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【創業ストーリー】うれしいをシェアできる仲間を増やす。波乱万丈の人生を経て代表中川が気づいたこと。<前編>

みなさん、こんにちは!dual&Co.採用広報です!

今回は、dual&Co.代表の中川にインタビューをしてきました!

dual&Co.を創業するまでに至った経緯について色々伺ってきましたので、是非最後までご覧ください!

人生観を大きく変えた瞬間

学生時代に人生観を変える出来事があったと伺っておりますが、どんなことがあったのでしょうか。

私は大学を卒業する直前に阪神淡路大震災の被災者になりました。卒業に必要な単位が足りず、留年する前提で就職活動もろくにせず、バイトをしながら学費を貯めなきゃなと思っていた矢先の出来事でした。この経験が私の人生観を大きく変えました。

大学卒業という重要な時期に生き残ることができた自分は運が良かったと思っていて、その時「人間はいつ死ぬか分からない」と認識しました。

その際、困ったことに大学側が被災者に対して、単位が足りない学生も卒業を認める特別措置をとったんです。私もその対象者となり、そのまま卒業させてもらいました。しかし、就職活動をしていなかったので卒業してからは少しフリーターをした後に、何か仕事をしなくてはという思いで営業職かつ歩合の良いところを探し始めました。

会社への不満が募り辞職

そんな大変なことがあったんですね…大学卒業後はどんな会社に就職したのでしょうか。

その中で出会った不動産会社に営業職として新卒入社した私は、必死に努力を積み重ねました。その結果、入社して間もなく営業レコードを塗り替え、成績もかなりのハイスコアを叩き出すようになったんです。

その一方で、会社の方針ややり方に違和感を覚え始めるようにもなりました。

営業ノルマが厳しすぎる上、メンバーにしっかりとした指導もないまま、ただただ売ってこいというセリフだけが飛び交っている環境を目の当たりにし、「個人ではなくチームで取り組めばもっと良くなるのではないか」と思ったんです。実際、自身のノルマを早々に達成した後は、個人的に未達成の同僚のサポートをしたり、うまくいく方法を共有したりしていました。しかし、理不尽な体制を貫く会社に対して不満が募っていき、最終的には将来性を自分の中で見限り辞職することを決意しました。

震災での大惨事を受け、死が間近に迫った経験から何事にも動じなくなり、自分自身恐怖というものを感じなくなってきていました。こうして、新卒入社した会社と震災での経験が重なり、「自分がいつ死ぬかわからない中、納得できない状況で生きていくより自分の思うままに生きてみよう」と考えるようになりました。


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上京して事業立ち上げ

とてつもないブラック企業だったんですね...辞職後はどんなことをしていたのでしょうか。

不動産会社を辞めた後、大学時代のアルバイト先で知り合った先輩の紹介で、インターネットの関連事業をやっている会社に転職しました。

仕事としてはエンジニアやデザイナーの外注管理をメインでやっており、そこでフリーランスでエンジニアをやっている方たち何人かと知り合う機会がありました。

当時の会社は大阪に本社を構えていたのですが、私が入社して半年が経った頃に東京支社を立ち上げる話が持ち上がりました。

私は上京したいという想いをかねてから持っていたため自ら手を上げたところ、支社開設のため東京に上京できることになりました。

取締役メンバーとの出会い

上京のチャンスが突然舞い降りてきたんですね!東京では、どんな事業を展開されたのでしょうか。

東京に来てからは、仕事で知り合ったエンジニアの方々と一緒に事業を立ち上げたのですが、当時はチーム単位で動いていたというより、自分が取ってきた案件の対応を任せる形をとっていました。

実はその時声を掛けた2人が創業メンバーであり、現在もdual&Co.の取締役として会社を支えてくれています。

当時エンジニアの2人はまだ学生だったのですが、その時フリーで動いていた私と3人で会社を起こしたのが最初の起業になりました。


事業拡大を経て、バイアウト

創業メンバーと長い間やってこられて素敵ですね。起業後にバイアウトも経験されたとお伺いしました。

24歳の秋ごろに3人で独立し事業を立ち上げた後、ある程度規模が拡大したのでバイアウトに至りました。
バイアウトに至った経緯の中にも様々な事がありました。

最初の起業からしばらく経ち、利益も上がってきたころで上場を視野に入れ始めたんです。
というのも、当時東証マザーズ市場が開設されたこともあり、上場のハードルが低くなっていました。

