢を増やしても、選ぶ力がないと意味がない」「自分の選択を正解にできる力を育てたい」と思い教育に携わりたいと思ったこと。
また、約半年間教育系のNPO法人で兼業をしていたこともあり、教育のリアルな現実を知り、問題意識を持ったこと。
「タイミング」については、チアダンスの競技を引退したため、東京にいる理由がなくなったことと、その地域に住みながら、地方創生を行うことは今しかできないこと。
大きくこの3つで決断しました。

実際に働いてみて、子供たちに直接関わりながら企画をし試行錯誤できるのは、非常に手触り感がありますし、面白いです。
FoundingBaseを選んで本当に良かったと思っています!

今後は、教えない放課後教室「あびらぼ」の運営を中心に、めちゃくちゃ面白い!と思ってもらえるような授業づくりや、子どもたちが自分主体で挑戦できる機会を、伴走者として創っていきたいです。
また、私自身も挑戦の精神を忘れずこの生活と仕事を楽しみたいと思います!

このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
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