＜募集中！＞AbemaTV立ち上げメンバーが「新規事業」に特化した開発チームを結成

2018年7月、サイバーエージェントのメディア管轄において、クライアント領域の専門技術組織CATS ( Client Advanced Technology Studio ) が新設されました。AbemaTVの立ち上げメンバーが中心となるこの組織では、今後メディア管轄でリリースする新規事業の立ち上げに積極的に携わっていきます。そんなCATSではどんなエンジニアを求めているのか？CATS組織発案者でもある長瀬にインタビューを行いました。

長瀬 慶重

株式会社サイバーエージェント　執行役員

2005 年 株式会社サイバーエージェントに入社。入社後は、アメーバブログを初め、アメーバピグ、ソーシャルゲーム、コミュニティサービスなどのサービス開発に従事してきた。

現在は、「AbemaTV」の開発本部長を務めるほか、「技術政策室」の室長として、エンジニアの組織戦略や採用、技術力をさらに向上するための評価制度などの環境づくりにも注力している。

AbemaTVの立ち上げを経験したベテラン勢に引っ張られ、若手の成長スピードが加速

ーーまずCATSについて教えてください。

今回CATS ( Client Advanced Technology Studio ) という新組織を設立したのですが、私がそこに期待していることは、スピードとクオリティを担保して新サービスを立ち上げていける、クライアント領域の専門技術集団になって欲しいという部分です。というのも、この先1〜2年の間で、新サービスをいくつも立ち上げる構想を考えています。これをスピードとクオリティを両立させながら進行するためには、クライアントエンジニアを1つの組織に集め、同じチームのメンバーが複数の新規案件に携わることで、ノウハウをチームに還元し、新サービス立ち上げの開発効率化が図れると考えています。

ーー発足に当たって、どんなメンバーを集めたのですか？

クライアント、iOS、Androidそれぞれ「AbemaTV」の立ち上げメンバーをリーダーとして集めています。クライアントは佐藤歩（@ahomu ）iOSは伊藤恭平（@KyoheiG3）Androidは降矢大地（@wasabeef_jp）私が言うのも何ですが、その業界においてはトップクラスのエンジニアが揃っています。そして、その下に勢いのある若手エンジニアを配置しています。これは過去、サイバーエージェントがずっと続けてきた育成の勝ちパターンですが、新サービスの立ち上げの時は、常にトップエンジニアに若手をつけ、技術的に高いレベルに引っ張っることを続けてきました。若手エンジニアにとって、彼らと一緒にプロジェクトに携わることは、間違いなく成長・覚醒する機会だと思いますし、組織はもちろん業界を牽引する存在になってくれることを希望しています。

ーーこれからどんなサービスを開発していくのでしょうか？

実は第1弾として、6月末にベッティングサービスのSUPERCHOICEをCATSメンバーによる開発でリリースしています。まだ詳細は言えないですが、今も新サービスのリリースに向けて開発を進めており、今後も年に2〜3の新サービスが世に出せると良いな、と思っています。

新しい技術にチャレンジできる機会は多いけれど、新しい技術だけが正ではない。

ーーどんな人が向いていますか？

エンジニアには様々なタイプがいますが、CATSでは新しい技術をインプットし試してみたいという好奇心旺盛なタイプが合っていると思います。現在、既存プロダクトの運用に関わっていながら、こんな技術やあんなアプローチを試してみたいと思っているエンジニアにとって、新規事業に特化しているCATSは魅力的な環境ではないでしょうか。特にクライアントは技術的に大きく振りにいけるタイミングって、やはり新しいプロジェクトだったりします。そういう点でも、CATSが今の時点で関わる新規プロジェクトは複数あるので、新しい技術にチャレンジできる機会は非常に多いと思います。

といっても、新しい技術を使うことが正解だというわけではなく、正しい技術選定ができるようになりたいと考えるエンジニアを求めています。〜〜が使えるから技術力があるのではなく、新しい技術に対して常にキャッチアップし、使いこなすことに共感するエンジニアに来てもらいたいです。

ーー携わるのは新規だけでしょうか？

常に新規だけに携わるわけではなく、立ち上げたサービスをいかに効率よく運用していくかも課題になってくると思います。技術的な負債を返却したいといった課題に対しても、技術的にチャレンジした切り口でアプローチしていく機会もあります。といっても、新規と既存のバランスは本人の希望をもとに適切に配置していくことになります。

「技術のサイバーエージェント」を牽引する存在であって欲しい

ーー新規立ち上げのプロフェッショナル以外でCATSに求めることはありますか？

技術を資産化することで「技術のサイバーエージェント」を牽引する存在であって欲しい気持ちはあります。技術を資産化というのは、例えばサイバーエージェント全体では100を超える無数のプロジェクトが存在し、各々がエンジニアの裁量権で自由に技術選定ができるのがサイバーエージェントの良さです。あえて統制をとらず、自由闊達に多様な技術を取り入れるのが技術カルチャー。反面、新規プロジェクトで新しい技術を導入したのは良いけれど、そのプロジェクトの中でノウハウが閉じられがちで、他のプロジェクトや他部署に広がりづらい一面もありました。そんなサイバーエージェントらしい自由な技術カルチャーの中で、どうやったら技術を会社全体に流通させる仕組みを作れるか。その解決方法の1つとして、特定の技術をもったエンジニアを集めCATSとしてネットワーク化させることで彼ら彼女らの技術やノウハウを、会社や事業全体に還元していく仕組みも作れたら、より強い技術組織になると考えています。なので、チームで働くこと、組織を構築することに興味がある人にとっては、そういった部分にも関われるチャンスが多くあると思います。

ーーCATSにどんな組織に育って欲しいですか？

CATSを通して、エンジニアのネットワークが密になることを期待しています。社内だからこそ伝えられる技術的なノウハウはたくさんあって、全社を通じて技術が流通していくのにCATSが役割を担って欲しいなと。新サービスの立ち上げを多く経験するということは、多くのノウハウがその人に貯まっていくということでもあるので、上手く組織に還元できることが理想です。そして、サイバーエージェントのクライアント開発のレベルを更に高めていけたらと思っています。

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