ただ、上場と言っても一筋縄ではいかないので、私たちは上場を狙っている企業とタッグを組むべく、バイアウトを選択しました。

バイアウトを経て、私は常務取締役に就任したのですが、上場に向けてまたしても多くの困難が立ちはだかりました。

常務取締役退任後、子会社の社長へ

バイアウトして常務取締役就任後、どんな困難があったのでしょうか。

バイアウトしたのはいいものの、実は私たちの会社の事業規模が大きかったこともあり、審査基準からみて上場することが厳しくなってきました。

その結果、上場する直前に私は常務取締役を退任したのですが、ここで物語は面白い方向に進展することになります。

実は、当時上場していた別の会社が私たちの会社を買収することになり、私はその子会社の代表にならないかと話を持ち寄られ、そのまま就任することになったんです。

上場企業の子会社の代表に就任した後、経営に関する知見や経験もなく、経営者としても未熟だった私は多くの挫折や苦難を味わいました。

本当の経営についてなにも分からなかった自分がいざ大手資本に入り、多くの制約がある中、私は会社を拡大することだけを考えて動きました。


理念なき経営が招いた人生最大の挫折

上場企業に参画するなんてすごいですね!経営は順調だったのでしょうか。

手探りの中会社経営を進めていった結果、外見上利益が上がっていたものの、内部では揉め事が多発しました。これは、理念やビジョンを特に定めずに経営を推し進めたことが招いた結果と言えます。

その後思わぬ出来事により、業界ごと消える事態が起きてしまいます。

当時の会社ではモバイル広告関連事業をやっていたのですが、法律改正の影響で事業撤退まで追い込まれることになりました。当時取引をしていた顧客はこの法律改正に深刻な影響を受け、広告を出すどころではなくなり、広告料の粗利だけで3億近くあった私たちもある日0になり、業界全体がなくなる事態となってしまいました。

再起不能となり全責任を負い辞任

前代未聞の事態だったんですね...その後、辞任に至るまで何が起きたのでしょうか。

さらに親会社の業績が元々悪かったこともあり、私たちの方でリストラに踏み切った結果、会社が再起不能のレベルまで落ち込み、共倒れの危機に瀕することとなります。

これを受けて再生プランとなる事業計画をいくつか作ったのですが、親会社のオーナーが外部の者を呼び込んで経営に携わるようにしてしまった事によって、私たちの会社の状況は更に悪化してしまい、2008年3月、私は全責任を負って辞任することになりました。

この出来事は、これまでの人生を振り返っても唯一の大きな挫折だと思っていて、軽いトラウマにもなっています。

運命を変える二度目の起業

辞任後二度目の起業をされたと伺っておりますが、どのような経緯で起業したのでしょうか。

実は子会社の代表を務めていた頃、広告事業とは別にシステム事業も創業メンバーと共にやっておりました。

売り上げ規模こそ広告事業には劣るものの利益規模は十分にあったので、辞任後は親会社からの営業譲渡という形でシステム事業を引き継ぎ、創業メンバーと共に再構築して二度目の起業となりました。


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マネジメントで動く組織へ

2回目の起業後、どんな組織を目指そうとしたのでしょうか。

二度目の起業をした時、代表時代に会社に所属していた社員の何人かが自分に付いてきてくれました。

しかし、中には働かずにただ居座っているだけの社員も付いてきてしまいました。

それを受け、前回の組織経営で大失敗してしまった経験がある私は、今回の起業でマネジメントによる経営を目指そうと決めました。

そこから勉強しようと色々な本を読んでいた中で、あるコンサルタントの本にビビッと来たんです。その本のセミナーに参加してみたところ、自分が目指す組織経営とマッチしていたため、私は組織のコンサルティングをその方にお願いすることにしました。

それがきっかけで最初の起業から13年目にして初めて組織経営に関する勉強を始めました。その結果、これまでの自分自身のやり方が大きく間違っていたことに気付き、これまでのスタイルを全て捨て去り、自分を中心に動く組織からマネジメントで動く組織へと変えていかなければならないと思うようになりました。



前半記事では代表のdual&Co.創業までの人生をメインに取り上げさせていただきました!

後半記事では、これまで激動の日々を送ってきた代表が見据えている未来から会社経営に対する想いに迫っています!

後編も必見です!ぜひご覧ください!


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